ゆめ未来     

遊びをせんとや生れけむ....
好きなことを、心から楽しもうよ。
しなやかに、のびやかに毎日を過ごそう。

「トレメンテ」 初訪問

2017年08月30日 | 食は文化だ
TRE MENTE 各務原市 2017.8.30

2013年9月に各務原にオープンされた、イタリアンレストラン 『トレメンテ』 さんに、うちのKさんと行ってきました。
初訪問です。



コースランチをドルチェ付きでいただきました。


         【南瓜の冷製スープ

オレンジの爽やかな後味が残ります。
オレンジが使われているとのことでした。


            【前菜

上から時計回りに、

  いちじくと生ハム
  いわしのベッカフィーク
  かんぱちのカルパッチョ


           【自家製のパン

皮はパリ、なかはもっちり。
塩気も程良い、美味しいパンでした。


          【短角牛のボロネーゼ

メインの料理は、魚料理か肉料理のいずれかの選択

ぼくたちは、【岐阜県産ポークの肉巻き料理】 イタリアの郷土料理 「?」 を選択。
スタッフの方の説明を聞いて、パチリ。
と、すれば良かったのですが、パクリ
あ~あ! でもって写真はありません。


         【ドルチェ/パンナコッタ


          【ドルチェ/焼プリン

ドルチェは、プラスαですが、必ず付けられることをお勧めします。
とても美味。

はっきりとした味付けの美味しい料理でした。
コクがあって、旨さに深みを感じます。
スタッフの方は、ひとり。シェフの奥様でしょうか、気さくな話しやすい方でした。
内装は、白漆喰の壁、テーブルと椅子はブラウン、間接照明、使用される食器はすべて白に統一されています。
統一された落ち着いた雰囲気は、良いのですが、料理にもう少し彩りが加わるとさらに印象深くなるのにと感じました。

駐車場より玄関へ。





  『 TRE MENTE(トレメンテ)  』

    住所 岐阜県各務原市蘇原柿沢1-50
    TEL ( 058 ) 383 - 3603


いなづみ眼科と喫茶リンの間の細い路へ左折して入る。目の前にはピノキオ薬局。
ピノキオ薬局の前が、トレメンテの駐車場(4台)。



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「ルーフォック・オルメスの冒険」 SFか童話か、やたら殺人事件は起こるが

2017年08月29日 | もう一冊読んでみた
ルーフォック・オルメスの冒険/カミ  2017.8.29

ミステリ国の人々』(有栖川有栖)紹介の古典、その5は 『ルーフォック・オルメスの冒険』 です。

『ミステリ国の人々』の紹介文。

 ミステリの形や手法をとった効果で読者の心に食い込む小説はたくさんある。また、精緻な作り物以上のものでなかったとしてもそれを生み出したのは人間だから、優れたミステリの中には<人間という存在の面白さ>がみっしり詰まっていると考えている。
 「ミステリなんか読んでもためにならない。何も身につかない。知見も教養も」という人は、よく言えば生真面目すぎるのではないか。悪く言えば、読書に関していささか貧乏性。
 ためにならない本には独特の清々しさがあるし、意外なものを発見してしまうこともある、と前置きした上でオルメスの話に移ろう。この奇天烈な探偵が大活躍をするのが『ルーフォック・オルメスの冒険』。
 あらかじめお断わりしておくと、この本を読んでもためになりませんよ。ためになるどころか駄目になる。いやいや、そんなことはない。楽しさが刺激となって、身体にも頭脳にも明日への活力がみなぎってくる----かもしれない。
 ひと言で表すとナンセンス小説あるいはコントである。ルーフォック・オルメスという名はシヤーロツク・ホームズのもじりで、変種ながらホームズのパロディであり、ミステリを出汁にした冗談小説でもある。


「訳者あとがき」で、もう少し補足すると。

名探偵オルメスの翻訳小史

 本書はかのイギリスの名探偵シャーロック・ホームズの名前をもじったルーフォック・オルメスという探偵が、さまざまな珍事件、怪事件を見事に(?)解決していく、その活躍ぶりを芝居のコント風に描いた、ハチャメチ・ドタバタ・ユーモア・ミステリである。オルメスというのは、Holmes(ホームズ)のフランス語読みで、Loufock(ルーフォック)は、Shelock(シャーロック)をもじったものであるが、フランス語の俗語で、「頭のおかしな」とか「話が突飛な」という意味のloufoqueにかけている。
 作品が書かれたのは、一九二〇年。最初に刊行されたのは一九二六年でパリのフラマリオン社から出ている。日本で最初に紹介されたのは一九二七年、雑誌「新青年」の新春増刊号......


