退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#700: ウーバー (Uber)

2016-06-22 22:55:29 | アメリカ便り
皆さん、ウーバーという言葉を聞いたことがありますか?
早く言えば、個人が運転する“乗り合いタクシー”。
2009年にサンフランシスコの若者2人が、基金から借りた2千万円を元に始めた会社が、いまや66カ国449の市で運営される大きな会社となりました。

先日テレビを見ていたら、この会社のコマーシャルがでていました。
“好きな時に好きなだけ自分の車を運転して、エクストラマネーを稼ぎませんか?、週に350ドルは軽く稼げますよ”。
とのこと。
すごく、誘惑されるコマーシャルです。
年金暮らしの身、“やってみようかな?”と言う気が一瞬しましたが、すぐに消え去れました。
というのも自他共に認める“むちゃくちゃ運転手”だからです。
ジキルとハイドではないですが、一旦ハンドルを握ると人が変わっちゃうのです。
大して急ぐこともないのに、ブレーキとアクセルをピアノのペダルのようにせわしなく踏んだりする。
たいていの人が、15分も乗ると船酔いではない、車酔い的症状を訴える。
文句を言わないで私の運転に乗るのは、よりさんとレイちゃんぐらい。
と、ま~私の運転はさておいて。

私が最初にウーバーのことを聞いたのは、古友ジュディーからでした。
ジュディーのサンフランシスコに住む息子が、ウーバーに乗ったとかで、ハッピーアワーのときに話していたのが最初でした。

このウーバー、誰でもが運転手になれるし、もし、車を持っていなかったら、いくらかの頭金を出して車を借りて運転手となることもできるそうです。
お客はスマートフォーンのアプリから、どこからどこまで乗りたいかを示したら、都合のよい登録したウーバーの運転手が、お出向かいにくるというシステムとなっています。
そして、お客は運転手に1から5までのスコアーをつけるそうです。
もちろん5が一番よいのですが、先日、ミシガンで4人もの人を殺した45歳のウーバー運転手は4.7のスコアー保持者だったそうです。
今のところウーバーは安く便利なため、人気がありますが、安全性の面ではどんなもんでしょうか。
といってもアメリカの正規のタクシー運転手もアフリカ人、インド人、中近東と様々な人種から成り立っているため、日本人の私から見るとどれも、命がけで乗らなくてはいけないような感じで怖いです。
このウーバー、もちろんタクシー業界から目の敵にされています。

ハブグレジュンタのマミー





#699: Modified #85: 癌と不老不死 、2013-07-29 から再紹介(ちょっと変えて)

2016-06-21 21:44:29 | アメリカ便り
今日は2013年7月29日のブログを再紹介します。
別に、今日は書くことがないからというわけではないですよ。

麻生大臣の先日の北海道での公演での発言。
実に麻生さんらしい発言で、またまた、野党の良い餌となった感じがしました。
実際、公演の動画を見てみると、いつもどおり悪気がない素直な発言と思いました。
90歳になって老後の蓄えを心配して、消費という形で社会に貢献していない一般的老人について述べたコメント。
個人金融資産が1760兆円で、そのうちの900兆円という現金が使われないで眠っているとのこと。
それだけの金が動いたら、景気がある程度回復するだろうにと言う気持ちから出た発言と思います。
福祉もだんだん頼れなくなってきている社会、勿論、子供たちも自分たちが生きていくだけで大変と言う暮らしをしている。
そんな中、この先何年生きるかわからないけど、蓄えた現金だけが頼りになると言う考えを多くのお年寄りが持っているのは事実です。
難しいですね。
でもこの先ますます老人が増える、と言うことはますます寝ているお金が増えてくる。

それで、以前書いたちょっと興味深いブログを紹介します。

先月購入した月刊誌に載っていた対談は、非常に興味があるものでした。
この対談、私の尊敬するジャーナリストと分子生物学者のものでした。

学術的な見解は、またの機会にまわすことにします。
というのはそれを書いていたらもっともっと長くなりそうなので。

(と書きましたが、これは3年たった今でもやっていませんね)

この対談の中で "癌ができるのはある意味、進化の必然性” であり “人という種の保存を考えると、生殖年齢を過ぎた個体は、なるべく早く排除したほうが、食糧事情が悪かった時代には合理的であった、、” と書いていました。
なるほど。
癌は“姥捨て山的存在”なのです。
そして癌は、年齢に比例して発生数が増えますが、実際には予防、診断、治療が進歩している現在、日本人の癌死は減っているとのこと。

