山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

余らなくても作りたい 生クリームクッキー

2025年02月22日 | 日記とレシピ

 昨日の生クリーム大福は、失敗したけど美味しかった。

 おかげ様で、大福とともに完売だ。

 さて、今回の料理、そもそものきっかけになったのが余った生クリームなんだけど、まだ少し残っている。

 量ってみると80gある。

 使い道を求めて、再び検索を始める。

 『生クリーム 余ったら』のワードで検索をかけてみると、簡単そうで面白そうなレシピに出会った。

 絞り出しクッキーという名前で、1回の調理に40gの生クリームを使うらしい。

 余っている量を考えると、2回調理できることになる。

 妻にこのことを伝えると、

「クッキーなら、沢山あっても大丈夫。」

とのこと。

 じゃあ、やってみましょう。

 これは、チャンスですよ。

 1回目の調理をもとに、再チャレンジなりアレンジなりができるんだから。

 レシピには、多少、厄介そうなところもあるんだけど、マタギなりに工夫して作ってみます。

 では、手順通りに行ってみますね。

 ・マーガリン50gに砂糖35gを溶かすんだけど、レンチンしてからだと簡単

 ・ここに生クリーム40gを混ぜてから、薄力粉85gを混ぜ込みます

 ※つい、生クリームを50g入れちゃった

 そのまま続行!

 ・粉っぽさがなくなったらしぼり器に移して

       にょろにょろ大会!

 これが面白い!!

 ・170℃のオーブンで15分間焼いて出来上がり

 超簡単でした。

 で、お味の方は、マーガリンの香りが香ばしいサクサククッキー。

 なかなか美味しいです。

 さて、生クリームは残り30g。

 これを使って第2弾となるんだけど、このレシピって、いろんなアレンジが可能ですね。

 で、考えた結果、

       こうなりました

 1回目との違いは、アーモンド風味をつけることです。

 

       今回は、薄力粉60g+アーモンドプードル10gで生地を作ります

 ※生クリーム30,マーガリン37、砂糖30の液に混ぜ込みました

 ・表面にアーモンドスライスも散らしてみました

 ※アーモンド風味を楽しむのとともに、一目見て違いを区別できるように

 焼き上がったら、冷めるのを待ってから、お皿に移します。

       はい、出来上がり!

 どっちが美味しいかって、聞くまでもありません。

 家族のみんなには、いっしょに食べるのなら、先ず先発のプレーン組を食べてから、アーモンド組を食べてみるように勧めました。

 おかげ様で、余った生クリームは、完全に使い切ることができました。

 そのことは、もちろんめでたいんだけど、このレシピに出会えたことが嬉しいですね。

 今回は、アーモンド風味でアレンジしたけど、ジャムを乗せたりチョコチップを混ぜ込んだり、香りを付けたりと、色々なアレンジが可能だと思います。

 しかも、嬉しいことに、簡単!

 この辺の続きも、退院してからになるかな。

 大福も含めて、退院後の楽しみがどんどん増えてくるじゃない。

 ちょっと嬉しい、残り物始末記になりました。


手ごわい、生クリーム大福

2025年02月21日 | 日記とレシピ

 少々日付が遡る。

 バレンタインデイのチョコを作り終えた娘が、ぼそっと一言。

「生クリームって、どうしても半端に残るんだよね。」

「分かる分かる。で、使い道決まってるの?」

「分かんない。」

「じゃあ、もらっていい?」

「どうぞどうぞ。」

こんなやりとりを経て、もらった生クリームが100gぐらいかな?

 どう使おうかと考えているうちに、ふと閃いた。

 たまには、和菓子もいいんじゃないかい?

 うん、あれだ!

 そうして辿り着いたのが、生クリーム大福

 今まで触れたことのない領域だし、何よりも、美味しそうじゃないか。

 早速、レシピを探してみたところ、何とかなりそうな気がしてきたので、本日、チャレンジしてみることにした。

 まずは、生クリームを準備しましょう。

 ・生クリーム70gにグラニュー糖7gをホイップします

 ・結構固め。冷蔵庫で待機

 続いてあんこなんだけど、缶詰の粒あんを使うことにしました。

 ・約30gずつ量りとって丸めたら、30分ほど冷凍庫へ

 ※凍らない程度に冷やしておくと、崩れにくくなり、作業しやすくなると考えた

 続いて、求肥です。

 ※白玉粉110,砂糖50,水120g(8個分)

       全部混ぜるとこんな感じ

 ・これを丁寧に混ぜていくと

 ・滑らかになるので、ラップをして600w2分半レンチン

 ・これを混ぜ直して、もう1分レンチン

       なんとなく、いいんじゃないかな

 ・片栗粉の打ち粉を敷いて、広げたら8等分

 ・一応、生クリームとあんこを包める程度に広げたつもり

 ・生クリームを乗せて、あんこも乗せたら包むんだけど

       生クリームが求肥のつなぎ目まで進出してきて、うまく口が閉じられない

 具材を減らしたり、求肥を広げたりしてみたんだけど、3個作ってみて、3個とも失敗

 こりゃあ、根本的な間違いがありそうですね。

 生クリームを諦めて、あんこだけを包んでみると、

       きれいな大福になりました

 つまり、生クリームの使い方に問題があるわけだ。

 生クリームの分量や固さを再吟味してみるか?