本書は、『このミステリーがすごい! 2017年版』 海外編 第12位 に入りました。

戯曲です。
全訳版は、74年ぶり。
奇想天外、抱腹絶倒の34編をお楽しみ下さい。

 『 ルーフォック・オルメスの冒険/カミ/高野優訳/創元推理文庫 』


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「覗くモーテル 観察日誌」 出歯亀! あるいは本人曰く、先駆的性科学研究者

2017年08月28日 | もう一冊読んでみた
覗くモーテル 観察日誌/ゲイ・タリーズ  2017.8.28

覗くモーテル 観察日誌』 は、あるモーテルの経営者が、「覗き穴」を作り、利用客の夜の生態を20年以上も覗き続け、ご丁寧にも、克明に日誌として記録したものです。

男なら「覗き」にだれしも興味があるでしょう。機会があれば、チョット出来心で.......。 しかし、克明な記録を何十年にわたってと云うとこれはもう、ビョウキ。

    書評/高橋伸児 編集者・WEBRONZA

「覗き体験」の回想は、この作品以前にも出版されていることが紹介されている。
我が秘密の生涯』である。

 この紳士は一八八〇年代のなかばより、自身の男女関係や過去の覗き体験の回想などを記した性的回顧録の執筆を開始した。数十年ののち、紳士の努力は全十一巻、総ページ数四千の作品として結実する。『我が秘密の生涯』という作品だ。
 紳士は身元を隠して、この作品をアムステルダムで私家版として刊行するように手配した。そこからこの作品はしだいに悪名を広めていき、やがてヨーロッパやアメリカの地下出版の世界で海賊版や縮約版が出まわるようになった。二十世紀中盤に猥褻出版関係の法律が緩和されると、一九六六年にグローブ・プレスから最初の合法的なアメリカ版が刊行された。マーカス教授はこの著作を、当時の社会史を知るうえで貴重な洞察と事実が記載された作品だ、と称揚している。


この『我が秘密の生涯』から、ぼくにとっては興味深い話が数々紹介されています。

 同時に『我が秘密の生涯』の作者がわたしたちに教えてくれるのは、個人の衛生観念やヴィクトリア朝の人々のトイレ習慣である。一八〇〇年代中盤以前、ロンドン市内には公衆便所がないも同然であり、人々は男女の別なく、ハンプコート公園のような場所の茂みのなかで用を足しており、さらに夜間になると市内の道路においても用を足していたという事実だ。
 「警官は、往来の多いところでする以外は、そんな些細なことには目もくれなかった(だが、私は、夜、ストランド通りの溝で女たちが堂々と用をたしているのを目撃した)。それどころかある通りで、女たちが列をなして放尿しているところさえ見たことがある。大体、二人一組になって、一人が終わるまで、もう一人は立って衝立となり、交代にするのだ」


 『我が秘密の生涯』から引用の一節。こんな大胆なことを、このヴィクトリア朝時代に生きた紳士はおっしゃる。

 「男も女も、子供でさえ、機会さえあったらそうするに違いないのに、男と女がファックしているのを見ることが、けがらわしいと。一言われるのはどうしてだろう? 性交とは、すべきではないことなのだろうか。そうでないなら、それをしているのを見て、何のさしさわりがあろう?」

