二鶴工芸のきままなブログ

京都で呉服に金箔を装飾する金彩工芸の職人です。
仕事のうんちくや商品説明等きままな事を更新していきます。

懐かしい作品

2018年10月17日 | 日記

二鶴工芸です。
昔のアルバムを見ていたら懐かしいものが。
独立した頃に作った裂地。
雲取に霞と地紙に道長のもの。
今思えばエネルギーが有り余っていたのか、これでもか!!とゴリゴリの加工をしてます^_^;
全て金箔で加工。

当時はデジカメも無かったのでプリントしたもので画像が粗くてすみませんm(__)m
もう一点の大きい扇面は京都市内の智恵光院下立売西入の確か美濃屋だったかな!?うどん・丼物のお店からのオーダーで作った横長のタペストリーです。
約2mくらいあったと思います。
壁面が汚いから隠したいという要望で横長に作ったと思います。

お店はもうありません(>_<)
きつねうどんを何回か食べに行きました。

17年前のものでした。



トートバッグ

2018年10月15日 | 日記

二鶴工芸です。
スラブデニム黒色製のトートバッグです。
残反があったので使い切ってしまおうとトートバッグを仕立て中だったのと、お客様からの問い合わせとのタイミングが重なり最終的にオーダーになったものです。
生地が厚く、節が太くて凸凹している生地なので表面の加工は無し、裏地も無し、共手にしたかったのですが長尺が無かったので手はコールテープで進めていました。
お客様にも理解していただき、それであればバッグ内の吊りポケットに加工しましょうということになり、市松を加工した生地を使いました。
生地の風合いが特長なので無理してこちらの加工を入れる必要はありませんし、押し付けがましい加工は避けるべし。
よくあるのがとって付けたように加工して、伝統工芸の技術を使ってます!!みたいな。
製品としてのバランス、その技術が調和しているかどうか!?
難しいところですが・・・







「手描き友禅」体験教室

2018年10月13日 | 日記

二鶴工芸です。
弟の染工房 正茂が手描き友禅の体験・ワークショップを始めました。
友禅の工程である糸目糊置きから彩色、水洗まで本格的な体験ができます。
制作物はリネンの生地(約40cm×27cm)・ランチョンマット或いはテーブルセンターなどにお使いいただけるサイズ。
ご興味ある方はこちらからお問い合わせください→https://www.uenakamasashige.com/page/20



霞ぼかし2

2018年10月11日 | 日記

二鶴工芸です。
過日に記載しました霞ぼかし加工の金色バージョンです。
今回も同様に波の柄を入れて複合加工しています。
金色が派手目にならないようにしてください!!との指示ですので今回は通常の金色よりも渋い色目にしています。
地色が黒に近い紺ですので、通常使う金色(金泥)では黄色味が立ちすぎるので調合した渋い金泥を使いました。
色目は真鍮が経年変化で色が渋くなったような色目です。
これだと落ち着いた感じになり、どちらかと言えば通好みの色目になります。
前回と同じく霞のぼかし足に合わせて波の型を入れ、金泥で摺り込んで行きます。
画像は一部ですが、着物の柄付けですのでこのような柄を複数加工するわけです。
見た目はすっきりしてあっさりしたものですが、加工そのものはやる方にすればハードルが高い難儀な加工です。
霞の上下の幅を揃える→生地の目に沿ってマスキングテープをカットする→波の型を合口を合わせて入れる(縫い目の柄を合わせる)→波の型を入れながら糊をぼかす→金泥を地色に合わせ調合する→刷毛で金泥を摺り込んでいく。
地色が濃い場合は刷毛むら等加工のアラが見えやすいので細心の注意が必要になります。
このような霞の加工は独立した当初から数えられないくらい経験しているので今は流れに任せて加工できますが、慣れない頃はあたふたしてました^_^;




ガラス皿の立体額

2018年10月10日 | 日記

二鶴工芸です。
秋になると思いだす額です。
いつものガラス皿を立体額に仕立てたものです。
琳派をイメージしたもの。

お皿そのものを額装できる額屋さんが以外と少なく探しまくりました。
やっと見つけたお店が関東の方で物凄い梱包をされて届きました。
少しの揺れでも留め具からお皿が外れてしまう可能性があるためです。
一度展示会の搬出から持ち帰って確認したら、留め具が折れてお皿が外れていました(>_<)
勿論、メンテナンスはしていただきましたが。
デリケートな作品でした。


赤富士

2018年10月05日 | 日記

二鶴工芸です。
定番の赤富士の飾り皿と豆皿です。
現在委託で扱っていただいているお店では外国人のお客様の購入が多いようです。
ここにきて日本人のお客様がまとめて購入されると、もうこういう時期になってきたんだなと。
もう正月か~

一年早いですね(>_<)


オーダーの道中財布

2018年10月04日 | 日記

二鶴工芸です。
オーダーの道中財布を納品しました。
松葉色の漢数字に渦巻のものです。
連絡があり在庫が無かったので急遽制作。
忘れた頃に^_^;
待っていただけるお客様で良かった。
髑髏(どくろ)七宝のものは問い合わせがあり制作。
これは定番の柄です。


レギュラーの本革製道中財布が仕上がってきました!!

2018年10月02日 | 日記

二鶴工芸です。
過日の別仕様の本革製道中財布と同時にレギュラーの本革製道中財布が仕上がってきました。
が!!タイムラグがありアップする前にWEB通販の方で売れてしまいました。
すみませんm(__)m
残り1点クロコ型押しタイプのみ在庫であります。
以下詳細です。 

いつものシュリンク加工(シワ)本牛革黒色に銀糸入り西陣織帯地黒にオリジナルのカモフラを墨銀泥で摺箔加工。
正絹の組紐使用、緒締めの部分は蜻蛉玉製。 
いつもと言ってもこの革は残り僅かになってしまったので、この革ではあと数点作れるかどうか!?になります。
カモフラも定番になりつつあります。
数色使わないといけないものを1色で紋様らしく出るように考えて型を制作しました。