 はたまた、あんこのように、凍る直前まで冷やし固めてみるか・・・。

 食べてみては、大福は勿論、生クリームあんこはとても美味しいんですよ。

 でも、結構手ごわい相手であることも確か。

 道のりは、決して楽ではなさそうですね。

 この続きは、退院後かな?

 生クリーム大福との再対決のためにも、元気に退院せねばなるまい。

 それでは、またね。


お待たせ、カワハギ鍋

2025年02月20日 | 日記とレシピ

 「そろそろカワハギ、何とかならないかしら?」

 マタギは、まだ目にしていない食材だ。

 それもそのはず、先月、緊急入院した日に妻が買ってきたものなのだ。

 当然、冷凍保存してある。

 見ると、それなりに大きくて美味しそう。

       食べ応えがありそう

 カワハギは、非常に優秀な魚で、どんな料理に使っても美味しく戴ける。

 ただ、冷凍でしょ。

 それに、この寒さだったらがいいんじゃないか?

 その辺を目指して調理を進めたんだけど、本日は、冷凍魚の解凍を中心に記録しておこうと思います。

       先ずは解凍作業

 ・約40℃の食塩水を準備します

 ※海水と同じ濃度、細胞が痛まない温度

 ・約20分で、ほぼ解凍完了

 ・水気を拭き取っておろしにかかります

 ・身とエンガワの境い目に切れ目を入れて

 ・中骨を軸に5枚におろしていきます

 ・身(画像右)は、小骨を抜いて、食べやすい大きさに切り分けます

 ・アラの方は、軽く塩して湯がいてアク抜きします

 ・ここから出汁を取るために水から加熱して、沸騰直前に抜き取ります

 ・用意した具材(白菜、春菊、ニンジン、ネギ、豆腐、糸コン)に火を通して

 ・最後にカワハギの身を入れてみました

       ポン酢をかけていただきます

 例によって、アツアツをつつきながら戴きました。

 やっぱり、この時期は鍋が旨いっスねえ。

 とにかく、身体が芯から温まる。

 ただね、出汁がちょっと薄めに感じたのは気のせいでしょうか?

 それぞれの具材は、カワハギを中心にとても美味しいんだけど、それを包んでまとめてくれるはずのだし汁が、あまり効いていない感じ。

 これは、カワハギちゃんに冷凍 ⇒ 解凍と無理させてしまったせいかもしれません。

 明日、残り半分を食べるので、顆粒出汁その他を追加して確かめてみようと思います。

 やっぱり、生鮮食品は、生きのいいうちに食べるべきなんだろうね。

 明日、もっと美味しく仕上げるから、待っててね。


心清める蛤澄まし

2025年02月19日 | 日記とレシピ

 今回の豚バラ軟骨料理の買い出しでは、この強烈な食材に対抗出来そうな食材も探してきた。

 陽に対する陰、動に対する静のような食材がほしかったのだ。

 作る前から想像出来る、コテコテに脂ぎった肉料理の興奮を鎮めてくれるような優しい食材。

 そんな眼差しで売り場を見渡していると目に止まったのがこれ。

       ハマグリさんです

 同じ貝類でも、他の種類よりも1ランク上品な、例えれば高嶺の花のような貝です。

 これを出来るだけ洗練されたお澄ましにして、舌と胃を清めようではありませんか。

 上の写真は、薄い塩水に浸けて砂出ししているところです。

 ・ひたひたの水位にして蓋を被せて静かに待ちます

 薬味は白髭ネギにしましょう。

 ・千切りにした白ネギを5分ほど水にさらして

 ・水を切って待機

 ・砂抜きの終わった貝を流水で流しながら擦り合わせて汚れを落とします

 今回は、4人分の汁にするので、水750mlをベースに調味料を加えるんだけど、

       ぬかった!

