刺す事件

「刺す」「刺される」という現象(行為)をご存知ですか？

合法です。

多分定義は「心に刺さる言葉や行動のこと」だと思います。自分も何となく使っていましたし、多分若者も同じような感覚だと思います。

そして僕が知らず知らずに「刺していた」との報告があり、怖くなっていたのです。そして周りはそれをイジってくるのでまた更に怖がっていました。

何が怖いかと言いますと、その対象が19歳の女性だと言うではありませんか。

そんな少女に鋭利な刃物を使うわけがないという過信。それが僕の初めの印象です。

（ここまで書いてやはり犯人Aの獄中手記みたいだなと思っています。）

そして被告として被害者含め皆んなで食事をすることになったのです。

証言はこうでした。

質問：様々な刺され方があると思います。どのような刺され方をしましたか？」

被害者：脳天から銃で縦に撃ち抜かれたようでした。

質問：えっ！？刃物じゃなくて、飛び道具？しかも縦？

被害者：となりの◯◯ちゃんも！

質問：2人同時に？（2丁拳銃？）

ま、コント仕立てで周りの皆さんも巻き込む面白裁判です。

結局、被害者の方も笑いながら僕をイジってくれていたので助かりましたし、どうやらいい効果もあったようでした。

僕が何気ない会話で「なんで来たの？(Why are you here？)」と尋ねたら、曖昧だった理由のない少女たちの心の奥深くに突き刺さったという事件でした。

Why?なんて普段考えてないですもんね。

中学生にワークショップしている所に見学に来ていた若いキャンプリーダーにとって、大人として毅然と何かを示せたのかもしれません。

そしてそんな事をナチュラルにしている自分が怖くもあり、リスペクトもしています。

自分をリスペクト…

自尊心んんん…

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