おやつと本とアートで綴るhirorinの思い出

おいしいもの・小さくて可愛いもの・アート・本が大好き。これからも健康に注意しながらおやつを食べ続けることを誓います。

「小さいおうち」 中島京子

2011年03月20日 18時54分00秒 | 読書

第143回直木賞受賞作。

赤い三角屋根の家で美しい奥様と過ごした、女中奉公の日々を振り返るタキ。そして60年以上の時を超えて、語られなかった想いが現代によみがえる。

戦前の中流家庭の豊かな生活がとても丁寧にきれいに描かれていて読んでいてうっとりする。私の大好きな戦前の小さな洋館が舞台だし。

時代は段々と戦争へ進み戦時中の困難も描かれるのだけど、そこだけ(小さいおうち)だけは世界を閉じ込めて守られている。もちろん時代の流れには逆らえず、不本意な結果になるけど。

そしてそのおうちの中で暮らす人は誰もが秘密を抱いて暮らしていた。タキが年を取り昔の思い出を綴るノートにはひそやかな恋愛事件が

それにしても何てきれいで豊かな生活なんだろうと思う。のんびりとゆっくりと時間が流れていく。それに歴史の事件をからめながら。今も東京にあるお店がたくさん出てきて読んでて楽しいし。

結末部分を読んで、じゃあタキが書いたことは本当はそうじゃなかったの?と考えたけど。あの時代、電話も携帯もPCもないからどんなに連絡を取り合うのは大変だったか。それだけ手軽じゃなかったんだろうなって思う。でも今の時代でもひとたび災害が起きると便利なツールもなかなか使えないし。

これを読んで上野の精養軒へ又行きたくなってしまった。最後に行ったのは3年くらい前かな?美術館の帰りに精養軒私のひそやかな思い出。

 

もうだいぶ前に食べたから、やけにピリピリしていたことしか覚えていない。

 

サークルKサンクスで買った「かりんとう饅頭」ちょっと脂っこかったような。これまただいぶ前。

 

バレンタインチョコが55円と安くなってた。

 

もうあまりにもふらふらで、秘かに自分一人分だけ買って隠れ食いをしてしまう。それほど極上でもなかったような。

 

やっぱりイチゴはおいしいね。それにコンデンスミルクをかけると最高。これ又いつ食べたのか?

昨日は息子の卒業式だった。関東では卒業式を中止した大学も多いのだけど。

あっという間の4年間だった。息子はまだまだ大学生でいたいみたい。今年女子大生になる従妹をうらやましがってる。

それにしても息子が送ってきた引越し荷物を見ると衣類なんて、着の身着のまま状態。こんなに少ない衣服でどうやって過ごしていたのか?

就活続きでバイトも出来ないからお金はないのは知ってたけど。それにしても結局、下着から何から何までこちらで買い整えてやらなあかんという。

いや、お金がないから他のものも何もないならわかるけど、筋トレの道具・DVDはたくさん。わけのわからん筋トレ関係のもんばかり。こんなん買うお金あるんやったら、破れた財布を買えよという。

財布破れてたら金運も運も何もかも逃げてくで。息子は4年間自分ペースで生活してたものだから、とうとうそれで喧嘩になるし。
卒業してもうお金はいらなくなるのかと思えばそうでもないわあ。
まずは大きなところでは、息子の下宿マンションの修繕費用の見積もりが届いた。証拠写真も添えられていて、あまりのひどさに大ショック。

目も悪いのに眼鏡も作り直さず放置。結局眼鏡も作ってやらないとあかんし。毎日、恐ろしい勢いでお金が出て行く~そして食費もアップ多分光熱費も上がっているでしょう

でもまあ元気でいてくれる息子を見ると(一応内定もあるし)ありがたいと思わねばと言い聞かしているけど、なんかムカつく

パパは熱を出してとうとうダウンするし。

とにかく子供は大変だあ。(子供って22歳だけど・・・)

コメント (20)
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