千葉の松戸から柏へと続く革物語

【Handmade Leatherwork Akashi】

初めてのヘリ返し製作と初めてのヌメ革

2022-08-18 08:00:00 | レザー教室
先日の教室生徒さんは今回が2回目の
父娘の親子Tさんです。

娘さんの方はショルダーバッグ製作です。
予め、ご希望を聞いていたので私が考えた
型紙を使っていきます。









革を切り出し、ヘリ返し工程です。
ポケットの入り口や本体の端っこ等を
全て、【ヘリ返し】という技法を使います。

~~~ヘリ返しとは~~~
タンニン鞣しの革ですと、コバ磨きをして
革の断面や切り口を仕上げますが、この他
の鞣し革ですと磨きが困難になります。
そんな時に使う技法が【ヘリ返し】で
外側の革を内側の革におおいかぶせて接着
する方法です。
切断面が隠れるので、全体的にすっきりと
した印象を与え、大量生産品では普通に
使われている技法です。












初めて、ヘリ返しをおこなうと折った線が
歪む方が多いのですが、Tさんは初めてとは
思えない程、とても綺麗に仕上げて
頂きました












そして、折った所を上から3mmの幅で
穴をあけ、手縫いをしていきます。
ヘリ返しは接着しているだけですので後々
剥がれないように縫っていく訳です。

このバッグにはポケットもあるので
合計5~6箇所のヘリ返しがあります。
それらが全て終ると組み立てになります。
なので、次回は組み立て工程になります。
楽しみですね
お疲れ様でした













お父さんの方はヌメ革を使用した
ロングウォレット製作です。
過去、私が製作した作品を参考にして頂き
ながら製作していきます。

約3mmの厚みの革を本体に使用して
そこから各パーツの厚みを決めていきます。
パーツ数は12点。

これらを型紙に合わせてカットしていくの
ですが、ヌメ革は硬い上、コバ磨きの事を
考えると切り口は直角になるようにカット
しなければいけないので、かなり難しい
工程となります。

ヌメ革の難しい所はこのカットもそうです
が、油が付いた指で触ると指紋がつきます。
完成時までいかに汚さずに作るかという
所も難しい所なんですね。。
細かい所を言うと、まだまだあるのですが
今回、2回目ですので、ロングウォレット
製作を楽しんで頂ければと思います。
次回は各パーツの下拵え&合体工程に
なります。
少しずつ形になっていくのでワクワク感を
楽しんで下さいね
お疲れ様でした





















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     南柏ビル 605
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営業時間 AM 11:30~PM 20:00
メール   tkhs3150@pd6.so-net.ne.jp




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