ゆめ未来     

遊びをせんとや生れけむ....
好きなことを、心から楽しもうよ。
しなやかに、のびやかに毎日を過ごそう。

日経平均、一時26000円割れ

2022年05月15日 | 捕らぬ狸の経済


  5月13日
  日経平均 2万6427.65円(678.93円高)
  TOPIX 1864.20(35.02高)
  長期金利(新発10年国債) 0.240%(-0.005)
  1ドル=128.80-128.81円(0.03円高)


5月9日 2万6319円  12億6342万株 2兆9545億円
5月10日 2万6167円  13億7245万株 3兆2345億円
5月11日 2万6213円  13億6854万株 3兆2045億円
5月12日 2万5748円  14億8101万株 3兆2683億円
5月13日 2万6427円  16億4818万株 3兆5923億円

■株探ニュース 2022.5.14
------------------------------------------------------------------
今週の【早わかり株式市況】2週ぶり反落、波乱の米国株を横目に下値模索

今週の相場ポイント

1.日経平均は2週ぶりの下落、リスクオフ加速で一時2万6000円台割り込む
2.インフレを背景にFRB引き締め強化の思惑と中国ロックダウンの影響を警戒
3.日経平均は週明け急落で始まり、その後も波乱の米国株横目に下値模索の動き
4.米CPIは市場予測上回り米ハイテク株安に波及、東京市場もその煽り受ける
5.週末は空売り買い戻しで急速に切り返すも、週間では前週末終値を大幅に下回る


週間 市場概況

今週の東京株式市場は日経平均株価が前週末比575円安(2.13%安)の2万6427円と2週ぶりに下落した。

今週は週初から波乱含みの下げでリスクを避ける動きが顕著となった。
米国では深刻なインフレでFRB(米連邦準備理事会)の金融引き締め強化に対する思惑が拭えず、中国の新型コロナウイルス感染者拡大によるロックダウンが与える経済への影響を懸念するムードも強かった。
週末は突っ込み警戒感からの買い戻しが活発化し、日経平均は大幅高で切り返したが、週間ベースでは600円近い下げとなった。


ゴールデンウイーク明けとなった週明け9日(月)はリスク回避ムードの強い地合いで日経平均は700円近い急落をみせ、約2ヵ月ぶりの安値をつけた。
前週末の米国では金利上昇懸念からハイテク株安が目立ったほか、中国ゼロコロナ政策による経済への反動を警戒した売り圧力が顕在化した。

10日(火)も日経平均は下げ止まらなかった。
前日の米株市場でナスダック総合株価指数が4%超の下げをみせたことで投資家心理が悪化し、寄り後早々に2万6000円台を下回る場面もあった。
しかし、中国などアジア株が堅調な動きをみせたことや米株価指数先物の上昇が足掛かりとなって、その後は下げ渋った。

11日(水)は4月の米消費者物価指数(CPI)発表前で方向感の出にくい不安定な地合いとなったが、好決算発表銘柄を買う動きなどが支えとなり、日経平均は小幅ながら反発した。

しかし、12日(木)は再びリスクオフの波が押し寄せることになった。
米CPIの結果が市場コンセンサスを上回り、インフレに対する懸念が再燃、前日の米株市場ではハイテク株を中心に売り直された。
東京市場もリスク許容度の低下した外国人売りを浴び、日経平均は460円あまりの下落で2万6000円大台を割り込んだ。

そしてオプションSQ算出日ともなった13日(金)の動向が注目されたが、この日はハイテク株中心に突っ込み警戒感からのショートカバーを誘発。
日経平均は急速な切り返しに転じ、一時700円超の上昇をみせる場面も。
前日の決算で巨額損失を計上したソフトバンクグループへの空売り買い戻しが全体株高にも貢献した。


来週のポイント

来週は引き続き米国のインフレ懸念を横目に2万6000円を巡る攻防となりそうだ。
ただ、決算一巡で好業績銘柄が買い直される展開は期待できそうだ。


重要イベントとしては、国内では18日朝に発表される1~3月期GDP、19日朝発表の3月機械受注が注目される。

海外では16日午前に発表される中国4月の小売売上高と鉱工業生産、17日に発表される米国4月小売売上高、18日発表の米国4月住宅着工件数、20日午前に発表される中国人民銀行の5月最優遇貸出金利が注目される。
また、18日~20日まで開催されるG7財務大臣・中央銀行総裁会議にも注視が必要だろう。


日々の動き(5月9日~5月13日)

5月9日(月)  大幅反落、米株安や中国リスクで2ヵ月ぶりの安値
        日経平均 26319.34(-684.22)  売買高12億6342万株 売買代金2兆9545億円