それでは、本題 『覗くモーテル 観察日誌』 で、ぼくが人間の癖でおもしろいと感じた一節です。 トイレの座り方。

 客室内にはいった女はすぐさまテレビをつけたのち、バスルームへ行き、騒々しく音を立てて排尿した。女は横ずわり族の一員だった----これは、トイレの便座に横向きに腰かける人々のことだ。通常の前向きずわリ族とくらべ、斜めをむいたすわリ方である。
 トイレの便座のすわり方は個人個人で大いに異なっている。水のタンクに寄りかかる者もいる。
上体を前へ傾ける者もいる。なかにはかなリ前へ傾ける者もいるし、さらに度を越して傾けた結果、排泄行為をしているその箇所のまん前まで顔を近づけていた者も、これまでに少なくともひとり見ている。もっとも奇妙なすわリ方をしていたのは、つねにタンクのほうを向き、足を広げて便器にまたがる姿勢をとっていた人物だ。この男性はその姿勢で両腕をタンクに預けることができた。なかにはトイレの便座に決してすわらない人々もいる----彼らは便座にしゃがみこむ途中のような姿勢で腰を浮かせたままだ。徽菌が肌につくのを避けようとしているのだろう。このように便座を使用するにあたってのありとあらゆる姿勢が、これまでに観察されてきた。


この覗き魔クン、何が楽しくて続けるのか......分からない。

 今回の観察対象者のカップルは決して幸せを得られず、いずれ離婚するしかないだろう。夫はセックスの初歩も知らず、適切なやりかたも知らない。知っているのは明かりを消して体を覆い、挿入して出し入れしてオーガズムを得ることだけだ。
 覗き趣味のおかげで、わたしは万事がむなしいと信じる無益論者になってしまった。そんな自分の魂の現状が悲しくてならない。

さらに覗きを続けた、その先には........。

 社会はわたしたちに嘘と盗みと編しの手管を教えた。そして欺瞞は、いまや人間の諸要素のうち最重要かつ必要不可欠なものになっている……。人々の観察をはじめて五年になろうかといういま、わたしは社会がこの先どんな方向へむかうのかという点について悲観的になっているし、なにもかも無益だということがわかるにつれ、気分はますます落ちこむばかりだ。

この作品を読んいて、気になる言葉があった。

    ディルド
    抽送


 『 覗くモーテル 観察日誌/ゲイ・タリーズ/白石朗訳/文藝春秋 』

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今週も現状維持か?

2017年08月27日 | 捕らぬ狸の経済


 8月25日
 日経平均 1万9452.61円(+98.84円)
 TOPIX 1596.99(+4.79)
 出来高 13億4361万株
 長期金利(新発10年国債) 0.015%(-0.005)
 1ドル=109.67円(0.41円安)


 8月21日  1万9393円  14億0690万株 1兆7534億円
 8月22日  1万9383円  13億1491万株 1兆7142億円
 8月23日  1万9434円  14億5332万株 1兆9037億円
 8月24日  1万9353円  14億4222万株 1兆7483億円
 8月25日  1万9452円  13億4361万株 1兆7138億円

朝日新聞 2017.8.19
■来週の市場は/景気拡大観測高まるか


来週の東京株式市場は、日本や米国、中国の主要な経済統計を踏まえて景気拡大観測が高まるかが注目される。
日経平均株価1万9千円台半ばで推移するとの予想が出ている。
経済産業省が31日に7月の鉱工業生産指数を発表。
財務省は9月1日に4~6月期の法人企業統計を公表し、設備投資の状況に関心が集まる。


テクニカル的には、ここに来て売れすぎの指標が点灯してきた。
RSI約33%。
先週の売買代金は、いずれの日も2兆円にとどかなかったものの自律反発の可能性はあると専門家筋は、言っている。
ぼくは、今週も現状維持と予測する。

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     朝日新聞 2017.8.26
     知りたい投信 なるほどリッパー
     7月までの運用成績
     株高と円安で多くの投信好調

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投資信託(ファンド)は、全般に好調な運用成績を続けています。
7月末までの期間ごとに、ファンド本数を騰落率で区分けして集計しました。



期間5年では3分の2近くのファンドが騰落率プラス50%以上、期間3年と1年でもほぼ6割が騰落率プラス10%以上です。
6ヵ月、3カ月、1カ月の短期でも、すべての期間で、騰落率がプラスのファンド本数がマイナスを大きく上回っています。


