巻貝を耳に当てると
遠い潮風の音が聞こえると申します
あれからどの位の時間が経ったのでありましょう
まるで昨日の事のような、それでいて数億年前のような
頭の中の螺旋は無限の回廊へと続いておりまする
深い海のアンモナイトはその記憶のままを
ヒマラヤ山脈へ姿を現すと申します
私は記憶の内側を生きているのか
外側を生きているのか
屋根に座って苔を蹴飛ばしても
答えは見つかりませぬ
遠い潮風の音が聞こえると申します
あれからどの位の時間が経ったのでありましょう
まるで昨日の事のような、それでいて数億年前のような
頭の中の螺旋は無限の回廊へと続いておりまする
深い海のアンモナイトはその記憶のままを
ヒマラヤ山脈へ姿を現すと申します
私は記憶の内側を生きているのか
外側を生きているのか
屋根に座って苔を蹴飛ばしても
答えは見つかりませぬ