更に医学的に不老不死は不可能だともおっしゃっていました。
というのは、細胞レベルで言うと死なない細胞はがん化しているということなのです。

私は、癌をこのように考える人を始めて知りましたが、まさにそのとおりだと思います。
でも日夜進歩している医療。
癌で生き延びる人達、長寿な方々が沢山おられる中、次の姥捨て山的要素と言うものが何になるのか考えます。
不謹慎にも取られるかもしれませんが、自然災害、戦争が人類に対する2000年以降の姥捨て山なのかも。


花いっぱいの庭です。















娘とジュンちゃん



ハブグレジュンタのマミー

#698: 私にとっての理想の母とは。

2016-06-20 22:46:31 | アメリカ便り
9日から帰っていた娘が、今朝11時帰っていきました。
鮭のおにぎりやフルーツのお弁当を持たせました。
先ほど無事着いたと電話がきました。
10時間の運転、心配性の私は2時間おきに電話して無事を確認。
電話をすることによって、余計に事故が起きたりして、、、とは考えますがやはり心配なので。
8月のはじめに学校が始まるまで、何とかかんとかのリサーチ、主に統計的なものに参加するそうです。
これはお金がもらえるそうで助かります。
何せ大学はただで行ったけど、公衆衛生修士には、年間授業料2万3千ドルプラス生活費がかかったし、医学部4年は授業料だけで年間5万3千ドル。
アメリカでは大学卒業時の借金は2015年卒業生で、3万5千ドルだそうです。
我が家の娘ははるかにそれを上回るでしょね。

今日の題、“理想の母とは”。
このブログも書き始めてもう3年以上となってので、同じことを書いているブログもたくさんあると思います。
今日のもなんとなく書いた気がします。

私は小学校から、“私は母のような母親にはならないし、父のような男とも絶対に結婚しない”と心に決めていました。
私にとって理想の母とは、
1.子供のwell-being を一番に考える。
2.毎日とはいわないけど、掃除洗濯をし、おいしいものを食べさせたいと思う気持ちを持って料理をする。
3.毎朝、お弁当を作る。
4.学校から帰ってきたら、“お帰り”と言ってくれる。
5.かわいい服を作ってくれる(買ってくれる、でもよい)。
6.成績が悪いときだけの教育ママではなく、毎日学校生活に注意を払ってくれる。
7.学校がない日は、どこかに連れて行ってくれる、または遊んでくれる。

と欲することを書き並べていたら限がないのでやめておきます。

ただ、私の母がしなかったことを書き並べた感じがします。
私は子供が小さいときからずーと働いていましたが、母がしてくれなかったことを子供たちにしてきたつもりです。
だからでしょうか、25歳と、27歳、いまだに一緒に旅行にいってくれます。

いい子に育ってくれたと思います。

ハブグレジュンタのマミー


#697: ディズニームーヴィー、思い出たくさん。

2016-06-17 22:25:39 | アメリカ便り
先日、娘と“ジャングルブック”を見に行きました。
これはディズニーのアニメ、ジャングルブックのリメークです。
コンピューターテクニークが進歩したおかげで、実際の人間とCGI(コンピューターで作られたイメージ)が一緒にスクリーン内で演技をしている。
最近の映像技術はすごいですね。

ディズニームービーは子供たちが小さい時からたくさん見ています。
一番最初のが、“リトルマーメイド”。
これは3歳児にはもってこいの楽しい歌がたくさん入っていました。
タコの悪女が出てくるときはちょっと怖がりましたが。
この映画は100回ぐらい見たのではないでしょうか。
テレビの前で踊りながら一緒に歌っている娘、息子の姿が今でもはっきり目に映ります。

その後は、バンビ、ダンボ、ピーツドラゴン、メリーポピンズ、などなど数え切れないぐらい見ました。
バンビでは、お母さんが猟銃で殺されたり、森が火事になったりと恐ろしいところがふんだんにあり、当時子供達が通っていた“モンテソリー”システムの保育所では、“そういった子供にインパクトを与える映画は見せないように”と言っていました。
そこは、“子供は親の自由”と思っていた私は、ある程度現実というものも見せておいたほうが良いし、おまけにアニメ、それほど人生にマイナスにはならないだろうと思い、躊躇せず見せてあげました。

