
昨夜まで続いた雨が上がって、ここから暫くは、天気が安定しそうなので、ちょっと山に出かけてみることにした。
出かけると言っても、収穫を目指す気持ちはない。
キノコは、トビタケとマイタケの端境期だし、この時期に欲しい山ブドウも、先日たっぷり戴いたばかりだから。
付け足すと、ワサビもミズコブも、まだまだたっぷりある。
したがって、本日は、のんびりと自然探索なのだ。
出発時刻もゆっくり。
朝食を終えてから出掛けることになった。
目的地は、Y川流域。
初夏のワラビでは、あいも変わらず無双の採り場だが、昨年秋の山菜は壊滅的だった場所だ。
去年の秋は、記録的な猛暑に加えて、一部山域が伐採されてしまい、足元にも頭上にも、何も発生しなかった。
おまけに、収穫不足のとばっちりを食ったクマさんとの競合が発生してしまったため、確実に収穫できると思っていたヤマグリさえも、全然採ることができなかった。
で、それなりに自然環境が復活しつつある今年はどうなっているのか、それを確かめるのが今回一番の目的となる。
地域の降水確率は10%。雨雲レーダーを見ても、問題は、全くなさそうだったが、
残りの10%が山に降るんですよ
とりあえず合羽を着てから散策に入る。
さすがにのんびり行動だから、同じようにのんびりとキノコだか山菜を採る人に出会う。
あいさつは交わしたが、何を採っているかは聞かなかった。
クマ出没中 立ち入り禁止
みたいな表示は見かけたんだけど、これはどこの山も同じね。大事なのは、クマさんをびっくりさせてしまわないこと。違う音色の鈴を複数身に付けて、にぎやかに森に入る。
いつものことながら
ブナの森は気持ちがいい
古道沿いに歩いていくと、
おおっ、タマゴタケ!
お久しぶり!
大量に出ているのなら戴くんだけど、それほど多くないので、来年以降の子孫繁栄を祈ってお別れ。
他にも、
ヤマドリタケモドキかな
これは気候変動にも負けないツキヨタケ
いろんなキノコたちが復活していました。
頭上の山菜はと言うと、
山ブドウや
アケビも
復活していました。
気持ちの良いブナ林
ああ、よかった。
これで、来年以降も、この森で楽しむことができそうです。
山の神様、その時には、また、よろしくお願いいたします。
ところで、クマさんですけど、今回は、足元にも頭上にも気配が全くありませんでした。
別に美味しい餌場を見つけたのか、山奥から降りてくる必要がなくなったのか分かりませんが、これからも、きちんと棲み分けして過ごしていきたいものです。
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