千葉の松戸から柏へと続く革物語

【Handmade Leatherwork Akashi】

これから始めるレザークラフト⑨【コバ磨き 最終章】

2021-02-26 18:00:00 | レザークラフト講座
コバ磨き最終章 2枚合わせの革編です。


レザークラフト作品の殆どは2~3枚
時には5枚以上を重ねて作品に
していきます。

なので、革を重ねた時にコバ磨きが綺麗に
できるかが重要となります。
革が重なっても1枚の時と同じように
綺麗に磨けるかが勝負となります。

コバ磨きの考え方としては
以前、説明させて頂いたように革の
断面が垂直にカットできているかが
大前提です。


断面が綺麗にカットできていると
重ねて押しただけで1枚のように
見えます。

これじゃないとダメだと言う訳では
ないのですが、初めから垂直になって
いるとその後の作業に手間が
かかりません。



それでは初めていきましょう。
まずは、革同士の貼り合わせです。

ポイント ① 荒らし
貼り合わせる時は床面を荒らす必要が
あります。
床処理をした革や銀面はツルツルに
なっています。
接着面はなるべくデコボコ同士の方が
接着力が上がります。
凸凹が上手く重なり合うイメージです。


ポイント② 貼り合わせ

革の面をなるべくピッタリ合わせます。
そうする事で2枚の革が1枚のように
見えます。
微妙にずれたら、ヤスリ等で微調整
していきます。


ポイント③ 圧着

貼り合わせた面を圧着する事で
より、1枚に見えます。
ローラー等を使用した方が力が入るので
ローラー等を使用してシッカリ
貼り合わせていきます。

コバ磨きは以上の3点が重要なポイント
だと思いますので、丁寧且つ
慎重に進めます。


あとは、1枚革の時と要領で磨きます。

ヘリ落としをしてから




面をヤスって、磨いていきます。



#400のヤスリの後




#800のヤスリの後




拡大するとこんな感じです。

革の繊維はコラーゲン物質が密に
絡み合っている為、革の断面
(コバの表面)を直接、磨く事が
できて光ってくる訳です。

革の性質や革の構造等は科学的な
実験等で明記されているので検索して
みると面白いですし、より、理解
できると思います。
作品を作る上で大事な事だと思うので
お薦めです。



*ここでのレザークラフトの技法は
 あくまでも私個人のやり方ですので
 正解ではありません。



Let's try!















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