山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

ほしかった ひとこと(さんぽうた188)

2023年05月26日 | いきもの

   ほしかった ひとこと   ねぎぼうず かんた

 

あ~あ

あんたも そうだったのかよ

 

おれよ

あんたのこと

しんらいしてたんだぜ

 

だってよ

あんた

こんなおれのこと

ほんきで そだてようとしてくれたじゃん

 

うれしかったんだよ

なきそうになるほど

かんしゃしてた

 

でも

やっぱり そうなのかよ

あんたも

 

かけてほしかったのは

どうして?

のひとこと

 

そうして 

どうするか

いっしょに はなしたかったな

 

       ネギボウズ

        ご存じネギの花です

       可愛いじゃありませんか

 ネギだって植物。

       花を咲かせたい気持ちは、おんなじだよね

 「でもよ、咲かせようとすると刈られるんだぜ。」

「なるほど。君は咲きたいのに、大人は咲かせたくないってことか。」

「だからよ、こっちの話にも耳貸せって言うのに、『ダメなものはダメ』の一点張りって、そりゃないよな。せっかくここまでやってきたのに。」

「そうか、お互いの気持ちを伝えあえば、別の道も見つかるかもしれないよね。」

「まあ、そう言うことだ。」

「僕にできることがあるかどうかは分からないけど、君の気持は分かったつもりだよ。ありがとうね。」

「おう、こっちこそ。サンキューな。」

 そんなわけで、『かんた』君の気持ちをまとめさせてもらいました。

 同じような思いでいる子、他にも沢山いそうだな。


タケノコ記念日

2023年05月25日 | 山菜料理

 「タケノコが美味しい。」と君が言ったから、今日は私のタケノコ記念日

 はっはっは!

 笑いが止まらんのだよ!!

       これから下ごしらえを始める収穫物

 読みが当たって大漁!全員が満足できたタケノコ採りだったんだから、言うことなし。ただ、ここからひと山を越えなければならない。当然のことながら、これを一気に食べ切ることは不可能。とすれば、誰かに届けて食べてもらうか、保存するかということになる。

 いずれにしても、生のままだと、刻一刻と固くなってしまうんですよ。だからマタギは、即日食べる分以外は、茹でてから保存しています。

       茹でて、冷まして、包んでの繰り返し

 『月山筍(ネマガリタケ)はアクがない』と言われるんだけど、『ない』のではなく、『少ない』だけです。焼きタケノコは別としても、(硬化してしまうことを避けるためにも)アク抜きはやっておいた方が良いと考えています。

 鍋に入る量は限られているので、何回かに分けてアク抜きをしていくと、

       ここまで辿り着きました

 奥の新聞紙が、1回ずつの食事に使う分を分けたもの。手前左が今夜の焼きタケノコ用。右がタケノコご飯用になる予定。

 さて、ランチだ。妻は買い出しに出ているから帰宅前に準備を済ませておきたいですね、もちろん、山菜料理の。山からの帰宅後、冷蔵庫を眺めた時に、生蕎麦が目に入っていたので心は決まっています。

   ≪タケノコ蕎麦≫です

 実は、先日、我が家に出入りしている八百屋さんから、

「これ、ける(あげる)。」

と言われてもらった鶏肉があるんですよ。・・・このお方、大変正直で、賞味期限が危うくなってきたりすると、思い切りよく、このような行動に出るんです。もっと言うと、その最終処分場がマタギ家になっているみたい。

 この一部を蕎麦の出汁に使って、残りを今夜のタケノコご飯に使えば、美味しいランチとディナーになること間違いなしです。では、始めましょう。

 下ごしらえ・調理の部

 ・採ってきたタケノコのうち、短めのものを選んで、皮を剥いていきます

 ※根元が固そうなら切り落とします

       そのまま食べても超美味しいです

 ・薄切りにした鶏肉で出汁を取ります。「かけつゆ」の割合(我が家の出汁醤油は1:3)で味の濃さを調整して煮ます

 ・アクを掬い取ってからタケノコを入れてひと煮たち

       ここまでやっておくと大丈夫

 妻と娘が買い物から帰ってきたから、調理を再開。

 ・たっぷりのお湯で茹でて、冷水で締めて、再度湯がいた麺に、山菜汁をかけて出来上がり

       揚げ玉も乗せてみました

 今回は、解説抜き。

 カリッ、コリッ、ムニュッ、ジュルルル・・・。 ハアアアッ!