 白出汁が、50ml弱、つまり半分しか残っていない。

       仕方がないので、顆粒出汁と塩でカバーします

 ・ほんだし小さじ1に味の素少々と、塩ほんのひとつまみ(2本指)で参りましょう

 ・ハマグリを水から茹でていくと、沸騰とともに開き始めます

 ※アクを丁寧に掬い取ったら

       これで、ハマグリ汁

 ここに、先ほどの調味料を足します。

 ※白だし45mlにほんだしと味の素と塩です

 味見してみると、かなりハイレベルです。

 ホッと一息。

 ・食事時間に合わせて白髭ネギを散らして再沸騰させます

       出来上がりです

 これがまた、美味しいんですよ。

 ハマグリの身は、味も他の貝類ほど主張が強いわけではないけれど、柔らかくて、ジワッと優しく口の中に広がる甘さと旨さは特別ですね。

 これが、もう一つの料理、豚バラ煮込みの野性味溢れる味を、軽やかにいなしてくれるようです。

 ああ~、美味しかった。

 妻も、マタギと同じく塩分摂取には気をつけているんだけど、

「美味しくて、飲んじゃった。」

 と、のたもうておりました。

 その気持ち、よく分かる。

      翌日の朝食も同じ組み合わせ。ありがたや

 裏番組として作ってみたお澄ましだったけど、大正解ですね。

 ご馳走様でした!


何とかなるもんだね、豚軟骨料理

2025年02月18日 | 日記とレシピ

 本日は、妻も娘もお出かけ。

 病人のマタギは、おとなしく留守番

 この時期の日本海側としては珍しく青空が広がっているので、思い切り身体を動かしたい衝動に駆られるのだが、手術まで1週間。

 ここで ”やらかす” わけにはいかないので、おとなしく引きこもっている。

 で、この退屈な時間をどう使うかって言ったら、やっぱり料理になってしまうんですね。

 食料貯蔵庫に備蓄されている食材をひと通り調査し終えた後、久しぶりに新聞に挟まれてきたチラシを眺めてみた。

 そんな中、精肉に特化したスーパーのチラシの中に、ひときわ興味を惹かれる食材が目に止まった。

 豚バラ軟骨(100g66円)だって。

 スペアリブじゃないんだよね。

 こんな食材、知らなかった。

 早速、どんな料理に使われるのか調べてみた。

 すると、さすがは軟骨、じっくり煮込んで食べる料理が多いのは分かるんだけど、丁寧に煮込みさえすれば、この軟骨まで食べられるんだそうだ。

 おお、これは、食事制限のあるマタギでも食べられるんじゃないか?

 これは、作ってみる価値がありますね。

 善は急げだ。 即座に出発。

 買ってきてしまった。

       さあ、初調理ですよう!

 ・大小様々な肉のブロックを食べやすい大きさに切り分けます

 軟骨とは言っても、さすがに豚さん、かなりしっかりしてます。

 これだけ硬い骨が、本当に食べられるようになるのか?

 いささか不安だが、レシピを読むと、煮込む時間も破格なものなので、そちらを信じて突き進みましょう。

 最終目標は、豚バラ軟骨とダイコンの煮込みです。

 まずは、下ごしらえから。

 ・沸騰したお湯で1分ぐらい茹でてアク抜き

 ・軽く洗って水を切ります

 ・臭み抜きというか、香味野菜を準備

 ※青ネギとショウガ5gにニンニク特大1こ(千切りにしました)

 ・圧力鍋に入れたら、酒100mlとヒタヒタになるまで水を注いで

 ・沸騰させて最後のアク抜き(下茹でしてあるけど少し出ます)

 で、1回目の加圧を30分の予定だったんだけど、

       後半で入れる予定のダイコンに若干『す』が入っているので、

 ・加圧の1回目は25分。後半(ここからダイコンが入る)も25分とします

 ・加圧している間にダイコンや調味料の準備を進めます(ついでに風呂に入るくらいの余裕はある)

 ・ダイコン(小1本分)は、あらかじめ一口大に切っておきましょう

 そうして、25分後、消火してピンが下りるのを待ったら、

 ・青ネギちゃん、メンバー交代です

 ・ダイコンを全部入れたら

 ・後半の調味料を入れます

 ※今回は、醤油とみりん各70gに砂糖20g

 ・またまた密封して、加圧25分

 ※この時点では、骨はまだまだゴツゴツの骨でした

 ※25分の加圧を2回繰り返すことで、かなり柔らかくなったんですけど、もう一息。更に10分追加しました

       今度は、すっかり柔らかくなったみたいです

       盛り付けてみると

       軟骨もダイコンもトロトロです!

 すんごく美味しいです(多分、コラーゲンたっぷり)。

 家族も喜んで食べています。

 今回の収穫は、豚軟骨とはいっても、しっかり煮込めば、味も染み込むし優しい食感で美味しく戴けるということ。

 そして、ダイコンに、多少『す』が入っていたら、あらかじめ一口大に切っておいた方が、火や味の通りがよくなること。

 ただ、今回は、定番の味付けにしたつもりだったんだけど、醤油味が濃厚だった。

 これだけ長時間詰める時には、醤油の量を通常よりも少なくした方がいいのかもしれない。

 それにしても、何とかなるもんだね、軟骨料理。

 美味しいだけでなく、なかなかいい経験をさせて戴きました。

 

 ご馳走様でした!