折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

釧路湿原二泊三日(2)

2020年10月23日 | 釧路湿原旅


釧路川カヌーの終点から湿原を望む






旅行2日目は最大の目的地「釧路湿原」へ。
このツアー参加を決めたのは新聞広告で見つけた「初心者でも楽しめるカヌー体験!」と「温根内木道ウォーキング」でした。今ならまだ歩けるしある程度は動けます。その上小さな文字で「初心者は漕がなくてもOKです」とありました。


バスで釧路川のいくつかあるカヌー乗り場の一つ「細岡」まで行き、ここから8キロ先の「旧岩保木水門 きゅういわぼっきすいもん」まで1時間20分の川下りです。
19名が3班に別れてそれぞれガイドが付きます。初心者ばかりの団体用に2艇のカヌーを横に並べて固定してあり転覆の心配がないらしい。私のカヌーは1人参加の5名とガイドさんの計6名。ライフジャケットをつけて注意を聞いていざ乗船。ほんとうは記念写真を撮りたい所ですが、他の人にカメラを渡しての撮影は禁止、添乗員さんに依頼も禁止これもコロナ対策だとか。自撮りの写真は・・・帽子にマスク、ライフジャケットに埋まった姿はまぁなんとも・・・。
釧路川は上流の屈斜路湖から太平洋まで流れる川。風もない晴天、川には波もない。人の歩くほどの速さで流れているという川はガイドさんが方向を取ってくだされば私たちは漕いだり漕がなかったりしても進んで行きます。はじめの予定ではガイディングレシーバーを付けて乗るはずでしたが、危険と言う事で急きょ無しに。この方が鳥の声や水音も聞こえて私には良かったです。



2艇つなげたカヌー カッコ悪くても安全第一で


ツアーお仲間



はるか前方に二組



丹頂が見下ろしている 私達は見上げている



終わればカヌーも車に乗せられて・・・



大きく蛇行する川、その度に変わる景色。遠くに雌阿寒岳、雄阿寒岳の姿が見えたり芦原から丹頂が見下ろしていたりすると漕ぐのを止めては櫂をカメラに持ち替えて写すのに夢中です。「遠くの木立ちの中の塊のようなものはオジロワシの巣です」と言われて眺めていると上空のそれもかなり高い位置に旋回する鳥が2羽、トビよりは大きく見えて「双眼鏡が無いので確認できませんが、オジロワシの可能性が高いです」などと言われると写りっこないのにカメラを向けたりと、忙しい。腕が疲れるほどには漕がないまま8キロの川下りは終わりました。2艇繋いであっても乗り降りする時には少し揺れる。もう少し私の足元が不安になってきたら無理だったかも。とにかく天気も最高で思った通りの楽しい体験でした。
終われば余韻に浸る暇もなく次の場所へ移動、カヌーもトラックに積まれて帰って行きました。


次は湿原を見渡せる「コッタロ湿原展望台」へ。
途中でキツネが道を横切り姿が藪に消えるまでバスは一時停止、私たちは大喜びでした。



展望台への階段 ぜんぶで207段


展望台から望む湿原


展望台までの長い急階段は私の膝には限界を超えそうでしたが、無理して登っただけのことはありました。広い芦原の中を隠れるようにコッタロ川が流れ私が思い描いていた湿原の風景がありました。そしてここはタンチョウが営巣する貴重な場所なのだとか。
ツアーの残念な所はこんなに素晴らしい景色を前にしても予定をこなすために先を急ぐこと。タンチョウには鶴をつけて呼ばず丹頂はタンチョウと呼ぶのだそうです。





昼食会場の道の駅から厚岸湾 この先は太平洋



ここまでで12時を回っていてこれから厚岸(あっけし)まで1時間余り走って厚岸産ブランド牡蠣の昼食との事。
1日目の昼食も1時半ごろ、北海道の人は昼食が遅いのだろうかなどと思ってしまいました。
厚岸の牡蠣尽くしの昼食は秋刀魚の塩焼きもついて美味しかったうえに、生牡蠣は食べられないと言う人の分まで半分いただいてお腹いっぱい。
釧路から東へ50キロ太平洋に面した厚岸湾、雲が出てきて陽射しがさえぎられてしまいこの日も夕日が見られないかと心配でした。
この後3時過ぎにはホテルに戻って休憩となりました。

それからは・・・また次回に…まだ続きます。

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