山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

雨の休日はクッキングマタギ

2023年05月29日 | 山菜料理

 「どうする?」

「K川は、コシアブラかな。Yは、ワラビが出始め。でも、本番はまだ先。Oは意外と出てないかもしれない。・・・」

「S川の上流という手もあるけど、次の収穫とかぶってしまうよね。」

「うん。」

 A氏との会話である。

 ああでもないこうでもないと、行き先を相談するのだが、話がまとまらない。その2日後に、前回大当たりしたS川再訪が控えているから、こうなってしまうのも仕方がないことだ。

「やっぱり、今回は、やめっぺ。」

「うん。〇日、3時半な。」

 せっかくの休みではあるのだが、結局、アウトドアは諦めた。と言うより、たとえ、出かけて何らかの収穫があったとしても、その2日後に訪れるであろうパラダイスを想像すると、心が躍らないのだ。

 そして当日。目覚めると、日の出時刻を過ぎているのに、どんよりと暗い。路面が濡れているから夜半に雨が降ったのだろう。これは、正解ですかね。天気の神様も、家でおとなしくしていろと言ってるみたいです。

 さて、どうしようかと思って冷蔵庫を見ると、タケノコが、あと2包み。それから、先日山菜を分けてやったYちゃんから、お返しにと届いたイチゴジャムがある。

 これだ!と思って、近所のコンビニに買い出しに出かけたんだけど、目当ての生クリームがない。仕方なく、いろいろな料理に使えそうなプレーンヨーグルトを買ってきた。これで、何かできるでしょう。ちょっと一休み。

 再び目覚めたら、何を作ろうとしていたのか全く思い出せない。これだから、認知症マタギには、困ったもんだ。

 とりあえず、覚えている方のタケノコ料理だけは作っておきましょう。作るのは、

  ≪タケノコと牛肉の煮物≫

 前回のフリットも美味しかったんだけど、やっぱり、ご飯に合うおかずを作らなくてはいけないよね。つまり、和風のタケノコ料理を作りたいんです。

 下ごしらえ・調理の部

 ・糸コン1袋を食べやすい大きさに切って、沸騰したお湯で湯がきます

 ・タケノコの皮を剥いて食べやすい大きさに切り分けます(150g)

 ・牛コマ200gとショウガの千切りを準備して

 ・調味料は、酒醤油各50gに、みりん25g、砂糖30g +顆粒出汁小さじ1ぐらい

 ・まずは糸コンとショウガを炒めて、香りが立ったら

 ・牛肉を入れて色が変わるまで炒めて、と思ったんだけど、底にへばりつくので、水100ml追加

 ・その後、タケノコを入れてから調味料を加えました

 ・鍋の中身をゆすったり煽ったりしながら加熱していき、水分が,あらかた飛んだら

       一丁上がり!

 やっぱりこれっす! 生ハム巻きのフリットもいいけど、田舎者には、田舎の味付けの方が合うのかもしれない。お酒も進むし、牛丼代わりにもなる。もちろん、お弁当に入れても美味しかったです。

 次、行ってみます。

 認知症マタギが買ってきた謎のヨーグルトと、貰ったイチゴジャムを使った料理

 いろいろ考えたんだけど、結果的には、≪いちごヨーグルトムース≫になりました。ササッと行ってみます。

 ・ヨーグルト200gにガムシロップ1個を入れて混ぜておきます

 ・生クリーム100g(結局、後で買ってきた)にグラニュー糖30gを入れて

 ・しっかり9分だて

 ・ヨーグルトと、湯煎しておいた粉ゼラチン3gを加えたら、再度混ぜて

 ・容器に移して、冷蔵庫へ

 30分~1時間である程度固まるんですけど、ここに、

       直接イチゴジャムを乗せるのがお勧め

       冷凍庫で固めてからジャムをかけてもいいけど、手間

       小技を弄しないで器から出したのが右(崩れちゃった)

 どれも美味しいんだけど、『映え』を目指すんなら、左の2つがお勧めかな。ゼラチンの量を増やすと、また違った結果になるかもしれないので、またチャレンジしてみようと思います。

 ああ~、面白かった!

 退屈になるはずだった休日が、冷蔵庫の食材と、マタギの認知症のおかげで充実しました。

 ご馳走様でした!