【撮影:広河隆一様】
福島原発は、前代未聞・世界一悲惨な事故を起こし、原発周辺の人々を始め日本中の人々の生活を根底から揺るがしてい
る。事故原発は、少なくとも半世紀に亘って問題を持ち続け、数年後には「収束」する事が如何に困難か実感する事となるだろ
う。
これを見た遠い国々の為政者達は、エネルギー問題を国民と共に議論して、早々に「脱原発」宣言をして政策転換している
のに、原発事故を起した張本人である日本の政府は、大多数の日本国民が「原発要らない」と叫んでいるのに、足りている電
力も「足りない」と広報し大飯原発を再起動させた。関電は、大飯原発を再稼働した代わりに火力発電を8基も停止させて、「電
力不足」の帳尻を合わせている。
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昨日7月29日の「脱原発・国会大包囲」行動は、日比谷公園で集会後デモ行進し午後7時からは、国会を大包囲した。参加
した人々は、20万人にもなったそうだ。原発事故の起きた福島県では、放射線量が低く出る「正しい放射線の測り方」を学ぶ
「ガイガーカウンターミーティング」が公然と行われている。これは、幼い子供の目線で測ると「高い放射線量」が出る為、それ
は、間違いで大人の頭上で計測したものが「正確だ」というミーティング。
本来、β線の影響を受ける「内部被曝」が甚大な健康被害をもたらすのに、この講習では、γ線の量を測る事が重要だとの
事だ。だから、高い位置の空間を計測して「これが、正しい放射線量だ」と広報しているのである。勿論、放射線量は低く出る。
これは、「リスク管理を甘くする」ようなもので、とても受け入れがたい。日本中で、このような放射能の危険を小さく評価するよう
な出来ごとが起きている。福島原発から放出された放射能を危惧して、原発反対を訴える人々や放射能の危険を訴える人々
を正面からその主張に反論せず、陰険・陰湿・卑劣・愚劣な誹謗中傷が匿名掲示板で書き込まれているのを見聞きすると、原
発事故前に行われていた「反原発への嫌がらせ」は、事故後も脈々と続いているのだと思った。匿名で罰せられない事に味を
しめ、集団で一人に対してのあらん限りの執拗な嫌がらせは、放置すればよいのではなくなっている。誹謗中傷をする側の人
数が多いほど、「放置する」事は、犯罪行為を許してしまう数を多くする事に繋がっていく。匿名でのネット利用は、実名で発信
しなくとも 最終的にその発言に責任を持ってもらう事のできる「登録制」にしていかなければならないと思う。自他ともに人権が
侵害されないようにお金など諸々が許す限り、自分が出来る範囲で知識を得たいとつくづく思った。
*今こそ直視すべき「チェルノブイリの真実」~ニッポンの近未来は地獄絵~
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