Michael Jackson - Bad (Full Version) Part 2
九月も終わりになると夜は冷えるな
トイレに行ってからベンチュラハイウェイの練習に出かけよう
芳一はトイレに入りました
「わはははは、芳一、ついに見つけたぞ
おまえが透明になって見つけられなかったが
パンツを下ろした瞬間におまえの金が見えたぞ」
「やっと現れたな、悪魔、金を奪えるものなら奪ってみろ
日本のトイレには『金かくし』というものが付いているんだ」
「わはははは、それは和式トイレの場合だ、今は和式は少なくなっている
おまえの座っているのは、ウォシュレット付きの洋式便器だ」
「く、くそったれめ」
「それに、おまえがギターのピックに使ってる、カード、あれはVISAカードだな
あれも俺にとっては金と同じだ」
「わーーーーーっ、やめてくれーー、金とカードだけは取らないでくれーー」
むぎゅーぱりぱりー
「わはははは、これでおまえは無一文の金なしだ
もう、おまえに用は無い、あばよー」
「おっほっほっほっ、悪魔さんたらまんまとひっかかったわね
そのVISAカードはもう限度額いっぱいなのよ
それに偽造カードだから次使うと捕まってしまうわよ
それに、あたし、前から金を取ってしまいたかったのよ
これで股間がすっきりしたわ、完全なオネエになれたわ
それにね、あたし、本当は耳は聞こえるのよ
障害があったほうが、みんな親切にしてくれるし、生活保護もうけやすいのよ
悪魔さん、てめえがカード地獄に落ちろっ」
「げげげっ、芳一、おまえが本当の悪人、悪魔だったのかーーー」
右手に金玉、左手にVISAカードを持った悪魔はバランスをくずし
そのまま地獄へと落ちて行きました
無一文となった金なし芳一はその後、
バンコクで芳子という名のオネエとして平和に暮らしました
トイレに行ってからベンチュラハイウェイの練習に出かけよう
芳一はトイレに入りました
「わはははは、芳一、ついに見つけたぞ
おまえが透明になって見つけられなかったが
パンツを下ろした瞬間におまえの金が見えたぞ」
「やっと現れたな、悪魔、金を奪えるものなら奪ってみろ
日本のトイレには『金かくし』というものが付いているんだ」
「わはははは、それは和式トイレの場合だ、今は和式は少なくなっている
おまえの座っているのは、ウォシュレット付きの洋式便器だ」
「く、くそったれめ」
「それに、おまえがギターのピックに使ってる、カード、あれはVISAカードだな
あれも俺にとっては金と同じだ」
「わーーーーーっ、やめてくれーー、金とカードだけは取らないでくれーー」
むぎゅーぱりぱりー
「わはははは、これでおまえは無一文の金なしだ
もう、おまえに用は無い、あばよー」
「おっほっほっほっ、悪魔さんたらまんまとひっかかったわね
そのVISAカードはもう限度額いっぱいなのよ
それに偽造カードだから次使うと捕まってしまうわよ
それに、あたし、前から金を取ってしまいたかったのよ
これで股間がすっきりしたわ、完全なオネエになれたわ
それにね、あたし、本当は耳は聞こえるのよ
障害があったほうが、みんな親切にしてくれるし、生活保護もうけやすいのよ
悪魔さん、てめえがカード地獄に落ちろっ」
「げげげっ、芳一、おまえが本当の悪人、悪魔だったのかーーー」
右手に金玉、左手にVISAカードを持った悪魔はバランスをくずし
そのまま地獄へと落ちて行きました
無一文となった金なし芳一はその後、
バンコクで芳子という名のオネエとして平和に暮らしました
「おっさん、携帯やスマホ使うなとか言うけど
あんたらの時代は外で電話かけるときどうしてたんだ
あの黒電話とかいうのを持って歩いていたのか」
「い、いや、あの黒電話は電線がないと使えないんだよ」
「電線を何キロメートルも引っ張って歩いていたのか
