山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

こんなに違うの!?大根の味

2022年11月20日 | 日記とレシピ

 実りの秋を迎え、親類縁者から様々な野菜や果物が届くようになってきた。今年もありがたく戴いて、ありがたく料理させていただいている。そんな中で、試しておきたい食材の一つが大根『尻尾が辛くて頭が甘い』。これがマタギのこれまでの認識だったのだが、NHKの番組で、「違いますよ」と言われてビックリ。これは、実際に試してみなければなるまいと思っていたんです。キノコ料理のバタバタが一段落した本日、夕食のおかずに仲間入りをさせてもらうことにしました。

 作ってみるのは、

   ≪ふろふき大根≫

 番組の説明では、大根の辛み成分は、大根の外側の部分に集中しているとのこと。したがって、外側を厚く剥けば甘い大根料理が作れると言うのだ。

 試してみたいという気持ちもあるが、厚く剥いてしまっては勿体ないという貧乏人気質も働く。まあ、その辺の事後処理は何とかしましょう。とにかく、やってみなければ分からないんだからやる。

 始めます。

 下ごしらえ・調理の部

 ・大根を8㎝ほどの幅に切り分けました

       3本半出来ました

 ・これを、それぞれ2等分にして、一方を普通に、もう一方を厚めに皮を剥きます

       こんな感じ

 これで、左側が辛く、右側が甘くなるはず。

 ・裏面に隠し包丁を入れます

 ※だし汁を吸い込みやすくするため

 ※あとで見分けるために、辛い方の表面を面取りしました

 ・圧力鍋に並べて、だし汁をヒタヒタに注ぎます

 ・加圧して、ピンが振れ始まったら火を弱めて8分加熱 ⇒ 消火

 ・ピンが下がるまでじっくり待ちます

 この間に味噌だれ準備。

 ・味噌・酒各50gに、砂糖・みりん各20gを混ぜて弱火で煮詰めます

 ※焦げ付かないようにかき混ぜながら、お好みの固さになるまで

       出来上がりました

 手前は実験用なので、味噌だれは、まだかけていません。そして、

       いただきま~す!

 そんで、早速ですな、

       食べ比べ開始(左が辛み付き、右が甘みのはず)

 食べてみると、左は普通のというか、これまで長いこと食べてきたふろふき大根の味。これに対して、右側は、

 なんじゃこれは!

全然違うじゃないか!

 すごく甘い!妻にも食べさせたが同様に驚いています。

 目からウロコです。

 今後、この甘さを活かした料理を色々工夫出来そうな気がしてきました。

 『トリセツ』さん、ありがとう。

 

 ところで、剥いてしまった皮の方だけど、

       我が家ではこんな風にしてます

 切り干し大根って言うのでしょうか。これはこれで、かなり美味しいんですけど、厚く剥いた方がどうなるかは、まだ分かりません。この辺も、今後の楽しみですね。

 こちらも、この冬の楽しみになりそうです。

 大根ちゃん、よろしくね!



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