本日の収穫物。
ちょっと採りすぎたかも
『海』でパーフェクト負けを喫したけど、今度は、懲りずに『山』だ。
前回の(山遊び)同窓会のあと、日程調整をしたら、10日以上も間が空いての期日設定になってしまった。
計画は、同じ場所の同じコース。但し、日の出の時間がかなり早くなってきたから、集合と行動開始も少し早めることになった。
そして当日、A氏とマタギの車は、予定よりもかなり早い時刻に集合場所に着いてしまった。余裕がありすぎるので、装備を整えて待つことにしたのだが、相方のT氏もかなり早く到着。これだけで、互いの胸の高鳴りが分かるってもんだ。
「行くか。」
「おうっ。」
前回と同じ場所に車を移動させて、準備完了。
時間も早いんだけど、雲が厚いせいか、まだ暗闇に近い状態。
しかし、誰からともなく藪に入り込む。
「赤コゴミ、出ったぜ。」
T氏が、早くも発見。マタギには見えなかった。しかし、初物ではないか。
「赤外線センサーつけっだのんねべにゃあ。」
「はっはっは、山菜は見えんのよ、どんなに暗くても。」
赤コゴミが出ているということは、山の春も盛期に入ったと見て良いだろう。先に進む。
前回と同じコースなのだが、様子がガラリと変わっている。
シドケ(モミジガサ)が食べ頃に
コゴミも真っ盛り(ピンぼけ御免)
ワサビは、完全に『お花畑』
赤コゴミを採集中
山は、真っ盛りになって我々を迎えてくれた。
今回の場合、A氏はワサビを採らない。マタギは赤コゴミを採らない。T氏はシドケを採らない。こんな風に、それぞれのターゲットが少しずつずれるので、また面白い。
自分が目的としない山菜を見つけると、探している仲間に声を掛けて採ってもらう。これを繰り返しながら進むのも楽しい。
同じターゲットに逢ったときにも声を掛けあうのだが、その中でも面白かったのが、こちら様。
頭上の山菜スタート!
タラノメはご覧の通り、トゲトゲの枝の先端に生えている。手が届く高さなら、問題なく採れるんだけど、そんなに甘くはない。頭上高くに生えている奴が殆どだし、そちらの方が品質良好なんですよ。そんでもって、木を折ってしまったら、環境破壊。だから、慎重に採るんですね。しかも、棘でダメージを受けないように。
この時、仲間がいると、作業がかなり楽になります。一人が枝の途中を引っ張って、もう一人が先の方をたぐり寄せて、
「OK、採れた。」
「じゃあ、手、離すぞ。」
「あいよ!」
こんな感じで採っていくと、木を傷めないし、効率的なんですね。
おかげさまで、タラノメの初物も、結構いただくことができました。
山菜のお洗濯(これは山に、分け入る前)
「どうする?次の場所行く?」
「いや、いいわあ。これだけ採ったら。」
「昔は、次の川、次の山って渡り歩いたっけけどなあ。」
「うん。充分!」
「次回、どうする?」
「T川の様子、見てみっだいやあ。」
「じゃあ、また連絡すっから。んだらまた。」
月山道 ブナの芽吹き(例年より早いかも)
たっぷりと楽しませてもらいました。遅れ気味だった春も、ここにきて一気に進み始めた感じ。
前回の海遊びは空振りだったけど、山は待っていてくれたようです。
ありがとうございました、山の神様。また、楽しませて下さい。
シドケにタラの芽、コゴミもいいですね~。
山菜の宝庫、羨ましいです。
ワサビも久しく食べていないなぁ~~。
コメントありがとうございます。
おっしゃるように、いい感じになってきました。
やっぱり、春は心が躍りますね。
日差しと空気に加えて、やっぱり美味しいものから喜びが広がっていくみたいです。