  大幅高の再現は望み薄か

投信の投資対象と運用手法はさまざまなので、成績好調の理由はそれぞれに違います。
しかし、大きくとらえれば、超金融緩和を背景とした世界的な株高と円安が、多くの投信にとって成績好調の大きな要因となっています。

ダウエ業株平均は、2012年7月末の1万3008ドルから今年7月末の2万1891ドルまで68%上昇しました。
この間、1ドル=78円から110円まで円安が進んだので、ダウは円ベースで2.4倍近くに上昇したことになります。

大幅な株高には、07年から08年にかけての世界的な金融危機で暴落した株価の反発という側面も小さくありません。
また、大幅な円安は、75円まで進んだ超円高が異次元の金融緩和で是正された側面が大きいといえます。

したがって、株高と円安が過去5年間のような規模で再現するのは望み薄でしょう。
投信の購入にあたって運用成績を調べることは大切ですが、過去の好成績が今後も同じように続くと考えるのは判断を誤りかねません。 (DZH 野口文高)


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     朝日新聞 2017.8.24
     書店ゼロ 自治体の2割
     人口減・アマゾン…

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書店が地域に1店舗もない「書店ゼロ自治体」が増えている。
出版取り次ぎ大手によると、香川(0)を除く全国46都道府県で420の自治体・行政区にのぼり、全国の自治体・行政区(1896)の2割強を占める。
「文化拠点の衰退」と危惧する声も強い。

トーハン(東京)の7月現在のまとめによると、ゼ口自治体が多いのは北海道(58)、長野(41)、福島(28)、沖縄(20)、奈良(19)、熊本(18)の順。
ほとんどは町村だが、北海道赤平市、茨城県つくばみらい市、徳島県三好市、熊本県合志市など7市や、堺市美原区、広島市の東・安芸両区の3行政区もゼロだ。

出版取り次ぎ大手・日本出版販売(東京)の別の統計では「書店ゼロ自治体」は4年前より1割増えた。

全国の書店数は1万2526店で、2000年の2万1654店から4割強も減った(アルメディア調べ)。
人口減や活字離れがあるほか、書店の売り上げの6~7割を占める雑誌の市場規模は10年前の6割に縮小。
紙の本の市場の1割を握るアマゾンなど、ネット書店にも押される。
経営者の高齢化やコンビニの雑誌販売なども影響する。

街の書店は、子どもが活字文化の魅力に接する場であり、ネットが苦手な人の情報格差を埋める機能もある。
 (赤田康和、塩原賢)


    変わる街 かすむ書店の存在感

一般的に書店は、売り上げの75%前後を取次会社などに支払い、家賃や人件費など経費が20%余りかかるため、利益は2%前後とされる。
出版取り次ぎ大手のトーハンが市内で書店を開いた場合の売上高を試算すると、月200万~600万円だった。
「最低ラインは1千万円。出店不可能といわざるをえない」と担当者。

宮崎県最南端の串間市では14年、1万冊を扱っていた創業約100年の「つまがり書店」が倒産した。
最盛期には年間2億円の売り上げがあったが、9千万円台まで落ち込んでいた。
経営していた金川敏洋さん(51)は「人口が減る街で本屋はできない」。
人口は30年間で3割も減り、現在約1万8千人。
6校あった中学校は今春、1校に統合された。

人口減に加えて、雑誌を扱うコンビニの増加、活字離れなども影響した。
「文化の灯が消えた感じ」と市の増田仁・生涯学習課長はいう。



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「鯨波 純米吟醸/袋吊り生」 久しぶりです

2017年08月26日 | さらに酔うもう一杯の日本酒に
鯨波 岐阜県中津川市 2017.8.26

鯨波』 を久しぶりに飲みました。
最近は、「津島屋」「初緑」「ゆきの美人」を楽しむ機会が増えてしまって、 『鯨波』 の影が薄くなってしまいました。
なるべく飲む機会を増やします。誓います。



    鯨波 純米吟醸/袋吊り生

  原材料名/米(国産)・米こうじ(国産米)
  原料米/ひだほまれ 100%
  アルコール分/16.0度以上17.0度未満
  精米歩合/50%
  恵那醸造(岐阜県中津川市)