5月10日(火)  続落、米株急落を受けリスク回避の売り優勢
        日経平均 26167.10(-152.24)  売買高13億7245万株 売買代金3兆2345億円


5月11日(水)  3日ぶり小反発、米CPI発表を目前に不安定な値動き
        日経平均 26213.64(+46.54)  売買高13億6854万株 売買代金3兆2045億円


5月12日(木)  大幅反落、米株安でハイテク株を中心に売りが優勢
        日経平均 25748.72(-464.92)  売買高14億8101万株 売買代金3兆2683億円


5月13日(金)  急反発、値がさハイテク株中心に買い戻しが流入
        日経平均 26427.65(+678.93)  売買高16億4818万株 売買代金3兆5923億円


■セクター・トレンド

(1)全33業種中、27業種が値下がり
(2)値下がり率トップは王子HDなどパルプ・紙
(3)INPEXなど鉱業、住友鉱など非鉄金属、三井物など大手商社といった資源株の一角が売られた
(4)輸出株はトヨタなど自動車が安い一方、オリンパスなど精密機器が値上がり率トップと大幅高
(5)OLCなどサービス、菱地所など不動産、NTTなど情報通信といった内需株は総じて安い
(6)三菱UFJなど銀行、野村など証券、オリックスなどその他金融、第一生命HDなど保険といった金融株は軟調
(7)ENEOSなど石油、東ガスなど電気・ガスは高い


【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数)

1(3) インバウンド
2(1) 円安メリット
3(2) メタバース
4(4) 半導体  SOX指数急落で1年2カ月ぶり安値
5(5) 防衛
※カッコは前週の順位

  株探ニュース(minkabu PRESS)



■モーニングスター 2022.5.14
------------------------------------------------------------------------------------------------
株式週間展望=グロース反騰も継続性不透明、全般需給は良好か/―想定レンジ:2万5700~2万7200円

グロース(成長)株が一斉に蜂起した今週の日本株市場は、日経平均株価が週末13日に678円値上がりした。
米長期金利の上昇一服を背景に、ショートカバーを含む買いが終盤に膨らんだ。
しかし、下落トレンドを脱するには至っておらず、戻り一服からのもう一段の調整の可能性にも注意を払っておく必要がある。


      <ソフバンG巨額損失は陰の極象徴?>

ソフトバンクグループの巨額投資損失が象徴するグロース株安の流れが、陰の極に達した感もある今週、東証マザーズ指数の年初来の下落率が37%に達した。
原材料高を背景とする企業の慎重な業績見通しが相次いだこともあり、日経平均は2万6000円を2カ月ぶりに割り込んだ。

一方で、3%を大きく上回っていた米10年債利回りの上昇が一服し、VIX指数(恐怖指数)も上値が重くなるなどマーケット全体の地合いは徐々に変化している。
13日は底入れを期待する買いが膨らみ、ソフバンGも12日発表の22年3月期決算が悪材料視されることなく急騰した。

しかし、市場が注視するFRB(米連邦準備制度理事会)の金融引き締めについては、6月FOMC(米連邦公開市場委員会)以降も0.5ポイント幅の追加利上げが続くシナリオが意識されている。
インフレの出口はまだ見極めにくく、世界経済が落ち込む懸念がぬぐえない。
株価に十分に織り込まれたとは判断しかねる状況だ。


東証全体のカラ売り比率が比較的高い水準で推移しているため、目先の決算一巡後も需給面からの支えが株価を押し上げる可能性もある。
ただ、継続性は限られるかもしれない。
日本株に関しては、円相場が持ち直し始めた点も気掛かりだ。
日経平均の想定レンジは2万5700~2万7200円。


      <中国ゼロコロナ動向を注視>

底打ちに寄与する要素として、中国のゼロコロナ政策の動向が注目される。
現段階では緩和する様子はなく、上海などのロックダウン(都市封鎖)が世界の製造業の事業環境に影を落としている。
ただ、同国の新規感染者数は減少基調にある。
指導部の方針をめぐり、リオープン(経済活動の再開)を示唆するニュースが出れば株式市場には間違いなく追い風が吹くだろう。

来週はその中国で、16日に4月の工業生産や小売売上高、都市部固定資産投資が発表される。
また、米国では17日に4月の小売売上高と鉱工業生産が出る。
日本では16日に4月工作機械受注(速報値)、18日に1~3月期GDP(国内総生産)、19日に4月貿易統計と3月機械受注、20日に4月消費者物価が控える。
また、ドイツで18~20日にG7(主要7カ国)財務相・中央銀行総裁会議が開かれる。

  提供:モーニングスター社


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする