ここどこ? ぶんぶく茶釜?
狸じゃないよ~~
昔昔、貧しい男がおったとな。ある日罠にかかったタヌキを見つけるが、不憫に想い放してやったそうな。
その夜タヌキは男の家に現れ、“ありがとうございました。お礼に私が茶釜に化けますのでそれを売ってお金に換えて下さい”
次の日、男は和尚さんに茶釜を売った。和尚さんは寺に持ち帰って茶釜を水で満たし火に懸けたところ、タヌキは熱さに耐え切れずに半分元の姿に戻ってしまったそうな。
タヌキはそのままの姿で元の男の家に逃げ帰えり、今度は“茶釜で綱渡りをしますので見世物小屋を開きましょう”。
この考えは成功して男は豊かになり、タヌキも寂しい思いをしなくて済むようになったとさ。