退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#1032:アメリカの自殺現状

2018-06-09 08:17:28 | アメリカ便り
先日遊びに来たかえこちゃんが、“おっさんずラブ面白いよ”、と。
昨日はユーチューブで、探してみたらありました。
画質も声も変でしたが、“ただで見られるんだから、しょうがないでしょう”ということで、テレビっ子の私は最終回の第7話まで一挙に見てしまいました。
面白かった。
“こういうのってありなんでは”、と思わせる番組でした。
私は、LGBTメンバーでもそのサポーターでもありません。
LGBT民族の特異な行動、外見は100%毛嫌いしていますが、LGBT考え方の本質に反対も賛成もしません。
そんな個人の恋愛状態、好みなんておおっぴらにふれ回るもんではないのだから、“普通にしてればいいじゃん”、なんです。
あえて言えば、これができないLGBTが多いから、毛嫌いされると思います。
普通にやっていれば“勝手にやればいいじゃん”なのです。

ということで、“おっさんずラブ”はごく普通の会社員たちが巻き起こす、十人十色の恋愛のありさま。
テレビっ子の私は仕事が来なかった1日をテレビにはまってしまったのです。

さて、昨晩のニュースでアメリカで知られた2人が自殺したということで、自殺の話が取り上げられていました。
一人は55歳の人気のデザイナー、ケイト スペイドさん
この人の店で、娘と3年ほど前におそろいで真っ赤な財布を買いました。
原色を使った明るい、楽しく元気にさせてくれる作品が多かったのですが。
この人自身は作品とは別に、誰も知らない、暗い精神を抱えていたようです。

もう一人は61歳のリチャード ボーディーンで、食レポーター。
いろいろな国、土地に行ってそこの料理を紹介する人で、この人自身もシェフだったようです。
昔、この人の番組を見ていましたが、“まあー、良く酒を飲む人だ”と思っていました。
“これでは暴飲暴食で、絶対肝臓をだめにする”と思っていましたが、肝臓ではなく精神の病でだめになったようです。
優男的な男前でした。

アメリカでは2016年に45000人が自ら命を立ったそうです。
そのうちの54%は別に精神の異常を訴えていなかった人だったそうです。
アメリカでは2000年から毎年自殺が20-25%ずつ増え続けているそうです。

人間みな一度は自殺や死を考えるのではないでしょうか。
でも普通に生活をしている人にとって、それは“考える”だけで終わり、実行にまでは行きません。
“考える”から“実行に移す人”と“実行に移さない人”の違いは何なのでしょうか。
“それがわかったら自殺者がいなくなるよ”、なのですが。

この後は次回です。

死が自然にやってくるまで死なないハブグレジュンタのマミー