本日3月29日、大多数の専門家が憲法違反だとし大多数の国民が反対している「戦争法」((アンポ法ともいうらしい)が施行され
た。これで、集団的自衛権の行使と「戦闘地域」での米軍支援、武器使用などが可能になる。
これらは、今まで憲法や海外派兵法で禁じられていたものである。
歴代内閣法制局と政府は、「集団的自衛権の行使は憲法違反」だと判断し、昭和22年5月3日の日本国憲法施行以来、我が国の自
衛隊は、専守防衛を貫いていた。
日本の自衛隊は「専守防衛」組織で「軍隊ではない」という認識が、憲法が公布されて以来70年間で世界中に周知され、中東や欧
米に多いテロのターゲットにもならなかった。
それが、今や国を挙げて「テロ対策」に時間とお金を費やしている。
だいたい、お正月に「初詣」して、お盆にはお寺に行き、キリスト生誕を祝うクリスマスパーティをする、という信仰する宗教が何が何だ
か分からないという国や民を攻撃する‘大儀’など元々ないのだ。
今までの日本には、テロをしかける大儀もなく、遠すぎる距離と社会に溶け込むのが困難な容貌の違いなどがあり、わざわざ遠方か
らテロをする意味や理由がなかったのだ。
わざわざ遠い中東の国に出向いて行って、米国のお仲間の国で米国の意向に沿った演説さえしなければ、彼らは「日本」がどこに
あるのかも知らなかったのだと思われる。
国家間の「戦争」が下火になって、次に考えるのは、「どこでも戦争」になり得る「テロ」の脅威・・・
次から次へと作り出される「戦い」 人々の命を奪う武器や戦闘機を作っている産業は、儲かってしようがないでしょうね。
戦争屋が考える悪辣なシナリオに我ら市民は、騙されてはならない。
2016年度の防衛予算は、過去最大の総額5兆911億円を要求するとのこと。墜落件数の多い、あの垂直離着陸機オスプレイも12
機計1321億円も購入予定だ。(爆買いで我が国に莫大な利益をもたらしてくれる「中国」が脅威だとか?????)
3000億円の保育予算がないと言っていた政府は、欠陥だといわれている戦闘機を買うお金はあるらしい・・・
有権者の16パーセントほどの支持しか得ていない一握りの政治家によって、我らの国の最高法規が歪曲され、やりたい放題だ。
憲法9条は危機に瀕している。言い換えれば、我ら国民の緊急事態でもある。
自民党がこれから改悪するであろう「自民党憲法草案」にそれが見て取れる↓
*現行憲法と自民党憲法草案 比較→ http://www.dan.co.jp/~dankogai/blog/constitution-jimin.html
*自民党憲法草案には何が書かれているのか?木村草太×荻上チキ→ http://synodos.jp/politics/15542
*特集・自民党憲法草案IWJ→http://iwj.co.jp/wj/open/%E6%86%B2%E6%B3%95%E6%94%B9%E6%AD%A3