足にひっかかって大変だったろうな」
「い、いや、赤とか緑の公衆電話というのがあったんだよ
日比野克彦がデザインした変な電話もあったけど
目だたなかったし使ってる人を見たことは無かった」
「じゃあ公衆電話ボックスというのは
マトリクス世界に行くためのものじゃなかったのか
それに、ダイアル式の電話でメール打つにはどうするんだ
数字の暗号にするのか」
「電話でしゃべるんだよ」
「えっ、電話でしゃべれるのか、今まで知らなかった」
あんたらの時代は外で電話かけるときどうしてたんだ
あの黒電話とかいうのを持って歩いていたのか」
「い、いや、あの黒電話は電線がないと使えないんだよ」
「電線を何キロメートルも引っ張って歩いていたのか
足にひっかかって大変だったろうな」
「い、いや、赤とか緑の公衆電話というのがあったんだよ
日比野克彦がデザインした変な電話もあったけど
目だたなかったし使ってる人を見たことは無かった」
「じゃあ公衆電話ボックスというのは
マトリクス世界に行くためのものじゃなかったのか
それに、ダイアル式の電話でメール打つにはどうするんだ
数字の暗号にするのか」
「電話でしゃべるんだよ」
「えっ、電話でしゃべれるのか、今まで知らなかった」
結局、悪魔は来ないのかもしれないな
それじゃ、体中に油性ペンで「アッラーアクバル」と書いた私は
はずかしいだけじゃないか
その日の夜も芳一は海に向かってベンチュラハイウェイの練習をしていた
ギシギシギシギシ
きしむような音をたてながら巨人が現れた
「こんばんわー、わしは未来の精霊じゃて
話の数が足らんよってに今晩現れたよ」
「巨人さん、その服はずいぶん窮屈そうですね」
「この服はイバラの樹で、冠はヒイラギで出来ておる
わしの体が大きくなるごとにイバラの棘がささり
わしの知識が増えるごとにヒイラギの棘がささるんじゃ
だから今は痛みに耐えて生きておる
昔、貧乏で痩せていた頃はちっとも痛くなかったのにな
おまえら、人間は何の痛みに耐えているのかな」
「人間はみんな痛みや貧乏はきらいですよ、痛みを望むやつはいない
だから、未来に向かって、楽で豊かで幸福に長生きしようとしてるんですよ」
「わはは、馬鹿だな、見えてないのか
おまえも、イバラの服とヒイラギの冠をかぶってるじゃないか
おまえがまだ痩せているか、痛みが麻痺してるだけだ
それ以上、太って無駄な知識を増やすと血だらけになるよ
しかも一度太ってしまうと何万年も痩せることはない」
そういい残すと未来の精霊は北の海に消えていった
そういえば最近、頭や心がズキズキするのは
くだらない知識や感情が増えすぎたせいなのか
芳一はバファリン2錠飲んでもう寝ることにした
それじゃ、体中に油性ペンで「アッラーアクバル」と書いた私は
はずかしいだけじゃないか
その日の夜も芳一は海に向かってベンチュラハイウェイの練習をしていた
ギシギシギシギシ
きしむような音をたてながら巨人が現れた
「こんばんわー、わしは未来の精霊じゃて
話の数が足らんよってに今晩現れたよ」
「巨人さん、その服はずいぶん窮屈そうですね」
「この服はイバラの樹で、冠はヒイラギで出来ておる
わしの体が大きくなるごとにイバラの棘がささり
わしの知識が増えるごとにヒイラギの棘がささるんじゃ
だから今は痛みに耐えて生きておる
昔、貧乏で痩せていた頃はちっとも痛くなかったのにな
おまえら、人間は何の痛みに耐えているのかな」
「人間はみんな痛みや貧乏はきらいですよ、痛みを望むやつはいない
だから、未来に向かって、楽で豊かで幸福に長生きしようとしてるんですよ」
「わはは、馬鹿だな、見えてないのか
おまえも、イバラの服とヒイラギの冠をかぶってるじゃないか
おまえがまだ痩せているか、痛みが麻痺してるだけだ
