
釣りに出かけて、釣れた日と釣れなかった日とでは、帰宅してからの行動が大違いだ。
釣れたら、獲物の鮮度が落ちないうちに必要な下処理を必死で行う。あわよくば新鮮な料理も出したい。出発が夜中で疲れ果てているから、本当に死にものぐるいになることも少なくない(前者)。
これに対して、釣れなかった日は、やることがない。残っているのは疲れだけだから、明日以降に備えて、ゆっくり身体を休めましょう、みたいなことになる(後者)。
あなたなら、どっちがいいですか?
もちろん、前者ですよね。だって、遊びで何よりも大切なのは、心の昂ぶりなんだから。いくら疲れても、モチベーションが高い方がいいに決まってる。
で、パーフェクト負けを喫したマタギ選手は、ドヨ~ン。
これだけ完膚なきまでに敗れたら・・・。潔く!なんて無理。だって、次の楽しみが消えてしまったんだもの。
負けを認めておとなしく昼寝ってのは、あまりにもつまらない。
そんで、ドヨ~ンのマタギが、どうやって元気を取り戻そうとしたかを記録しておきます。
このままではいけない。今日、釣れたらやる予定だったことの中で、出来ることはないか。
ポクポクポクポク チ~ン
≪タコなしたこ焼き≫
そうだよ、刺身は無理、タコしゃぶもタコ飯も無理。だけど、タコの存在感が薄い料理だったら、タコなしでも出来るんじゃない?そう考えていった結果、辿り着いたのがこれなのだ。
だって、たこ焼きって、使うタコは、ほんの切れ端じゃないですか。だったら、代用品でも何とかなるんじゃない?そう考えてタコの代わりになる材料を探そうとすると妻が、
「シーフードミックスなら冷凍庫に入ってるわよ。」
だって。
いいじゃん! それで行ってみましょう!!
燃え尽き状態から目覚めかけていた心が、一気に昂ぶり始めましたよ!
下ごしらえの部
・シーフードは、塩分3%のぬるま湯で解凍
いつものやり方。他にないか調べてみたけど、やっぱりこれがいいみたい
・解凍が終わったら、水気を切って粗くみじん切りに
・ナガイモ100gを摺り下ろして
・卵3個を入れて混ぜます
・ネギと紅ショウガと揚げ玉もスタンバイ
・ナガイモと卵のミックスにだし汁を入れます
※だし汁は(出汁醤油大さじ1強を加えて)750g
・更に、薄力粉200gをふるいかけて丁寧に馴染ませます
※掬っては、濾し入れる(結構手間)。
調理の部
・プレートに油を敷いて熱したら、シーフードを散らします
・それなりに火を通したら、衣をたっぷり流しかけて
・具材を散らします
・衣に切れ目を入れてまとめたら、固まってくるまで、しばし待機
・クルクル動くようになったら裏返して焼き目をつけます
さあ、食べましょうって、なんだかタレパンダ
1回目は、どうも焦ってしまったようです。
でも食べてみると旨い!みんなも喜んで食べていたから良いことにしましょう。
2回目、3回目と、焼き方は冷静になっていくんだけど、今度は食べる方に夢中になって写真忘れました。
はああ、満足!
家族も満足してるみたい。
タコがなくても、たこ焼きは出来るじゃない!
よかった! ドヨ~ン解消!
料理中、そして、食べながら、心が昂ぶってました。
そして、現在、その余韻に浸りながら、記録をしたためております。
パーフェクト負けでも、ちゃんと新しい一歩が踏み出せるんだ。
ああ、全ての巡り合わせに感謝!
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