美しい風景画で彩られたガラスが、粉々に砕け散ったような哀しい日々となった今年も、あと1日でゆく年となります。
3月11日の大震災以来、日本の風景や私を含めた人々の生活が、全く違って見えています。震災前は、日々の生活を無事に
過ごす事だけで精いっぱい、社会に何が起きようとも“考える余裕がない、時間がない”事を言い訳にして、出来るだけその事
に目を閉じて過ごしてきましたが、それは、為政者達や権力者達の思うつぼとなっていたようです。
プロパガンダの天才でナチスの国民啓蒙・宣伝大臣ヨーゼフ・ゲッベルスの迷言です。
『並外れた天才は、凡人に対して配慮する必要はない。』
『大衆の多くは無知で愚かである。』
『偉大なうそつきは、偉大な魔術師だ。』
『人々が思考しないことは、政府にとっては幸いだ。』
日本の為政者や権力者達も、未曾有の原発事故の対応で、正しく同じ思考をしたのでしょう。けれども、嘘には、何処かほこ
ろびがあるものです。所詮、嘘っぱちは、尤もらしい言葉で広報したところで、何時かはバレるものです。そして、意図的に作ら
れた言葉は、真っ当な人間の心には響きません。人は、それほど愚かでは無いのです。
こんな思いで書き始めたブログも早、9か月になりました。不定期で悪口雑言のブログにも関らず、ご訪問・お読み頂きました
すべての皆様に感謝致します。有難うございました。来年は、少しでも希望の灯を見い出す事が出来ますよう、切に願っており
ます。厳寒の折、皆様くれぐれもお身体ご自愛ください。