それ以上、太って無駄な知識を増やすと血だらけになるよ
しかも一度太ってしまうと何万年も痩せることはない」
そういい残すと未来の精霊は北の海に消えていった
そういえば最近、頭や心がズキズキするのは
くだらない知識や感情が増えすぎたせいなのか
芳一はバファリン2錠飲んでもう寝ることにした
ちょっと前なら歩きながら携帯電話で話してる人が多かったが
最近はスマホでメール見ながら歩いている人が多い
スマホの画面でニュースを見ながら
アフリカでは飢餓でたくさんの人が死んでいる、とか思いながら
目の前で倒れているホームレスのおっちゃんに気が付かずに踏み越えていたり
5分おきに遠くの友人とはメールを交わしていても
目の前の人や隣の家の人とはしゃべったこともないとか
スマホで今日は敬老の日なのかと確認しながら
前から歩いてくる老人とぶつかったり
携帯とスマホは禁止にするべきである
と歩きながらスマホを見ていて考えた
最近はスマホでメール見ながら歩いている人が多い
スマホの画面でニュースを見ながら
アフリカでは飢餓でたくさんの人が死んでいる、とか思いながら
目の前で倒れているホームレスのおっちゃんに気が付かずに踏み越えていたり
5分おきに遠くの友人とはメールを交わしていても
目の前の人や隣の家の人とはしゃべったこともないとか
スマホで今日は敬老の日なのかと確認しながら
前から歩いてくる老人とぶつかったり
携帯とスマホは禁止にするべきである
と歩きながらスマホを見ていて考えた
ドレスデンの空襲を逃れた私はアメリカへ渡米した
マサチューセッツの美術館で人生に疲れきった私の前に
突然現れた少女は・・・
感動と感涙の全10話
マサチューセッツの美術館で人生に疲れきった私の前に
突然現れた少女は・・・
感動と感涙の全10話
その日の海は穏やかに凪いで
まるで冬の聖夜のようだった
遠くからジャランジャランと鎖を引きずる音が聞こえてきた
新しい悪魔だろうか
「ハーイ、元気してるかいー」
「その声はマーレイさん、マーレイ商会のボブ・マーレイさんじゃないですか」
「そうだよー、過去の精霊、マーレイだよー
全五話だけど、話の数が足らないので来たよー」
「金を奪いに来たのではないのですか」
「そうだよー
俺の重たい鎖を見てみな、みんな過去のしがらみさ
あんたも、自分一人の力で生きてると思ったら大間違いだぜ
全部過去の借金で生きてるんだ
先祖や親や友人知人、虫や植物、牛肉に豚肉が恵んでくれたもの
あんたが生きてる理由はそれの返済だ
若くしていじめを理由にして自殺するなんてもってのほかだぜ
あんたらには死ぬまで借金を返済する義務があるんだよ
みんなDNAの鎖にしばられた奴隷だよ」
「そうだったのか、僕らは借金返済のために生きていたんだ」
見上げた月がなぜだかぼやけて見えた。
まるで冬の聖夜のようだった
遠くからジャランジャランと鎖を引きずる音が聞こえてきた
新しい悪魔だろうか
「ハーイ、元気してるかいー」
「その声はマーレイさん、マーレイ商会のボブ・マーレイさんじゃないですか」
「そうだよー、過去の精霊、マーレイだよー
全五話だけど、話の数が足らないので来たよー」
「金を奪いに来たのではないのですか」
「そうだよー
俺の重たい鎖を見てみな、みんな過去のしがらみさ
あんたも、自分一人の力で生きてると思ったら大間違いだぜ
全部過去の借金で生きてるんだ
先祖や親や友人知人、虫や植物、牛肉に豚肉が恵んでくれたもの
あんたが生きてる理由はそれの返済だ
若くしていじめを理由にして自殺するなんてもってのほかだぜ
あんたらには死ぬまで借金を返済する義務があるんだよ
みんなDNAの鎖にしばられた奴隷だよ」
「そうだったのか、僕らは借金返済のために生きていたんだ」
見上げた月がなぜだかぼやけて見えた。