 たまらんっす!絶品でした。

 夜には、

       これですよ、これ!ああ、美しい翡翠色!

 お昼のときに残しておいた鶏もも肉を使って、タケノコご飯に。

       本日のディナー

 これが、やっぱり堪らん!

 昼も夜も、タケノコの美味しさを堪能させていただきました。

 山の恵みに、感謝しかありません。

 

 「タケノコが美味しい。」と君が言ったから、今日は私のタケノコ記念日


一気に本番が来た!

2023年05月24日 | 山菜採り

 猛暑日直前まで気温の上がった山形。大雨の後の高温とくれば、タケノコは、間違いなく成長しているはず。向かいの住人に声を掛けると、1も2もなく同行決定。続いて、このところ日程がかみ合わずにいたA氏にも連絡。同行決定。

 さあ、タケノコ狩りに出発ですよ!

 午前3時半集合、出発。恐ろしいことに、気温は、この時間で20℃だと。

 先週は、3℃で、山に入ったら霜で真っ白になっていたんだから、驚くほどの変化だ。

 車止めから崖を下って川底に降りると、

       ヤマフジとホウノキが花を咲かせ始めている

       まだ、咲き始めだけど

また季節が進んだことの証しです。

       雪渓もだいぶ小さくなってきたから

       次々と山菜が顔を出し始めています

       斜面を登る2人(見えづらいね)

 同行のみんなは、始めのうちは、

「あんまり早く、ウドを採ってしまうと重たくなるから。」

などと言っていましたが、あまりの品質の良さに夢中になってしまう。

       ハケゴが満杯になったので、詰め替えます

 そして、

       やっぱり出てきましたね

       伸びすぎてしまったものも、かなり多いです

 でも、真っ盛りであることは間違いなし。何てったって、一歩も動かずに20本以上採れるなんてことは、めったにありませんよ。

 3人とも夢中になって、それこそ、夢のひと時を過ごしました。

「やっぱり(S川は)凄いわ。」

「(重すぎて)帰りの坂登り心配になってきた。」

「この先(の採り場)は、来週かな。」

       雪もあるところにはたっぷり残ってるんです

 そんでもって、このタイミングならワラビ畑になっているはずの丘には、まだ発生していません。

 やっぱり、普通の年とは違うようですね。

 これが、今後の山菜採りに吉と出るのか凶と出るのか、長い目で見ていかなければならないでしょう。

 ただ、本日の山菜採りは、

       大吉です!

 3人とも満喫できたんだから、言うことなし!

 山の神様、本日もありがとうございました!!


季節が追い立ててくる!

2023年05月23日 | 山菜料理

 本日の日記は、『アジ釣り』その後『バゲットとアヒージョ』に続く『夕食の部』の記録です。

 バゲットを焼いてアヒージョをかけて食べた後、パソコンを開いてブロ友さんたちの記事を読ませてもらった。毎度のことながら、楽しいし、ためになるしで、たくさんの元気をもらえる。ありがたいことだ。

 そしてですね、気象庁のホームページを開いて、天気予報を見ちゃったんですよ。

 ゲゲゲッ、明日以降、真夏日じゃん。

 大雨が続いた後に真夏日。

 これは、タケノコ大発生の条件が揃うということですよ。

 自分の勤務日程を見直す。週末に休みはあるが、陸上の大会で全く使えない。あとは、7日後まで自由に使える日が来ないではないか。

 う~ん困った。

 困った挙句に思いついたのが年休。以前の職場なら考えられなかったが、今の職場なら、1日休むぐらい何とかなる。これは、3日後ですね。ここなら、だれにも迷惑が掛からない。決定!

 そして、次の問題だ。

 3日後に山菜が大量入荷するのであれば(すっかりその気になっている)、在庫を2日以内に処分、じゃなくて、調理しなければなるまい。しかも、明日は夜勤。これは、休んでいる暇はありませんね。アジの刺し身を作ればいいぐらいに思っていたんだけど、山菜料理も作る必要があるようです。

 まずはコシアブラからいってみましょう。

       左側がおひたしナムル用。右が天ぷら

 もう1回分残るんだけど、本日は無理。冷蔵庫の力を信じましょう(ご覧の通り、コシアブラの類は、かなり冷蔵が効きます)。

       1分弱湯がいて冷水にさらし

       タッパーで保存

 これで、かなり安心できます。ただ、これに前後して衝撃の事実が発覚。

「イカの切り身がまだ残っていたわよ。」

捌いた残りを調理して安心し切っていたのだが、言われてみれば、

       最初に刺身を造った時、半分を残していました(左半分)

