【じごく耳】基本的人権は~現在及び将来の国民に対し侵すことのできない永久の権利として信託されたものである

国権の発動たる戦争と武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

☆ドイツZDFテレビ『福島原発労働者の実態』文字起こし☆

2011年10月09日 | 怒りを通り越して怨

我々は、強制避難地域に向かう途上にある。

福島第一原発まで後30キロ。この辺りの村落は、殆ど死滅している避難地域だ。

この学校では、もう授業はない。生徒と教員は、他の学校に振り分けられた。

どこも荒れ果てた田んぼ、放置された土地。

ついに、“Jビレッジ”が見えた。かつてのサッカー日本代表のトレーニングセンターだ。

3.11の三重災害後は、原発事故収拾作業の拠点である。20キロ避難区域に位置し、許可のない立ち入りは禁止。原発で働く

作業員は、ここに戻ってくる。

ジャーナリストは、歓迎されない為、我々は、脇道から侵入し、こっそりカメラを回す。う回路は、20キロ圏内深く入り込む。

ここで、3人の作業員が彼らの非人間的な労働条件について話してくれる事になっている。彼らは、身元が割れて報道される事

を恐れている。「この地方には、もう仕事はありません。それで、東電の仕事をしています。」(喋ったことが、バレたらクビで

す。そうしたら、他に仕事もない、家族を食べさせていけません。)