でもおかげで、我が家が丸焼けにならずにすみました。
変な話ですが。
ある週末いつものように我が家に友達が5人ほど集まってハッピーアワーをしていました。
私は、下の息子をおぶってビール片手にてんぷらを作りながら、みんなとデッキで会話をしたり忙しく動き回っていました。
会話が弾むと、もちろんてんぷらを作るための油を火にかけていたこともわすれてしまい、火が油に燃え移ってしまいました。
がデッキにいた私はそれを知らずに相変わらず会話に花を咲かせていました。
そこへ、娘が困った顔をしてやってきて、一言“ファイヤー”といったのです。
“また、バンビでも見ているのかな?!”と大して気にも留めていませんでしたが、家の中に戻った娘がまたデッキに出てきて“ファイヤー、ファイヤー”といい続ける。
“あ、そうだてんぷらを作っていたんだ”。
油の入った鍋の中で、火が燃え盛っていました。
本当に“ファイヤー”だ。
火のついたな鍋を持ってデッキに行き、なべそのものを外に投げました。

というわけで、娘の“ファイヤー”の一言、いや2,3言で、一家火事で家を失うことになりませんでした。
これも娘と“バンビ”のおかげでしょう。

スワーローテイル







カージナルス



ハミングバード



モーニングダヴ






#696: 大変な世の中になってきたからこそ、“なめられるな” なのです。

2016-06-15 22:58:24 | アメリカ便り
中国の軍艦が、尖閣沖なんてせこいことを言わず、今回は本当に鹿児島県沖に領海侵害。
政府は中国がどうしてこのような行動をとったのか、模索中とのこと。
沖縄諸島、沖縄県民の出方次第で、南沙諸島と同じ運命をたどる感じがしてきました。
パターンが似ているのではないでしょうか。
“台風に遭遇した場合の、中国漁船の避難場所の探索”なんて言い訳をしながら、中国領土を広げていくのでしょう。
南沙諸島がやられたように。

中国というのは、ロシアもそうですが、目的がわからない。
もちろん“領土を広げる”という単純目的一筋で行っているのでしょうが、なぜ?
“大きいことは良い事だ”、なのでしょうね。
でも、今でも統制が利かない国なのに、これ以上領土を広げてどうするのでしょうね。
物理的な拡張より、国民、国政を何とかしなくてはいけない時だと思うのですが。

しかしながら、どうして日本は領海侵入の中国軍艦、見逃したのでしょうか。
またまた、“遺憾に思う”でおわらせるのでしょうか。
韓国軍艦でさえ、領海侵害した中国漁船だか公船に(威嚇)射撃したではないですか。
なめられるのですよ、これだから、日本は。

外交する上で一番大切なことは、“なめられるな”と思います。
これは外交レベルだけではなく、私たちが暮らしている一般社会にも通用することと思います。
アメリカでアジア系というのは“なめられる存在”にあります。

日本人は英語が下手ではっきりものを言わない、そして訳もないのに笑う。
中国人は不潔っぽい、うるさい、金に対して貪欲。
韓国人はくさい、不潔っぽい、自我が強い。
ちなみに以上の見解は私個人の見解です。
これらのことが他国の文化になじみのないアメリカでは、特になめられる原因となっていると思います。

私はアメリカに来て40年近くなりましたが、以前は日本人として、アメリカ人や他国民に“なめられない”ということに重点を置いて生活してきました。
今は重点を置かなくても自然と“なめるなよ”という態度が現れていますが。

しかし、“なめられる”ということは非常に奥が深い行動だと思います。
というのは、“なめる”という国民性と“なめられる”という国民性が複雑に絡み合って、結果をもたらしているからです。
私が思うに、というか信じたいのは中国、ロシア、韓国、北朝鮮なんかは、自分たちは他国を“なめている”感じでいるのだろうけど、実際は“なめられている”のでは。
だって私達や、欧米諸国は“馬鹿な国が”なんて感じでそれらの国を見ているでしょう。

泣く子と坊主には勝てぬといいますが、馬鹿な国を相手にすることほど、無駄なことはないですね。

ハブグレジュンタのマミー