退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#125: Ig Nobel prize, イグノーベル賞。

2013-09-17 19:52:37 | アメリカ便り
この題名、わかる人は、サイエンスとユーモアがわかる人です。
これ、あえて言えば裏ノーベル賞とでも言いましょうか。
受賞の基準はサイエンス、医学、テクノロジーの分野で、人々に笑いと思考力を駆り立てるような研究をしたことが重要となっています。
1991年から毎年9月にハーバード大学で受賞式が行われていますが、授賞者達は、本物のノーベル賞受賞者から賞を渡されます。

驚くかもしれませんが、日本人は過去7年連続して様様な分野でを賞を獲得しています。
今年は、医学と化学で受賞しました。
受賞内容をちょっと紹介しましょう。
医学では、“心臓移植したねずみにオペラを聞かせると、生存期間が延びた”
化学では、“たまねぎを切ると涙が出てくるメカニズム”

他にフランスのチームが受賞した心理学では、“酔っ払いは自分達は、魅力的だと思っていることを実験的に証明した”
スエーデン、ドイツ、南アフリカの生物と天文学の共同研究では、“糞ころがし(虫です)は、道に迷った時、銀河を道しるべにする”
アメリカ人は、エンジニアー部門で、“抗ハイジャッカーシステム(映画エアーフォースワンで大統領が乗って逃げるカプセル)開発”

去年の日本人の受賞はアコースティック賞でした。
内容は、スピーチジャマーの開発で、これまた面白いです。
何かというと、この器械、スピーチをしている人の声を、わずかな遅延で流すというもので、スピーチをしている本人にとっては、耳障りなものとなります。

さまざまな場所でさまざまな研究がされているのです。

暇があったら、“Ig Nobel” をネットで見てください。
面白いだけでなく、知識も広がりますよ。

ハブグレのマミー

#124: 今日は写真だけ。

2013-09-16 17:26:40 | アメリカ便り
皆さん、長いブログに疲れていると思うので今日は写真だけにします。

昨日の息子のサッカーゲーム


珍しいバイプレイン(羽が2枚)。この飛行機、30分ぐらい、サッカーゲームの上を飛び回って、騒音を立てていました。


お馴染みのゴールドフェンチとカージナルス。
ところで、只今、野球のセントルイスカージナルス、ナショナルリーグのセントラルで1,2位の接戦です。


ハイビスカスの鉢植えに止まっていたバッタ。


我家の向かいの家の庭から見える景色。ゴルフコースです。



向かいの家の猫ミュー


同じくザズル


お馴染みの我家のハブちゃんグレーシー



今日は、これでおしまい。

ハブグレのマミー

#123: アメリカ囚人の高齢化

2013-09-15 22:25:01 | アメリカ便り
1週間続いたシングル生活、昨日で終わり。
たまにはいいですね。
一人(+2匹)でのんびりするのも。
ご飯支度をしなくても良いというのは主婦にとっては、一番うれしいことです。
待てよ、掃除も好きではないけど。
私は、3年半前に退職してのんびり好き勝手にやってますが、主人が退職して家にいるようになったらどうしよう。
もうちょっとがんばって働いて欲しいですね。

昨日は、大学5年生をやっている息子も、セントルイスの大学とのサッカーゲームで帰ってきました。
今日試合をしましたが、2-0で負けてしまった。
対戦相手の大学は非常に有名なマンモス私立大学で授業料450万(年間)。
息子の大学は小さな州立大学で授業料60万(年間)。
ゲーム、接戦でしたが、ほんのちょっと力足りずでした。

主人の両親は、84と86歳。
もうそろそろ、介護施設の世話が必要かもしれないと主人が心配しています。
前にも言いましたが、こちらの介護施設は、目玉が飛び出すほど高いです。
月40万から60万です。
もちろん普通のです。
だからこちらでは、お年寄り最後の最後まで自宅で暮らします。
でも、私が始めて会った時、両親はまだ54と56歳だったのですね。
今の私より若かった。
この人達、当時から年をとっていた感じでしたけど。
暗くて、覇気がなかったですね。
と書いても、主人も、義理達もこのブログを読まないから良いでしょう。

老人といえば、今日テレビで、囚人の高齢化を放映していました。
囚人の間でも高齢化が進んでいるそうです。
当たり前ですよ、こちらでは懲役20年、50年、100年、200年という重刑囚が多いのだから。
でも、門の外の世界と同様、年をとると暮らしていくのに人の手が必要になる。
国はこの高齢な囚人達の面倒見るのに、一人年間700万円の金を払っているそうです。
もちろん、私たち庶民の税金で賄われています。
ひょっとしてこの老人達、門の外にすむ人達より良い暮らしをしているのでは。
自由がなくなるという点は別として。
でも待てよ、年取ったら動けない、どこにもいけない老人、つまり自由を失われた老人がこちらの世界にもいるのでは。

20歳から50歳ぐらいまでの出所した囚人、半数は再度罪を犯し戻ってくるそうです。
でも60歳以上の出所した老囚人、300人に一人ぐらいしか戻ってこないそうです。
だから、テレビでは老囚人達をいくら重刑だからと言って、80歳90歳100歳になってまでも、刑務所に入れておくことは必要かと言ってました。
でもそうなると、"刑”とは何なんでしょうか?
"刑”の意味がなくなる。
改めて、"刑”の意味、懲役20年、50年、100年、200年という重刑囚が実践的かどうか、考える必要があるのでは。