  裏ラベルから.....銘酒 鯨波の由来

 雄大な中央アルプスを望む標高六百米にある
 酒蔵から「山の上を流れる雲が大海を泳ぐ鯨
 に似ていた」と言うことから誕生しました。


ぼくは、岐阜県の酒造好適米「ひだほまれ」のお酒が大好きです。
このお米が持つ上品な甘さに惹かれます。
「ひだほまれ」のお米の扱いにかけては、ピカイチの長瀬蔵元と、ぼくはいろいろ飲み比べて感じています。

『岐阜の地酒に酔う2017 岐阜』では、「ひだほまれ」のお酒が多すぎて、とっても飲み比べることは出来ないと思い、鯨波、長良川、はなざかり、小左衛門の試飲にとどめました。
いずれも美味しいお酒でした。


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minoお弁当 立秋

2017年08月25日 | お弁当/岐阜/
mino 岐阜市 2017.8.25

まだまだ、暑い日が続きますが、暦の上ではもう 「秋」 です。
今日は、minoさんのお弁当 「立秋」 をいただきました。



      豚のさっぱり生姜だれ
      冬瓜ともろへいや梅肉
      白身魚のご飯




          『 mino  』

        住所 岐阜市八幡町36
        TEL ( 058 ) 263 - 7784

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「船凍天然えび」 のお取り寄せと 「生きる職場」

2017年08月24日 | ゆめ未来
船凍天然えび/パプアニューギニア海産 大阪府茨木市 2017.8.24

生きる職場』 を読んで、「パプアニューギニア海産」の  『船凍天然えび』 をお取り寄せしました。



  400g タイガー 3Lサイズ \3150- (送料別)

近所のスパーで求める同じぐらいの大きさのエビ(8尾)と比べると幾分高めな感じがします。
養殖でなく、「天然もの」ですからこんなものですかね。

「えびフライ」でいただきます。



生きる職場/武藤北斗  2017.8.24

生きる職場小さなエビ工場の人を縛らない働き方を読みました。

 これは、「縛り」「疑い」「争う」ことに抗い始めた小さなエビ工場の、新しい働き方への挑戦の記録です。

 人を縛り、管理し、競い合わせる、今の会社や社会のあり方が、果たして正しいのかという疑問を持つようになりました。

 一人でも多くの人が幸せに生きるための職場が増えることを願いながら、この本を書かせていただきました。働いている人も、働いていない人も、人として今生きている全ての人にかかわる本になったらと思っています。

 職場が居心地のよい場所だと感じている人は、意外に少ないのではないかと思っています。
 だからこそ、仕事は必ずしも楽しいものではないけれど、そこで居心地よく働けることは大事であり、その結果として楽しみがついてくる可能性はある。

 なにより自分が正しいと思うことを大切に、物事を柔軟に真摯に捉えて、自分の言葉で発信していくということの大切さを学びました。

 僕は、私生活が充実してこそ満足な仕事ができると考えています。


 「人の悪口を言ってはいけないよ」
 「自分が嫌なことは人にしてはいけないよ」
 「焦らないで、ゆっくりでいいよ」
 「好きなことをどんどんやりなさい」
 「友達と順番にね」

 そういったことを、僕たちは、経済活動の中心である会社でもやってみたというだけなのです。

 まず大前提として、自分の仕事のことを家族や友人に自信を持って話すことができなければ、心底気持ちよく働くことは難しいでしょう。


気になったところをメモしてみました。
筆者はすごく真っ当な考えのもと、ご自分の信念を会社経営で実践されているのだ、とぼくは思いました。
実際に、どのような会社経営が行われているのか、詳しいことは本書でご確認下さい。

ただ、このような会社経営が出来るのは、従業員のほとんどがパート社員であるということの特殊事情があることも大きな要因では、とぼくは感じました。
ぼくが、筆者の考え方に共感したのは、自分が多くの時間と労力を費やしてブログを書く理由が、この気持ちと同じかなと思ったからです。

