「御土居もみじ苑」の紙屋川沿いで
12月6日から8日まで晩秋の京都へ出かけました。観光客でごった返していそうな所はやめて、出来るだけ人が少なそうなところを探しながら、まだまだ残る紅葉を眺めては膝をさすって、一休み。ハイ イクヨッ!と身体に言い聞かせながらの旅でした。今日からしばらくそんな京都のブログが続きます。
京都在住のブロ友さんの記事に紹介される魅力たっぷりの京都、ぜひいつか行ってみたいと思っていました。今年の春には日帰りバスツアーで桜の京都へ行きましたが、ツアーでは行く先も時間も限られて気持ちに不満が残るばかり。それなら自分で企画して身体とお天気とお財布にも相談しながら、行けるだけ行ってみようと思いました。
6日の新幹線で京都駅に着いたのが8時半ごろ、京都駅からバスに乗り最初の目的地は北野天満宮。バスを降りると大きな一の鳥居が迎えてくれました。本殿までの間に天神様のお使いと言われる牛がそこここに置かれていて、心を込めて撫でながら歩きました。山門には掲げられたばかりだという大きな来年の干支龍の絵馬。
先ずは本殿に参拝して、その後は秋限定で公開されている「もみじ苑」へ。ここはブロ友さんのブログで初めて知った紅葉の名所です。本来は12月3日までの公開でしたが、電話で問い合わせると今年は10日まで延期となったとのこと。おかげで間に合いました。説明によれば「もみじ苑」は豊臣秀吉が洛中洛外の境界、水防のために築いた土塁「御土居」の一部が今も残り、自然林と植林されたもの約350本のもみじの名所「史跡御土居のもみじ苑」となったそうです。
天満宮さまの道真公の御歌には梅の他にも「このたびは幣も取りあえず手向山 紅葉の錦神のまにまに」と紅葉も愛されたことからもみじの名所ともなったようです。ここは学問の神様ですので中高生らしいグループの他にも、日本人外国人共にレンタル着物で楽しそうな参拝客と様々でした。
名古屋を出た時は快晴だったのに京都へ着くころから黒い雲が流れて時折時雨。でも、苑内を回っている間に時折薄日が差すようになりました。陽を受けると紅葉は一層色鮮やかになり、どう表現したら伝わるか言葉が出ないほど美しい。黄色から橙、赤ととりどりの中を紙屋川まで降りて歩く・・・鮮やかな色に見とれて脚が痛いとか階段は苦手なんてことは忘れていました。時間が早かったせいか、人もそれほど多くなく・・・川沿いでスケッチもできました。
いよいよ「もみじ苑」へ
まだ十分に紅葉は残っていました
木々の紅葉と散紅葉と
下りの階段・・・降りると紙屋川の流れ
朱塗の「鶯橋」
川の沿いの山吹の黄葉も美しい
竹林にもみじ
その後は坂を上ってお休み所でお茶とお菓子をいただきました(入苑料に込)。お菓子は老松の和菓子ふのやき「北野大茶湯」。ゆっくり座ってホッと一息です。
想い出に境内の隅で1枚
空は晴れてきたし、さて次は・・・10代の頃に何度か歩いた想い出の道「きぬかけの道」をたどって金閣寺から龍安寺・仁和寺へと歩けたら良いのですが今の体力と人の多い人気の場所はパスして、バスで仁和寺へ・・・。
この後は次回に。