退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#965:日本の警察官とアメリカの警察官の違い

2018-01-08 22:49:43 | アメリカ便り
私は退職(リストラ)した時、もう朝起きて仕事に行く必要がないと言う自堕落な生活に慣れるため、2週間テレビを見続けた。
それほど私はテレビが好きなんです。
2人の子供を育て、フルタイムで働いていた時には、それほどゆっくりテレビを見ている時間がなかったからものね。
ジュンちゃんにちょっかいをかけながら、テレビを見ている時が幸せなんです。

そんなテレビ、もちろん英語です。
そしてそんなテレビ番組で私が好きなのは、criminal mindとかLaw and orderなどの警察もの。
日本で良くやっている“密着警察24時間”みたいなものもやっていますが、アメリカのこの種の番組は捕まる人たちが、刺青だらけの麻薬販売人、アル中のDV男、喧嘩している、見るかに頭が悪そうでまともな仕事に就いたことのないような人(男女です)と、大体の内容が決まっている。
それに警察官のほうも“テレビに出るんだ”と言う意気込みがはいっているから、テレビ撮影なしの時よりかっこつけて迫力に欠ける。

だから、何回か見たらもう面白くもない。
その点、日本の警察何とかはバラエティーにとんで結構面白い。

しかし、アメリカに長く住んでいるとアメリカと日本の警察(テレビ撮影なし、本番の)の違いがはっきりわかる。
使える拳銃を持っている警察官Vs使えない拳銃を持っている警察官の違いなのでしょうか。

アメリカの警察は“怖い”、日本の警察は“ちょろい”。

昔、日本の市役所職員とか公務員はみんな態度がでかく不親切だった。
でも昨今、180度変わって、みんな優しい。
“お茶でも飲んでもっとお話ししていたいわ~”と思わせてくれる公務員ばかり。
警察官も、そんな公務員に習って優しくなったんでしょうか。
やさしくなってはいけない公務員もいると言うことがわかっていない。
もちろん国民に対する尊敬を失ってはいけませんが。

韓国お辞儀の“コンス”を思い出させる行動。
つまり、イッパヒトカラゲ、“どうでもいいけどみんなやっているからやっちゃおう”てな感じ。

私なんか、アメリカ在住40年間で速度違反で4回ほど捕まったけど、体が硬直しますよ。
以前ボスの奥さんが速度違反でポリスと喧嘩をしたら手錠をかけられて、そのまま警察署へ連れて行かれたそうな。
ボスは身柄引き取りにいかされた。
とにかくポリスには口ごたえしたらだめです。
変な動きもだめです。
本当に“ズドーン”と撃たれることもあるので。

その点、日本のポリスはやさしい(テレビ撮影されているポリスですが)
公務員だから、国民には優しくしろと教えられている、のかしら。
おまけにポリスによっては、麻薬密売者を相手に笑って話しかけているのもいる。
アメリカの警察みたいに、車に押し込んだり、即、手錠なんてこともない。
さっき見たのでは、犬の密売人の家に行って逮捕状を見せておきながら、玄関を開けてくれないといって、1時間半説得した挙句、窓から入っていった。
アメリカじゃーこういう時どうすると思いますか?
ドアを蹴り開ける、それでもあかないときは、こん棒のでかしやつでドアをぶっ壊す、のです。
もちろん後ろ盾に、拳銃を持った人を立たせて。
ドアをぶっ壊すアメリカの警察官Vs1時間半説得してもだめで、結局はあいている窓から入る日本の警察官。
*窓によじ登った警察官は窓をふさぐようにたっていた密売人のため、なかなか中に入れませんでした。

日本の警察官へ告ぐ。
1.容疑者の前では絶対微笑むな。
2.逮捕状が出ていたら、ドアを蹴り破ってもよろしい。
3.容疑者にやさしく話しかけて、改心させようなんて思わない。
 だって、自分が捕まりそうだったらどうします?、牢屋(年がわかる、刑務所のことです)に行きたくないから納得したふりをするだけでしょう。

外人の犯罪者が多くなっている日本。
警察官もインターナショナルにならなくては。
おもてなしはいらないんですよ。

ハブグレジュンタのマミー