昨日、大阪市の北区で震える程痛ましい出来ごとがあった。ニュースによると「2月ごろ死亡したとみられる母親と子(3歳)が
マンションの一室で遺体で見つかった。死因は不詳。目立った外傷はなく、母親の胃に内容物はなかったが、腸に少量残って
いた。子は腐敗が進み、確認できなかったという。2人は布団の上に並んで横たわり、子には頭から毛布とタオルがかかってい
た。室内に冷蔵庫はなく、電気は止まっていたが水道は使えた。室内から子の乳幼児医療医療証が見つかった。」そうであ
る。http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/OSK201305250020.html
*このお母さん、生活保護を受けていなかったのだろうか・・・・。2月の極寒の時に電気が止まっていたら、室内でも凍死してし
まうだろう。その上、冷蔵庫がなければ、食品を保存する事だって難しい。生活苦の中で孤立していた様が、亡くなった状況で
推察出来る。本当に痛ましい。
☆自民党の片山さつき議員が、個人情報保護法もなんのその有名人のプライバシーを世間に晒して、これを機に「生活保護バ
ッシング」が、マスコミの歪曲報道によって始まった。違法でもない事を然も、それが「違法」であるかのように『生活保護受給
者』叩きを繰り返した。不正受給は、僅か0.4%なのに生活保護を受けている人の多くが「不正」であるかのような印象を与え続
けた報道は、犯罪的である。大手マスコミは、政府や金持ちにとって心強い味方だ!為政者に阿る誘導報道をホイソレと直ぐ
し始める。その結果、憲法もへったくれもないような為政者が、憲法を知らない人々を利用して「世論」を盛り上げて、挙句の果
てに、『生活保護改悪案』を出してきたのだ。今月29日には審議される予定だそうだ。これを許せば、先の大阪の母子のような
痛ましい状況は、ますます増えるだろう。
生活保護を利用する事は、国民の権利!です。国民の信託を受けて国会にいらっしゃる国会議員の皆さま、お間違えなき
ように!お願い致します。
(以下、赤旗の記事から概略を載せさせて頂きます。)
☆安倍政権が出した『生活保護法改悪案』は、『申請者に書類提出の義務を負わせ、資産や収入などを記載した申請書の提
出や、厚労省が定める必要書類の添付を求めて申請時に必要書類がそろっていないと申請できない。』(現行法は、生活保護
の申請者が口頭でも意思表示すれば、実施機関が要件を吟味し、保護を開始するかどうかを期限内に回答する義務を負って
いる。)そして、『扶養義務者や同居の親族に対して扶養が困難な理由について「報告を求めることができる」と規定。実施機関
が官公署などに資産や収入などの資料提出を求め、銀行や雇い主に照会することまで可能になる。』(現行法は扶養は保護の
利用の要件ではない。)
国連の社会権規約委員会が日本政府に勧告(17日)している。↓
「生活保護の申請手続きを簡略化し、申請者が尊厳をもって扱われることを確保する措置」や「生
活保護につきまとうスティグマ(恥の烙印)を根絶するために国民を教育する」ようにと。
→http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-05-25/2013052501_01_1.html
*安倍自民党は、日本国憲法の三大基本原理
基本的人権の尊重 国民主権(主権在民) 平和主義(戦争の放棄)
を蔑ろにしないでください。