札幌の実家の裏はこの20年ほど空き地でした。
市会議員が所有している土地ですが、去年、議員退職を機に介護施設を始めることになったそうです。
2,3年ほど前から話を聞いていたし、我が家の土地も売ってほしいと、当時元気だった兄に接触もあったそうですが、兄は断ったそうです。
今年、雪解けが始まるや否や建設工事が始まったそうで、10月1日にはオープンするそうです。
18人の認知症老人を受け入れるそうです。
しかしながらこの地域、札幌市でも老人、介護施設が多いことで有名。
いたるところで、英語名をひらがなで書いたりしている介護施設が目に付きます。
“介護施設は増え、学校は小さくなっていく”です。
“2500年には1000人の日本人しか残っていない”という記事が目にちらつきます。
ところで、この工事現場4人程度の人しか働いていないのですが、毎日着実にすばらしいスピードで工事が進んでいる。
一人は、なんと75歳ぐらいのおじいさん。
小さいやせた方で、重い大工道具を腰に巻いたら、歩けないような人なんだけど、さすがプロ。
ひょいひょいと鉄筋の足場を歩き回っています。
そして、みんな一人ひとり、自分の持ち場でもくもくと働いている。
見張り役の監督もいないのに。
朝8時きっかりに仕事を始め、5時にやめる。
昨日は予定より遅れていたせいか、6時過ぎても働いていました。
感心します。
さて、アメリカの工事現場ではどうなんでしょうか。
日本で感じるような尊敬のまなざしはひとつももてません。
常に3,4人の団体で、行動している。
以前にも書きましたが、ハンマージャック一つとっても、一人がハンマージャックをやっていて、その周りで、2,3人コーヒーを飲んでいたり、タバコをすっていたり。
工事が予定より、大幅に遅れていても“俺たちには関係ないよ、組合(ユニオン)が後ろにいるもん”てな感じ。
だから、アメリカではほとんどすべての仕事が後ろ倒しです。
そして、あきらめの気持ちで黙認しているのがアメリカ社会です。
労働者は期待されていないのです。
しかし、それがどういう意味かをわからないのです。
期待されているという喜びを知ってほしいのですが。
私は子供たちによく言います。
“ぐちゃぐちゃ言われているうちは良いのだよ。それだけ期待されているということなんだから。
言われなくなったら、終わりだと”と。
我が家の近くの道路、12月の洪水で閉鎖されて以来、未だに閉鎖中。
通勤者には大打撃なんだけど、“俺には関係ないよ的進み具合”。
“人の気持ちを考えないし思いやりもないの”。
どうしてそんなアメリカに40年近くすんでいるんでしょう、私。
慣れは怖い。
皆さん日本はいいですよ。
我が家の近くで。
桜はまだです。
梅ももう少し
ハブグレジュンタのマミー
市会議員が所有している土地ですが、去年、議員退職を機に介護施設を始めることになったそうです。
2,3年ほど前から話を聞いていたし、我が家の土地も売ってほしいと、当時元気だった兄に接触もあったそうですが、兄は断ったそうです。
今年、雪解けが始まるや否や建設工事が始まったそうで、10月1日にはオープンするそうです。
18人の認知症老人を受け入れるそうです。
しかしながらこの地域、札幌市でも老人、介護施設が多いことで有名。
いたるところで、英語名をひらがなで書いたりしている介護施設が目に付きます。
“介護施設は増え、学校は小さくなっていく”です。
“2500年には1000人の日本人しか残っていない”という記事が目にちらつきます。
ところで、この工事現場4人程度の人しか働いていないのですが、毎日着実にすばらしいスピードで工事が進んでいる。
一人は、なんと75歳ぐらいのおじいさん。
小さいやせた方で、重い大工道具を腰に巻いたら、歩けないような人なんだけど、さすがプロ。
ひょいひょいと鉄筋の足場を歩き回っています。
そして、みんな一人ひとり、自分の持ち場でもくもくと働いている。
見張り役の監督もいないのに。
朝8時きっかりに仕事を始め、5時にやめる。
昨日は予定より遅れていたせいか、6時過ぎても働いていました。
感心します。
さて、アメリカの工事現場ではどうなんでしょうか。
日本で感じるような尊敬のまなざしはひとつももてません。
常に3,4人の団体で、行動している。
以前にも書きましたが、ハンマージャック一つとっても、一人がハンマージャックをやっていて、その周りで、2,3人コーヒーを飲んでいたり、タバコをすっていたり。
工事が予定より、大幅に遅れていても“俺たちには関係ないよ、組合(ユニオン)が後ろにいるもん”てな感じ。
だから、アメリカではほとんどすべての仕事が後ろ倒しです。
そして、あきらめの気持ちで黙認しているのがアメリカ社会です。
労働者は期待されていないのです。
しかし、それがどういう意味かをわからないのです。
期待されているという喜びを知ってほしいのですが。
私は子供たちによく言います。
“ぐちゃぐちゃ言われているうちは良いのだよ。それだけ期待されているということなんだから。
言われなくなったら、終わりだと”と。
我が家の近くの道路、12月の洪水で閉鎖されて以来、未だに閉鎖中。
通勤者には大打撃なんだけど、“俺には関係ないよ的進み具合”。
“人の気持ちを考えないし思いやりもないの”。
どうしてそんなアメリカに40年近くすんでいるんでしょう、私。
慣れは怖い。
皆さん日本はいいですよ。
我が家の近くで。
桜はまだです。
梅ももう少し
ハブグレジュンタのマミー