◆沖縄の電信~明治から太平洋戦争まで
沖縄県の電信は、前回ご紹介したように1896年(明治29)10月、本土の電信開始から27年目にしてようやく実現した。
海底線敷設によって、はじめて直接県外通信が可能となり、やがて島内通信整備が始められるようになった。大正末期までには、次の主要町村に電信線が延びた(開設順)。
名護、糸満、読谷山、羽地、本部、恩納、今帰仁、宜野湾、金武、西原。
海外連絡とし . . . 本文を読む
◆沖縄の電信事業のはじまり
モールス通信のブログを始める前から、沖縄の第2次世界大戦前の通信事情はどのようなものだったのか、ぜひ知りたいことの一つでした。ブログを始めた一昨年、電電同友会沖縄地方本部にも照会してみましたが、戦前のことを知る人はいず、史料も会にはないとのことでした。このたび、「九州の電信電話百年史」を読み、明治時代の沖縄の電信のことが少し分かりましたので、ご紹介します。通信士の養成 . . . 本文を読む