退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#654: 徒然です。

2016-04-03 22:43:20 | アメリカ便り
皆さんにソノラン砂漠のサボテンがどのくらい大きいかをお見せするのによい写真がありました。
6フィート1インチの主人、5フィート10インチの娘がだいぶ小さく感じます。





おまけ。



とにかくびっくりする大きさでした。

今日は息子の所属するオーケストラの演奏会。
このオーケストラ、趣味で音楽をやっている人たちの集まりです。
ということは腕前は“ま~ま~”といったところ。
息子は3ヶ月前に加わったばかり。
20歳ぐらいから、90歳近い歩くのもようやっとのトランペット奏者のおじいさんまでいました。



息子も娘も5歳ぐらいからチェロを始めました。
どうしてチェロかって?
親の独断と愛情です。
万が一でも将来、音楽で生計を立てることになったら、競争率の低いチェロのほうがいいと思ったことと、私がチェロの深みのある音色が好きだったからです。
ヴァイオリン、ピアノをやっているという人は結構いるけど、チェロをやっているという人あまりいないでしょ。
当時、オーケストラでチェロを弾いていた日本人の方が、鈴木メソッドのチェロを教えていたので、そこで習い始めました。
鈴木メソッド、良いのか悪いのかわからず、友達が進めたのではじめたといったところでした。
結果的にはよかったのですが、大変でした。
仕事を終えて、週2回保育所から30分かけて(年間の走行距離は3万キロです)先生のところに通いましたが
この鈴木メソッド、子供が練習を始める前にまず親が、リズムを取ることを習い、“きらきら星”を弾けるようにならなくてはいけません。
それも5ヴァリエーションも。
音感がまるっきりない私はこのプロセスに6ヶ月もかかりました。
その間、子供は親の惨めな姿(?)を目のあたりにし、ただひたすら、漢字やら小林一茶の俳句を暗記するのです。
子供ってすごいですね、5歳くらいの子が俳句100個、漢字、おまけに宮沢賢治の“雨にもまけず”を全部覚えられるのだから。
子供のためと思いながら、6ヶ月かかって終わった時はうれしかったですね。
その後子供たちは20年以上チェロを続けています。
大学を卒業してからは趣味程度となりましたが。
私は最初から、子供たちが音楽の道に行くことは、才能あるなしに関係なく期待していませんでした。
あまりにも競争が激しいからです。
チェロを弾くことが心の安らぎになってくれればと思い、はじめました。
息子は大学卒業後3年間チェロから離れていましたが、またはじめたようです。
娘は趣味でずーと弾いています。
最近は学校の仲間と時間のある時、老人ホームで弾き始めたそうです。

久しぶりの息子のチェロでした。

ハブグレジュンタのマミー