 確かに、イカの切り身ちゃんが冷蔵庫の陰でシクシクと泣いているではありませんか。これはいかん!数えてみると、4日目です。ゴメンね、忘れてしまって。

 これは即決です。コシアブラと一緒に天ぷらにしましょう。アジ料理とぶつかっても仕方ないというもんだ。

 巨大イカの恐ろしさ哉。ゲソ(足)も10本全て残っているんです(ただし、こちらは、茹でてあるから今日でなくても何とかなるんじゃないかな)。それでは、いってみます。

 イカの天ぷらは、久しぶりです。確か、取扱注意の爆発物でしたよね。備えなしに揚げ始めると、悲惨な目に遭ってしまう恐るべき食材です。

 ・皮に切れ目を入れたら、水分を拭きとって

 ・小麦粉をまぶしてから衣につけて

 ・高温・長時間にならないように揚げてみました

 かなり身の厚いイカだったんですけど、全く破裂することもなく無事に揚げることが出来ました。

 続いて、コシアブラの天ぷらです。

 こちらは、前回同様、

 ・揚げ玉を掬い取りながら、火が通り過ぎないように目配りして

       いい感じに揚がりました

 ここまで、18時間。よく頑張ったね。自分で自分を褒めてあげたい気分です。

       盛り付けの写真は撮り忘れました

 やっぱり、アジの刺し身が一番人気でした。でも、天ぷらもおひたしも、かなり美味しいんですよ。

 ようやくここまで来た! 満足です!

 もう力尽きた。寝ます。お休みなさい。

 それにしても、長い長い一日だった。 これで3日後には、心置きなく山遊びが出来そうだぜ。

 山の神様、その時には、よろしくお願いいたします。


絶品!イカのアヒージョとバゲット

2023年05月22日 | 日記とレシピ

 突然ですが、

 バゲット(フランスパンの一種)を焼いてみることにした。

 まずはそこから行ってみます。

 下ごしらえ・調理の部

 ・強力粉200gに

 ・ドライイースト2gと砂糖3gと塩4gに、水130gを入れて混ぜます

 ・形が整ったら待機(一次発酵)

 ・1時間後には、かなり膨らみます(でもベチャベチャ感あり)

 ・打ち粉を敷いて、分割、伸ばして畳んで

 ・20分ほどお休み

 ・更に広げて、丸めてみたら我が家のオーブンには収まり切らないので半分の長さに分けました

 ・布取りタイム40分

 ・クープ(切れ目)を入れてオリーブオイルを塗ってみました

 ※これなら焼いてもクープが保たれるはず

 ・霧吹きで水をかけたら、250℃のオーブンで20分焼きました

 ※このレシピの作者「kurikuroさん」によると、予熱したオーブンに入れてから1~2分してから加熱した方が良いとのことだったので、それに従いました。

 そして、

       おおお! 

       カリカリのモチモチですよ!

 実は、この料理、ここがゴールではない。やりたかった大本の原因は、

       このお方

 いろいろな料理にして楽しませてもらっているんだけど、大きすぎて、なかなかなくならないんですよ。そんで考えた料理の一つが、 カミナリイカのアヒージョ 

 それを、バゲットと組み合わせようと思ったんです。

 アヒージョは、そんなに難しくありません。

       今回使ったのは、イカを捌いているうちに余った部分

 ・細かく切り分けておきます。ニンニク2個は薄切りに

 ・大匙6のオリーブオイルで、ニンニクをじっくり煮て

 ・イカを加えて2~3分茹でて

 ・塩少々で味を整えたら出来上がり

 これを、先ほどのバゲットにかけます(「乗せる」じゃない)。

       凄いっス!!

 ポイントは、下味のついたオリーブ油をたっぷりかけることかな。パン生地がニンニクとイカの風味を吸い込んで、極めて美味しくなります。

 この料理、実は、アジ釣りから帰宅したとき、お昼前に作ったものです。アジ料理とイカ料理が対決してしまうことを避けるために、イカを早めに食べ切っておきたいという気持ちが働いたんです。(無理だったけど。詳細は後日)

 思いがけず、お昼前に仕上がったので良かったし、このぐらいの手間なら、また作る価値、大ありですね。

 何はともあれ、ご馳走様でした!

 みんな、大喜びで食べていました。