今日は、今年最後の法話会でした。今日もたくさんの方にお参りをいただき、ありがたい1日でした。今日で今年の行事は全て終りました。浄土真宗の御本尊は南無阿弥陀仏です。南無阿弥陀仏は阿弥陀如来そのものです。私の口に南無阿弥陀仏が届いているからこそ、私の口にお念仏となって称えさせていただけるのです。私のお浄土参りの証拠は、南無阿弥陀仏が私の口に届いているからでございます。南無阿弥陀仏を聞いて救われるのが浄土真宗です。南無阿弥陀仏を称えて救われるのではありません、南無阿弥陀は、阿弥陀如来のはたらきそのものでございます。信じて救われるのでもなく、お念仏を称えて救われるのでもありません。南無阿弥陀仏とは何か、南無阿弥陀仏のいわれを聞いて救われるのです。それを信心をいただくと申し上げるのでございます。南無阿弥陀仏は、阿弥陀如来の願いが成就した姿です。私がお浄土お参りをさせていただくのに、私の力は何も役に立ちません。自力では救われないのです。阿弥陀仏のはたらき、全てにお任せし救われるのでございます。阿弥陀如来によって、自力心が取られ、疑いが取られるのです。なぜなら、南無阿弥陀仏が聞こえている。そのままが私の救われる証拠だからです。その証拠を聞いたらありがとうございますしかありません。南無阿弥陀仏はこの世で最も尊い言葉です。我に任せよ必ず救うと呼びかけてくださる仏様のお言葉だからでございます。私たちはこの世に何のために生まれてきたのか、南無阿弥陀仏に出会うためでございます。それ以外に生きる目的は、ありません。南無阿弥陀仏を聞かせていただいたら、この人生の目的は果たされます。私たちは今まで何度も死に何度も生まれ輪廻を繰り返してきたのです。しかし、今まで南無阿弥陀仏に出会うことがなかったからこそ、今も迷っているのです。現世を最後にその輪廻から解脱し、仏と成らせていただけるのです。私が仏と成らせていただける道は、唯一阿弥陀如来の救いしかありません。
