河童アオミドロの断捨離世界図鑑

ザスドラス博士の弟子の河童アオミドロの格安貧困魂救済ブログ。

現実が追い越す

2010年09月07日 | 青の妖精と夏への扉
わしは最近思うんじゃが

ミイラとかUSBの体とか半分妄想を言ってるが

次々とミイラと同居してる人が見つかったり

みんながツイッターでしゃべりだしたり

現実が妄想を追い越してきてるんじゃないのか

ワンセグのテレビを見てると時々画面が止まってるんだな

これは本当に世界が止まってるんじゃないかとびっくりしたよ

昭和30年頃はテレビの中に本当に人が居ると思っていたが

今はメモリーの中に小さい人が居ると本当に思ってるよ

特に八田君なんかは完全に現実と妄想の境目に住んでるからな

彼にとっては妄想のほうが現実みたいだし

ややこしい世の中になったもんだ




死後の世界

2010年09月07日 | 青の妖精と夏への扉
新学期になってからの僕は教室に行かず
保健室に通うようになった

「先生、今年の夏は寒かったですね
今日、エアコンのリモコンのラジコンをさわってて見つけたんですよ
Ctrl+Alt+Del+Jキーで徐霊モードになるんですよ
それにセットしたら暖かくなりました」

「君の夏が寒かったのは
心が凍っていて、懐具合が寒かったからだろう」

「先生、死後の世界ってあるんですか」

「有るけど、死んでる人から話を聞けないから、無いともいえる
世界はメモリーセルから出来ていて、
自分と感じる輪郭の部分までが自分で、それ以外が世界だ
死ぬという事はその輪郭が無くなる事だから
世界に溶けてしまうということだな
その海のようなところが死後の世界だ
わしは3回ほど死んだからよく知っている
三途の川とか、お花畑は
いわばわかりやすく翻訳された映像だな」

「じゃあ輪廻転生もあるんですね」

「もちろん有る、でもみんな自分の前世を覚えてないから、無いともいえる」

「なんかすっきりしないなあ」

「死後の世界なんて、死んでから考えればいいんだよ
それまでは君も元気に運動場でみんなと遊びなさい
毎日、保健室に来るんじゃないぞ」