夢のようなひとときを終えて帰宅。前回ほどの疲れは感じないものの、なんと言っても寝不足。さっさと収穫物の下ごしらえを済ませてひと休みしたい。では、早速始めますか。
本日の収穫物(赤いダイヤと緑のタヌキじゃなくて筍)
軽く洗って、生調理用と茹でるもの、更に、長さによって分別していきます。
まずは、茹でタケノコ
この子達が、ご飯や椀物等、料理の主役になりますね。そして、食べきれない分は、
前回同様、瓶詰めに(1瓶にひびが入ってしまい2つだけ)
ここまでで、私は一時休憩(結局、14時間連続業務になってしまった)。
ひと休みしている間に妻が作ってくれてました
さあ、次こそが本日やってみたい料理です。
≪月山筍の天ぷら≫
下ごしらえの部
・天ぷらにしやすい短めのものを選んで生のまま皮を剥いていきます
左が剥く前、右が剥いたあと
残りの6本も剥くと、
同じくらいの長さになりました
どれだけしっかりと皮に守られていたかが分かります。短くなりすぎた気もするけど・・・
・根元を包丁で切り落とします
※目的、汚れ落としと硬すぎる節を落とす
・一応、キッチンペーパーで水分を拭いて、打ち粉(片栗粉使用)をして待機
・衣を作ります。卵黄+マヨ:冷水:薄力粉 = 1:2:4
※薄力粉を入れるのは、揚げる直前
※混ぜるのは、箸でザッと十数回
調理の部
・低温(多分140℃ぐらい)の油に、衣を潜らせたタケノコを投入
※タケノコは密度が高いので、火が通るまで低い温度でじっくり揚げたい
浮いてきました
・揚げ玉をすくい取りながら、泡が小さくなるまでのんびり待ちます
※そもそも円錐形なんで難しいんだけど、途中裏返します(無理なものは無理です)
・待機していたキッチンペーパーの上に、野外炊飯のように井げたを組みます
油を切ったら出来上がり。
衣の仕上がりに注目!
美味しそうでしょう。見栄えについては、かなりハイレベルにできてますね。ただ、ここで、失敗に気付く。
「摘まみ食いするためには、もっと沢山揚げるべきであった。」
実は、タケノコを用意した時点では、もう少し大きな天ぷらになるかなと思っていたんですけど、皮を剥いてみたら意外と小さくなってしまったんです。このサイズになるんだったら、もっと数が多くてもよかったです。これは、次回への課題として記録に残しておきましょう。したがって、味見の方は、食事の時がくるまでお預け。そして、
本日の夕食です
山菜御膳は終了したんだけど、これは、筍御膳と言ってよいのではないでしょうか。
肝心のお味の方は・・、旨かったあ!!
『月山筍はアクがない』という言葉を聞くことがありますが、現実には『少ししかない』が正解だと思います。例えば『炎の呼吸』で焼きタケノコにしても、若干の”えぐみ”は残ります。そのため、マタギは、基本的には米汁で時間をかけて下茹でします。でもね、この『天ぷらの呼吸』だと、月山筍の甘みと香りとサクッとした歯ざわりだけが残って、欠点が解消されるんです。理由については、今後、徐々に明らかにしていきましょう。
今回の味付け。ほんのちょっとの塩味で戴きました(次回もそうしたい)。
『月山筍の天ぷら』、やっぱり、年に1度は、いや、2度でも3度でもやってみたい料理ですね。これも、この素晴らしい食材の旨さを存分に味わえる料理です。
もう一つ、マタギにとっての収穫になったのが、天ぷらの衣です。今回のものは、ほぼ理想通りのものに仕上がりました。この作り方も、忘れないように記録を残しておきましょう。
全ての恵みに感謝を込めて、ごちそうさまでした!
どなたか、またくださらないかな♡
次回は天ぷらに!!
今日は頂き物の真竹のお味噌汁です。
さぁ朝食~~
今日も良き一日を!
コメントありがとうございます。
嬉しいコメントです。
是非、お試し下さい。
旨いっす!