河童アオミドロの断捨離世界図鑑

ザスドラス博士の弟子の河童アオミドロの格安貧困魂救済ブログ。

B級宣言

2007年06月14日 | blog
昔から薄々気づいていたが、わしは何をやってもB級である。しかし、最近ミャンマーに行って気づいたのは、ボーミンガウンの仏像のように、B級でもいっしょうけんめいがんばれば、それなりの弱ーーいオーラが出るのではないかという事だ。
何もしないよりは、何かをしようという気持ちは、目的がはっきりしなくても、目的は後からわかるのかもしれないし、B級オーラのうすーい虹でも発生させるかもしれない。いや、ひょっとしてB級の毒ガスを発生させて自滅か・・・

妖怪旅館:その3

2007年06月14日 | blog
6時の新快速で姫路まで行き、レンタカー会社か不動産屋に行けばおそらくどちらかに忘れた鍵がある。そう思った私は暗いうちに部屋を出た。お金は前夜に払ってあったが、一応、女将に顔を会わせてから旅館を出ようと思った。
 しかし、人の気配は全く無く、昨夜の部屋にも誰も居なかった。
 夜明け前の薄明かりで旅館を振り返ったが、雨戸もすべて閉めてあり、玄関の電気も消えており、とても営業している旅館には見えなかった。

後日、旅館の場所を探したがどこだったのかさっぱりわからない。15年経った最近にもその旅館を探したが、おそらく震災の時につぶれてしまったであろうし、その付近には警察の大きな高層の建物が建っているので区画整理で無くなったに違いない。

あの時出会った人々は妖怪ではなく人間だったと思うが。おそらく「普段、気が付かない人々」だったのだと思う。実は昼間でも星は出ていて、深い井戸からなら昼間でも星が見えるといわれているが、そのように、目の前にあっても気づかない存在というものがあるのではないだろうか。見ようとしないと決して見えない存在を妖怪、精霊、幽霊と呼び、この世界の空間には過去や現在や未来の無数の人々が暮らしているに違いない。とても疲れていたり、なにかのはずみで空間がずれた時、それらははっきりと姿を現すのだと思う。

人間は見たくないものを意識から消すことができる。
健康な人には病人は見えてないし、裕福な人の目にホームレスの姿は決して映ってはいない。たぶんそのようなものだと思う。