1.電信事業の創業
わが国の公衆電報取扱いは、明治2年(1869)9月19日に東京横浜間の電信線建設工事が着工したときをもって始まった。なお、9月19日は、太陽歴では10月23日にあたり、この日を電信電話記念日と制定していることは、すでに周知のとおりである。
この電信線建設工事は、横浜傳信機役所(明治2年9月19日、わが国最初の傳信機役所)の地を起点として、神奈川から東海道を東京に向かって進め . . . 本文を読む
◆寄稿
赤羽 弘道
出典の「記憶の残像~つつましく傘寿を生きる」には、著者赤羽氏の2年間の軍隊生活の記述に1章を当てている。満20歳のとき学徒出陣として、逓信省逓信官吏練習所を4カ月で繰上げ卒業となり、金沢の東部第54部隊に入隊、のち戦地上海に渡り、1年半で終戦、国民政府軍の下で俘虜生活を送り、生きて復員するまでの2年間の若き日の軍隊体験を回顧している。これまでの「軍隊と通信(その1~3)で . . . 本文を読む