今日のヤフーニュースに【「パワハラ自殺」提訴へ 手すりの先端に顔写真、勤務態度を罵倒 西日本高速、料金所勤務の男性】と
いう痛ましい記事があった。
『遺族代理人の弁護士や同社によると、所長は40代の女性で現在は別の部署に異動している。男性は14年4月に契約社員として働
き始め、自動料金収受システム(ETC)の監視などに当たっていた。
代理人弁護士や遺族によると、所長のパワハラは15年1月ごろから始まった。事務所にある階段の手すりの先端に、丸く切り取った
男性の顔写真を張ったり、他の職員の前では差別的なあだ名で呼んだりした。勤務態度を罵倒したこともあったという。
男性は同3月、パワハラなどに関する同社の窓口に相談。
そのことを知った所長から他の職員の前で謝罪させられ、別の上司からは「正社員になるのが遅くなる」と告げられたと主張してい
る。
自殺前には、家族に「遠くに転勤するかもしれない。もう会えない」と口にしていたという。』(ヤフーニュースより)
************************************
この所長の行為は、パワハラというより犯罪ではないかと考えている。許し難い行為だ。
決して良い待遇ともいえない「契約社員」で働きながら、正社員登用へ希望を持って頑張っていた人を「自殺」にまで追い詰めた
のは、社会的な罰則以上に罪深いと思う。
こういう陰湿で犯罪的な行為を継続的に受けていたら、どんな人でも希望や生きる意欲がなくなってしまうという事は、容易に推察で
きる。
驚いたのは、職場環境の相談内容がパワハラの張本人に筒抜けになっていて、更にそれに対して所長は「反省」するどころか、相談
したことへの「報復」をしている。幼稚極まりない侮蔑・名誉棄損・強要だ。
誰が見聞きしても犯罪的な行為が、こうして職場で平然と継続的に行われているのは、これを軽く考えているからで、こういう越権行
為に厳罰と社会的制裁を科さなければ、彼らの増長は止むことがないだろ。
ますます理不尽な行為が横行する。
鬼畜がするような行為をして、人を自殺に追いやったと思われるヤカラは、懲戒される事もなく「異動」だとの事。
理不尽極まることだらけだ。
こういうハラスメントをなくすことは、安全な労働環境を作るのに必須なもの。
その為には、責任の所在と罰則の強化をしなければ、何の解決もしない。
パワハラなんて、曖昧な言葉でごまかしてはならない。
こういう所業を「犯罪」と周知されれば、職場での陰湿なハラスメントは激減するのではないかと思う。
毎日のように凄惨な事件や陰湿なハラスメント事件を見聞きすると、この国の思考が日に日に幼稚で残虐になっていることを実感せ
ざるを得ない。
★パワハラを受けて「自殺」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161101-00010002-nishinp-soci