【じごく耳】基本的人権は~現在及び将来の国民に対し侵すことのできない永久の権利として信託されたものである

国権の発動たる戦争と武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

玄海原発

2011年06月21日 | 社会

 佐賀県玄海町にある1975年に操業を始めた玄海原発1号機(稼働中)は、九電管内で最も古い原発で専門家は「危険な

状態で廃炉にすべきだ」と指摘しているが、九電は「安全性に問題はない」としている。

この玄海原発の危険性に付いて、こんな記事があった。<週刊現代(7月2日号)より>

 井野博満・東大名誉教授(金属材料学)は、この玄海原発に関して、「現在稼働中の玄海原発1号機は「中性子照射脆化」と

いう現象によって、原子炉の圧力容器が壊れ、爆発する危険が高い。」

元京都大学原子炉実験所講師の小林圭二氏は、「玄海原発1号機が爆発を起こした場合、原子炉の脆性破壊は、いまだかつ

て世界が経験したことがない巨大な事故になります。福島第一の事故は深刻ですが、それでも放射性物質の9割は圧力容

内に残っていると思われます。しかし、脆性破壊で爆発が起きれば、圧力容器は空になり、ほぼすべての放射性物質が放出

されてしまいます。被害は玄海原発がある九州だけでなく、東は大阪にまで及ぶでしょう。大阪は現在の福島県の一部のよう

に、避難区域になって住めなくなります。しかも、事故の進展が早いので、退避することも難しい。さらに、被害は中国など近隣

のアジア諸国はもちろん、欧米にまで及ぶことになるでしょう」と。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

海水浴場の放射性物質*ヨウ素とセシウムだけ測定して大丈夫?

2011年06月13日 | 社会

 今日の最高気温は、天気予報によると28度位になるという。ネットで現在の天気を見たら我が地域の気温は、28度。

予報、当たってる!今月末には、充分海水浴に行きたくなるような気温になりそうだ。

 テレビで関東地域の海水浴場の放射能値を発表していたが、ヨウ素は神奈川・千葉・茨城とも不検出。セシウムは、神奈川・

千葉不検出、茨城で国の基準値より下回る数値。(各自治体調査:神奈川25か所・千葉4か所・茨城大洗町)

この事に関して、ご出演されていた中川氏が、いつもとはちょっと違う言いかたをしていた。

「海水は、問題ない(国の基準値内だから)でしょう。ただ、砂浜がちょっと心配ですね。」?微妙な言いかたをした。

「セシウムは砂に蓄積されやすいので、砂浜は寝る事もあるので(身体全体で砂に触れる)注意が必要」とか。

 ☆大人は、注意して寝転ばないにしても、一番影響を受け易い子供は、転んだりするでしょう?それに、他の放射性物質は

どうなのでしょう?プルトニウムは、山下氏が20キロ以上飛ばないと言ってるし、大橋せんせいなんかは飲んでもイイとおっしゃ

ってる。安全か否かに付いて国に聞こうとしても、これ以上、海水浴場は、どこも調査する責任がないらしい。

*水産庁=水産物の安全を調査するところ

*文化庁=広い海、海域を調査するだけ

*環境庁=放射性物質以外の汚染物質を調査するのが仕事

まぁー放射性物質なんか、見えないんだからどうでもいいって事なんだろうかな?一時、やたら使われた「自己責任」と云う言

葉。責任を負う立場の人が責任逃れの為に意図的に流行らせた言葉だ。今回は、「想定外」

 ☆放射能に安全な「しきい値」は無いとNYタイムズに記事を書いたヘレン・カルディコット医師が、『原子力が答えではない』と

云う本を出している(2006年)

その本に書かれた彼女の研究によれば、

●100万分の1gのプルトニウムを肺に吸い込むだけで、高い確率で『癌』が引き起こされる。プルトニウムは短いが強烈なα線

を出し、直ぐに細胞を死滅させる。少し弱まると、次には周辺細胞を破壊して、それが変異体となる。

●トリチウムという放射性物質は、平常時でも原発から漏れている。これは、どんなフィルターでも濾過出来ないので、気体や

水と一緒になり流出し易い。原子炉1基から、少なくとも年間5000万ベクレル放出されていると云う研究結果がある。原発施設

付近に霧が発生した時や汚染された森林から放出される気体によって、人々は被曝をする。トリチウムに被曝した動物の子孫

の卵巣に腫瘍が発生する確率は、5倍増加、他に生殖器の異常脳の縮小・精神遅滞・脳腫瘍・周産期死亡率の上昇・発育阻

害・奇形胎児が確認された。その上、これは食品に組み込まれ、摂取すると体内のDNAに組み込まれる。

●自然放射能だけでも1ミリシーベルト7年間浴び続けると125人に1人が癌を発病する。

 ☆我らは、一体、何を信じたら良いのでしょう?


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ブッダの嘆き』ジャドゥゴダのウラン公害を告発した記録映画

2011年06月09日 | 社会

 ブッダ生誕の地”ともいわれるジャドゥゴダは、インドのビハール州南部シンガハム地方にあり、先住民が多く住む地域。イン

ドで唯一のウラン鉱山があります。ウランを採掘・製錬する国営のウラン公社(UCIL )は、廃棄物を野ざらしのまま投棄、近隣の

住民のあいだにはガン、白血病、流産・死産、奇形、先天異常、皮膚疾患など深刻な病気が広がっています。(ブッダの嘆きよ

り)

☆世界各地のウラン鉱山でこのような深刻な健康被害が出ている。

 ウランは、日本でも鳥取・岡山県境の人形峠周辺や東濃鉱山(岐阜県)で試掘されていた。試掘された鉱石が含むウランの

量は非常に少なく、国内でのウラン開発は放棄されたが、大量の残土は、ほとんどが野積みの状態で放置されていた。

 *シュリプラカシュ監督が3年半の歳月を掛けて制作した『ブッダの嘆き』

ジャドゥゴダのウラン公害を告発した映画です ↓

 http://www.jca.apc.org/~hiroko/jadugoda/jadugoda-j.html  


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする