【じごく耳】基本的人権は~現在及び将来の国民に対し侵すことのできない永久の権利として信託されたものである

国権の発動たる戦争と武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

福島の子ども達の命と健康

2013年02月22日 | ☆ツブヤキ・つぶやき☆

 2月13日、福島県・県民健康管理調査の検討委員会は、新たに甲状腺がんの子供が2人見つかり、更に7人に甲状腺がんの

疑いがあると見解を述べている。鈴木真一・県立医大教授は、子どもの甲状腺がんの発生率は、100万人に1人が通説。今回

の検査は大きく上回るが、甲状腺がんは自覚症状が出てから診察する場合がほとんどで、今回のような精度での疫学調査は

前例がなく比較できない。チェルノブイリ原発事故では最短で4年後に発症が増加している。元々あったものを発見した可能性

が高い。原発事故との因果関係は考えにくい。」と、原発事故で放出された放射能との因果関係を否定する発言をした。私は

この方が医者ではなく、政治家かと見紛うところだった。

 北海道反核医師の会運営委員の松崎道幸医師は、次のような見解を出している。以下、文言だけ抜粋させて頂きました。↓

(この見解は暫定的なものでありますが、事態が深刻であると考え、多くの人に見ていただき、共に考える材料

としたいと思います。広く拡散下さい)

☆1995年に山下俊一氏、長瀧重信氏らが共同著者となった論文がThyroidという医学雑誌に発表されています。

これは、事故時10才以下だったチェルノブイリ周辺の約5万人の子どもたちを対象に、事故から5~7年後に甲状腺超音波検

査を行った結果を報告したものです。

径5ミリ超の甲状腺病変を超音波検査で検出し、穿刺細胞診検査などで確定診断を行った結果、1万4千人に1人の甲状腺が

んが発見されました。高汚染地域では4千5百人に1人見つかりました。

 ところで、今回、福島県の健康管理調査で、18才以下の子どもたち3万8千人の甲状腺件超音波検査で、3名の甲状腺がん

が発見されました。しかもこのほかに甲状腺がんの疑いのある子どもさんが7名おられるということです。

原発事故から2年も経たないうちに、チェルノブイリ事故の数年後と同じかそれ以上の率で甲状腺がんが福島の子どもたちに発

生している可能性があると考えざるを得ない結果です。ちなみに、山下氏らの調査が行われたのは、小児甲状腺がんの激増が

明らかになった時期です。

 事故時0~10才だったチェルノブイリ周辺の子どもたちに、事故から5~7年目に詳しい甲状腺超音波検査を行った山下チー

ムの調査結果は、小児甲状腺がんが1万人当り0.7人(13,763人に1人)発見された。高汚染地域のゴメリでは4千5百人に1人

が甲状腺癌がんだった。

福島の18才以下の子ども3万8千人中3名が甲状腺がん、さらに7名が疑いあり

1万3千人に1人=数年後のチェルノブイリと同じかそれを上回る恐れあり(疑い例ががんだったなら3千8百人に1人)

☆福島の小児甲状腺がんの発生率は、チェルノブイリと同じかそれ以上である可能性があります。

~福島県県民健康管理調査結果に対する見解~(全文)

http://1am.sakura.ne.jp/Nuclear/130216Matuzaki-report.pdf

☆郡山市の子供の甲状腺異常の実態報告 (動画)是非、お聞きくださいますようお願い致します。

http://www.youtube.com/watch?v=tYtz1ZGc0-c


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