実りの秋を迎え、親類縁者から様々な野菜や果物が届くようになってきた。今年もありがたく戴いて、ありがたく料理させていただいている。そんな中で、試しておきたい食材の一つが大根。『尻尾が辛くて頭が甘い』。これがマタギのこれまでの認識だったのだが、NHKの番組で、「違いますよ」と言われてビックリ。これは、実際に試してみなければなるまいと思っていたんです。キノコ料理のバタバタが一段落した本日、夕食のおかずに仲間入りをさせてもらうことにしました。
作ってみるのは、
≪ふろふき大根≫
番組の説明では、大根の辛み成分は、大根の外側の部分に集中しているとのこと。したがって、外側を厚く剥けば甘い大根料理が作れると言うのだ。
試してみたいという気持ちもあるが、厚く剥いてしまっては勿体ないという貧乏人気質も働く。まあ、その辺の事後処理は何とかしましょう。とにかく、やってみなければ分からないんだからやる。
始めます。
下ごしらえ・調理の部
・大根を8㎝ほどの幅に切り分けました
3本半出来ました
・これを、それぞれ2等分にして、一方を普通に、もう一方を厚めに皮を剥きます
こんな感じ
これで、左側が辛く、右側が甘くなるはず。
・裏面に隠し包丁を入れます
※だし汁を吸い込みやすくするため
※あとで見分けるために、辛い方の表面を面取りしました
・圧力鍋に並べて、だし汁をヒタヒタに注ぎます
・加圧して、ピンが振れ始まったら火を弱めて8分加熱 ⇒ 消火
・ピンが下がるまでじっくり待ちます
この間に味噌だれ準備。
・味噌・酒各50gに、砂糖・みりん各20gを混ぜて弱火で煮詰めます
※焦げ付かないようにかき混ぜながら、お好みの固さになるまで
出来上がりました
手前は実験用なので、味噌だれは、まだかけていません。そして、
いただきま~す!
そんで、早速ですな、
食べ比べ開始(左が辛み付き、右が甘みのはず)
食べてみると、左は普通のというか、これまで長いこと食べてきたふろふき大根の味。これに対して、右側は、
なんじゃこれは!
全然違うじゃないか!
すごく甘い!妻にも食べさせたが同様に驚いています。
目からウロコです。
今後、この甘さを活かした料理を色々工夫出来そうな気がしてきました。
『トリセツ』さん、ありがとう。
ところで、剥いてしまった皮の方だけど、
我が家ではこんな風にしてます
切り干し大根って言うのでしょうか。これはこれで、かなり美味しいんですけど、厚く剥いた方がどうなるかは、まだ分かりません。この辺も、今後の楽しみですね。
こちらも、この冬の楽しみになりそうです。
大根ちゃん、よろしくね!
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