スイートポテトさん
あの餌箱は、ごく一般的に売られいます。
我家は、毎日朝一回あの餌筒を、ひまわりの種で一杯にします。
冬場は、一日2回ですね。
育休産休のコメント。
ラッシュアワー時の乳母車(ストローラー)ですが、札幌の地下鉄、朝のラッシュアワー時には、"女性に優しいセクション”があります。
大抵は一番先頭車両ですが。
便利だと思います。
これに乗ってもいやな顔をされたら、電車が揺れた瞬間に足をふんずけて、素知らぬ顔をしましょう。

今日もまた長くなってすいません。

ハブグレのマミー

#122: ドゥームズデイ

2013-09-13 19:19:27 | アメリカ便り
こんな英語、日本人は聞いたこともないのではないでしょうか。
意味は、“最後の審判の日”とでも言いましょうか。
つまり、地球最後の日。
アメリカには、その日のために毎日準備している人達がいるのです。
この人達のことをドゥームズデイピープルと言って、我々とは住む世界がまるっきり違います。
テレビでもリアリティーショーで、ドゥームズデイピープルを数シーズン見せていました。
この人達、敷地内に核戦争が起きても大丈夫なような頑丈な建物を作って、あるとあらゆるガン、食料、その他生活に必要なものを溜め込んでいます。
核戦争等で地球上のものが破壊されても自分達だけは、生き延びることができるよう日々準備しているのです。

どうしてこんな話になったと思います?
今日ハブちゃんと、癌センターに週一回のボランティアーに行ったのです。
そこでこのドゥームズデイピープルと思われる人と話したのです。
病院訪問では、変わった人も多いですが、ドゥームズデイピープルは6年間やっているけど初めてです。
というか、自分から“ドゥームズデイピープルだ”と名乗りはしなかったけど、その匂いを“ぷんぷん”させて話してきたのは始めてでした。
“ゴッドは地球最後の日が来ることを最初から計画していたのだ”とか言い始めた時には、この辺で話を切り上げたほうが良いと思い、ハブちゃんを出しに使って、その場を離れました。
ま~よくしゃべまくる人でした。
このような人達って病気は別にしてかわいそうですね。
何を生きがいに毎日生きているのかと思うと。
地球最後の日の準備をするために生きていくって、なんかおかしいですね。
でも、これってキリストの“天国に行きたかったらゴッドを信じなさい”と言う概念と同じ理屈なんでしょうね。
つまり、キリスト教信者の“天国に行くために毎日を生きる(生き方は別として)”。
ドゥームズデイピープルの“地球最後の日のために毎日を生きる”。
ドゥームズデイピープルは、極端なキリスト教信者なのでしょうね。

でも私だったら、この地球上の生物が壊滅状態になったら、生きていたくもないけど。

ちなみにこのドゥームズデイピープル、人種のカテゴリーとしては、レッドネックに入るでしょうね。

昨日からガンやら、地球最後の日やらとなんとなく物騒なことを書いているので、このブログアメリカの国家安全保障局の盗聴にあっていたりして!!

ハブグレのマミー

#121:ガンコントロール

2013-09-12 19:21:09 | アメリカ便り
昨日まで90’F以上の気温が続いていたセントルイス、明日からようやく80’F台になりそうです。
そして涼しくなるや否や、テレビではクリスマスショッピングの宣伝をやっています。
まだ3ヶ月もあるのですが。

こちらでは、レイアウェイと言って、店で欲しいものがあったらクリスマス間近まで保管しておいてくれるシステムがあります
このシステム、大抵はウオルマート、Kマート等の低価格、大衆店舗で行なわれています。
私は、このような気の長いことはできないのでやったことはありませんが。
これも店の客寄せの一環なのでしょう。
本当にこちらのショッピングは、客に都合がよくなるようにできています。
前にも言いましたが、購入した後でも気が変わったら1ヶ月以内だったら返品はできるし。
とにかく、これからクリスマスが終わるまでショッピングシーズンです。

話は変わって法律です。
アメリカでは、合衆国の法律が州によって違うことがあります。
例えば、中絶が許されている州もあれば、禁止されている州もあります。
ゲイ同士の結婚が認められている州もあれば、だめな州もあります。
どうして、今日このような話になったかというと、昨日私の住むミズーリ州で、国の定めたガンコントロール法に反対するかどうか州議会で投票が行われたからです。
この国が決めたガンコントロール法、反対するまでもないほど当たり前のことをとり決めただけのことなのですが。
例えば、ガン購入時のバックグラウンドチェックの必要性とか、マシンガン的大量殺人可能なガンの販売禁止とか。
結局、昨日の投票結果、無事反対派が負けました。
ミズーリ州も捨てたものではないですね。
でも議員の一人、"これで終わったわけではない”と捨て台詞を吐きましたが。

不幸は、コロラド州で起きました。
昨日この州で、国の決めたガンコントロールをバックアップする二人の議員を、首にすることが住民によって決められたのです。
コロラドといえば、コロンバイン高校の乱射、オウロラの映画館での乱射と、悲惨なガンによる大量殺人が起きた所なのですが。
ガンコントロール賛成、当たり前だと思っていたのですが。

目には目、ガンにはガンでした。

ハブグレのマミー

昨日9歳になったハブちゃん


お年寄りグレーシー、でも元気で、食欲旺盛


モーニングダヴ


カージナルス


鳥盛りだくさん