東電と下請け会社は、何よりも“情報漏洩”を恐れている。作業員達にジャーナリストとの接触を禁止する契約書を発見した。

引用「この契約により、本業務を行うにあたり、福島第一原発構内外に関わらず、知り得た情報に関して(書面、あるいは口頭・

目視等形態に係りなく)厳に秘密を保持するものとする」更に「作業員は、各種報道機関からの取材は、業務情報の如何に関

らず、一切受けないものとする」 作業員達は、原発内での仕事の条件について話してくれた。

上層部が秘密を守ろうとする筈だ。敷地内では、続々とホットスポットが見つかるのだ。しかし、作業員達は、たいてい後でテレ

ビを見てそれを知る。8月上旬に致死量を超す放射能10シーベルトが発見された時もそうだ。

「命の危険がある場所が何処かも教えて貰えない。説明会で少し注意されるだけで、どこが危険か詳しい情報もなければ封鎖

区域もない。」

放射能は、目に見えない、感触もない、また作業員に測定さえ出来ない事がある。

「私の測定器は、マイクロシーベルトしか測定出来ません。原子炉建屋に入るとエラーが出ます。測定器が測定しきれない位の

高い数値なのです。」

高濃度汚染区域には、ロボットが使用されているものの、原発内の仕事は決死のものだと放射線専門家は、警告する。

「作業員は、外部被曝だけでも極めて高いものを受けます。呼吸や飲食から受ける内部被曝も加えると大変な量です。最近、

計測された10シーベルトは、計測器が振り切れたので、それ以上かもしれません。人間は、7~8シーベルトの被曝で死んでし

まいます。」

しかし、もっと低い被曝量でも長い間受け続ければ、作業員やその子孫に深刻な健康被害を与える可能性がある。

「男性の精巣が高い被曝を受けると、生まれてくる子供の染色体が損なわれ、肩から指が生えるというような手足の奇形や中枢

神経の異常、知能障害等を引き起こす事があります。」

作業員達は、逃げ場もないまま、様々な恐怖に怯える。放射能の恐怖、失業の恐怖、そして、東電への恐怖。二人は、原発か

ら遠く離れた我々のスタジオでなければ話をしてくれなかった。

「十年後、二十年後、病気で仕事が出来なくなるのが不安です。そしたら、家族をどう養えばいいのか・・・子供が健康に生まれ

てくるかどうかも心配でたまらないのです。」

“そんな心配は、非科学的である”そのように、事故直後の情報セミナーで主張したのは、福島県の放射線防護健康アドバイ

ザーである。数々の肩書きを持つこの医者は、大真面目に言う。「ニコニコ笑っていれば、放射能の被害は受けない。くよくよ

していると受ける。」と。「動物実験はありませんが、困難の時にもくよくよしなければ、健康被害はないのです。毎時100マイクロ

シーベルト以下なら、何れにしろ健康には害はありません。」

毎時100マイクロシーベルトは、年間に換算すると876ミリシーベルト。ドイツの原発労働者の被曝許容量は生涯400ミリシーベ

ルトだ。日本の行政は、それでも被曝リスクの過小評価を続け、原発作業員に相当の報酬を支払う必要はないとする。毎日、

被曝を受ける労働者なのに・・・

我々の取材に応じた人達が下請け会社との契約を見せてくれた。原発での仕事は、日給一万円。危険に対する特別手当を得

るには、条件を飲まなければいけない。「危険特別手当を受けますか?それでは、サインしてくださいと言われる。1時間1000

円の手当です。他に選択肢は無いので、サインします。それは、後で病気になっても訴えを起こさないという同意書のサイン

のです。」

こうした苦情が事実かどうか確認をしに我々は、東電本部を訪ねた。広報担当者は、無関係を主張する。

「作業員は、現場でリスクの説明を受けていると聞いています。」と言う。

それに、契約書は、東電の出したものではないと。「下請け会社が作業員と結んでいる契約の内容は、知りません。」

我々が知りたいのは、東電が自分の事故を起こした原発で働く人間に責任を感じないのかという事だ。

「すみません。契約内容を存じませんのでコメントも出来ません。」

事故を起こした原発の汚い仕事をダンピング価格で請け負わされる作業員。責任逃れ一点の雇用者。笑えば、放射能から身

を守れるとアドバイスする医者。

これが、日本式の人権蹂躙である。

☆真実を報道しようとするドイツの報道陣。ドイツZDFテレビ「福島原発労働者の実態」

http://www.youtube.com/watch?v=aAE-QBmC1VA&noredirect=1


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『風評被害』と放射性物質の『計算違い』*やっぱり、危惧していた事は、実害だったでしょう!

2011年09月28日 | 怒りを通り越して怨

 政府が事あるごとに言い続けてきた「風評被害」という言葉。この言葉、やっぱり易々と使うべきじゃない。

 今日のニュースで『福島県が放射性物質の計算間違いをして、セシウム137が25倍・セシウム134が19倍』だったと知った。福

島県の災害対策本部によれば、容器の中にたまった水の一部を採取して分析用の機械にかけたが、その時「回収率」を考慮

しなかったため、低めの数字が出たとの事。(放射性物質の測定から数カ月も経っている。)こんな重大なミスをして、責任問題

にもならない理不尽さに、もう彼らを信用する事は出来ない。

 先だって放映されたドイツTV局の動画(フロンタール21)が、福島の関係者から繰り返し「風評被害・作為的な構成」と、クレ

ームが入り削除されていたが、あの中に出てくる二本松市でやっぱり「玄米から500ベクレルの放射能値が出た」のだ。風評被

害じゃない実害だった。実害なのに風評被害だと断定しても『罪』にならない怖い日本。色々な事が正に崩壊しつつある。毎日

食べる主食の米に500ベクレル/kgの暫定基準値を設定した日本。農水省は、500ベクレルまでの(499ベクレルならよい)米

を流通させることに意欲満々である。こうして、大切な人々の命が軽んじられる。本末転倒の歪んだ社会。己らの責任を国民に転

嫁して、人々を対立させるような策に決して迎合しないようにしたい。


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鬼畜

2011年08月11日 | 怒りを通り越して怨

 『アメリカ・人体実験・子供含む18人にプルトニウムを注射』

アメリカエネルギー研究開発局は21日、「広島・長崎の原爆投下を前に米国で、その放射能の影響度を調査する目的で18人

の男女に対し、極秘にプルトニウム溶液を注射、人体実験をしていた」というショッキングな事実を確認した。アメリカ科学ニュ

ース誌『サイエンス・トレンズ』が伝えるところによると、実験はテネシー州オークリッジのマンハッタン技術地区病院、ニューヨー

ク州ローチェスターのストロング・メモリアル病院、シカゴ・カリフォルニア大学病院の4病院で、1945年~1947年にかけて米政

府の超極秘計画として行われた。

 実験の目的は、原爆製造に従事する作業員に放射能がどのような影響を与えるかの調査で、4歳から50歳代までの18人が

人体実験の対象となり、プルトニウムの注射を受けたという。人体実験された人は通常、人体に発ガンなど大きな影響を与える

だろうと想定される量を2回から145回にもわたって注射され、その結果7人が注射を受けたその年に死亡、3人が1~3年以内、

2人が14~20年以内、1人が28年後、さらに2人(期間不明)が死亡した。残り3人のうち1人は、現在も生存しているが、注射の

目的は知らされなかったという。(1976年2月23日付・産経新聞)

『広島・長崎への原爆投下、大本営は米軍のコールサインを傍受』(NHK・TVより)

 広島、長崎の爆撃は、テニアン島を拠点にしていた米軍特殊航空部隊の「原爆投下」のコールサインを傍受したのにも関わ

らず、日本軍の大本営情報部は、空襲警報を出さなかったのです。その為に人々は防空壕に避難することも出来ず、そのまま

大量の放射能と熱線を浴びて亡くなる事となったのです。

 

☆支配層の嘘が白日の下に晒されるのは、いつも数十年経った後です。福島原発事故での数々の嘘や欺瞞に満ちた策も数

十年後には、後の世代の良心によって、必ず白日の下に晒される事でしょう。

 


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