二鶴工芸のきままなブログ

京都で呉服に金箔を装飾する金彩工芸の職人です。
仕事のうんちくや商品説明等きままな事を更新していきます。

ペーパーウェイト

2015年08月19日 | 日記

二鶴工芸です。
秋の催事用にと依頼してましたペーパーウェイトが仕上がってきました。
琳派をモチーフに。
想定内の仕上がりでほっとしています。
たまに”あれっ!!(>_<)”というものもあります。
それは自分の責任なのでボツにするか、訳ありで格安で販売したりします。
また、ひとに任せるのでヒューマンエラーはあるものとして考えています。


雪花氷

2015年08月18日 | 日記

二鶴工芸です。
先日の海遊館に行く途中で見つけたスイーツ店です。
雪花の郷「雪花氷」
台湾のスイーツだそうです。
かき氷でもなくアイスクリームでもないふわふわした食感。
氷そのものにもミルクの味がほんのりします。
王道のマンゴー味にしました。
雪花の郷:http://www.e-chanoma.net/xuehuabing/


PASS THE BATON 「パス ザ バトン」

2015年08月17日 | 日記

二鶴工芸です。
お盆休暇中にオープンしたてのPASS THE BATON「パス ザ バトン」へ行ってきました。
祇園白川沿いの伝統的建造物を改装した店舗でいかにも京都らしい。
既存のリサイクルショップ或いはアンティークショップのイメージはなく、物凄くお洒落です。
お客様も続々と入店され、外国人の観光客も多く賑っていました。
商品もアンティークの1点ものや、リメイクしたものもあります。
またこの店舗では京都のGO ONの職人さんとのコラボ商品も販売しています。
お求めやすい価格帯のモノもありますし、高額なモノもあります。
商品には出品者様のお顔と商品に対する思いやストーリーが記載されています。
購入されたお客様の感想が出品者様にも届けられるようで、それがPASS THE BATON。
なるほどです。
店内には喫茶もあり、お昼に行ったのでかき氷などのスイーツも。
飲食に使用されている器もアンティークかどうかわかりませんが、趣きのある器を使っておられます。
次に行った時は飲食もしてみたいです。

PASS THE BATON:http://www.pass-the-baton.com/


海遊館

2015年08月16日 | 日記

二鶴工芸です。
お盆休みの14日に大阪の海遊館へ約13年ぶりに行ってきました。
何かサメの特別展やってるとかコマーシャルで。
過去3回程行っていますが、なんせ13年ぶりなんで、こんなんだったなぁ~と見て回りましたが、凄いお客さんで(>_<)
特にアジア系の観光客が多いですね。
久しぶりに観覧車にも。
基本、高所恐怖症なんで早くおりてくれ~と思いながらもカメラで撮りまくり。





金魚と蛙

2015年08月14日 | 日記

二鶴工芸です。
本日から16日までお盆休みです。

画像は玄関の下駄箱の上に置いているものです。
今の時期、1週間も経つと瓶の中の水が暑さで蒸発して半分くらいになります。
特に玄関が西向きなのでこの時期日当たりがハンパない。
週一の水足し仕事(笑)
ネコのビリケンさんもついでに。


自作

2015年08月13日 | 日記

二鶴工芸です。
画像は自前で作ったデザインカッターです。
刃の部分を2枚刃にしています。
約1mm程の間隔です。
たまに糸目くらいの幅の金線を加工してくださいとの依頼があります。
横線のみであれば生地の目をひらえばよいことなんですが、斜めとかカーブがある場合はできません。
またその間隔を維持してマスキングテープ(エンブタ)を切っていくことは大変な作業になりますし不可能です。
それを考えた結果、2枚刃にすれば綺麗な線が維持できるだろうと。
手を抜かずに効率良く作業も進める。
何パターンかの幅のものを作り置きしています。
金くくりといって画像のように筒に金糊を入れて描いていく方法もありますが真っ直ぐで均一な線は描けないし、斜めの線を描く場合は気をつけないといけません。
特に柔らか目の生地だと糊が生地に浸透してピリピリと生地を引っ張り合って、つってしまう可能性が大だからです。
斜めに走る線みたいな加工はベテラン職人でも気を付けなければいけません。
場合によっては加工をしないで避ける或いは別の方法を考えるのが得策です。
仕立てて衣桁に飾った場合、斜めの線に沿って生地がひっぱられて波うってしまいます。
そういう加工依頼はこういう道具を使って糊を深く浸透させずに金箔の加工をする方法を自分は選択しています。


金魚玉図

2015年08月12日 | 日記

二鶴工芸です。
琳派の神坂雪佳の金魚玉図。
ちょっと試作で久しぶりに発泡樹脂を使って立体的なものに。
通常であれば金魚は赤とか朱色の箔を使いたいところです。
自分はどうしても我慢ができないので、こんな作風になってしまいます。
色箔を使った方が綺麗だし、一般受けするんだろうけど。
味があるのかどうか!?汚いだけかも^_^;



道中財布

2015年08月11日 | 日記

二鶴工芸です。
道中財布が仕上がってきました。
道中財布というのは、江戸時代から旅人が旅に出る 時に必ず、お金や重要書類などを肌身離さず懐に入れて持ち歩いたといわれている紐巻きの三つ折りの財布です。 
素材はほとんど綿製でデニム・帆布等馴染みやすいものを選んでいます。
札入れとファスナー開閉の小銭入れの仕様。 
サイズは折りたたんだ状態で縦約9.5cm程・横18.5cm程・伸ばした状態で縦約23.5cm程。
和装小物の部類になりますが、普段使いでも十分活用できます。
また小銭入れの袋の部分が深いので、趣味の工具入れや化粧筆入れにもご活用できます。
ロールバッグみたいな感じで。



砂子の粗細

2015年08月10日 | 日記

二鶴工芸です。
画像は塩瀬の帯になります。
ぼかしのところに型を使っての摺り箔加工。
地色は若干違いますが、加工方法は同じです。
ただ使った砂子(箔)の粗さが違います。
上が非常に細かい金と淡色の砂子で下が同色で粗い砂子です。
細かいとマット(艶消し)になりますし、粗いと光沢が出ます。
同じ素材でも雰囲気が変わります。
砂子は画像の竹筒に箔を入れて筆等でかき混ぜて落とします。
下部のメッシュの目の粗さで砂子の大きさが決まります。