実際に働いていらっしゃる社員の方の生の声。
もう少し、現場の写真があればと思いました。

   『 生きる職場/武藤北斗/イースト・プラス 』


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「プティ・パリ」 フランスの小さな食堂、再び

2017年08月23日 | 食は文化だ
ビストロ プティ・パリ 岐阜市 2017.8.23

2017年6月11日、岐阜市東島にオープンした、すてきなフランス料理店 『プティ・パリ』 さん。
ぼくとKさん、娘の三人で、再び、ランチに行ってきました。



初訪問は、好印象でした。
今回は、どうでしょうか。印象が大きく変わることもあります。


          【トマトのジュレ


     【長野産虹鱒とアムール貝のワイン蒸し


       【バターナッツ南瓜の冷製スープ

紫の葉は、「アマランカス」。


        【黒毛和牛のロースステーキ


            【デザート

ぼくは、料理店さんを次の三つの基準で考えます。

  ・これを限りに
  ・機会があれば、おじゃまする
  ・機会を作ってでも、おじゃましたい

気持ちの上では、「末永くお付き合いしたいな。」 これが願いです。
そんなわけで、ブログでは、同じお店がたびたび登場しがちです。

家族三人で、また、お伺いします。
美味しいお料理とシェフご夫妻の爽やかな笑顔もありがとう。

       『 ビストロ プティ・パリ  』

        住所 岐阜市東島5-5-1
        TEL ( 058 ) 295 - 2666

        初訪問………2017.6.22

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「岐阜の地酒に酔う 2017 岐阜」 に行ってきました

2017年08月22日 | さらに酔うもう一杯の日本酒に
岐阜の地酒に酔う2017 岐阜 岐阜県酒造組合連合会 2017.8.22

8月20日 「じゅうろくプラザ」で行われた 『岐阜の地酒に酔う 2017』 に行ってきました。



第一部 13:00~15:00に参加しました。




会場の割に、参加者が多すぎると感じました。
芋洗い状態で、ごった返しています。
来年は、400名でなく300名ぐらいに絞ってもらいたい。もっとゆた~と飲みたい。
帰りのアンケートに書こうと思いつつ、酔って忘れてしまいました。

みなさんは、たくさんの地酒のなかからお気に入りの 「これ一本」 が見つかりましたか。
ぼくは、「ひだほまれ」のお酒は、鯨波、長良川、はなざかりとし、「雄町」の飲み比べを試みてみました。
出品されたお酒は、7本ほどでしたが、そのうち試飲したのは、光琳、竹雀、花ざかり、小左衛門、若葉です。いずれのお酒も旨かったです。

この他、気になったお酒。
 津島屋/純米吟醸/美山錦
 初緑/純米山廃仕込み(ゴールドラベル)
 房島屋/兎心BLACK山田錦
 三千櫻/地酒SP生原酒/五百万石と一般米
      /精米歩合70%のお酒ですが旨かった
 三千櫻/純米愛山
 W/愛山

毎年、飲み過ぎに気をつけようと心して家を出るのですが、今年もついつい飲み過ぎてしまいました。

帰りに 「成城石井」 と 「サカエパン」 にまわる



成城石井さんでは、お酒のつまみをあれこれと求めました。
いつもの「やわらか小いわし」と「鮭トバステック」は酔っていても忘れません。
鮭トバステックは、旨いですよ。

つづいて、「サカエパン」さんです。



「あんパン」は、酔っていても買いに行かなくちゃ。

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「五辨の椿」 今回は時代小説のミステリを堪能する

2017年08月22日 | もう一冊読んでみた
五辨の椿/山本周五郎  2017.8.22

ミステリ国の人々』(有栖川有栖)紹介の古典、その4は、山本周五郎作 
五辨の椿』 を選びました。

『ミステリ国の人々』の紹介文。

 『五瓣の椿』の方は復讐をモチーフにした時代小説で、推理による謎解きの興味は薄く、クライム・ノベルと呼ぶのがふさわしい。「わざわざ横文字を使わなくても、おとっつあんの仇討ちを描いた時代ものだろ」と言われたら、まあそうなんですけれど、ミステリ国の言葉を使ってみました。

読んだのは、『五辨の椿/長編小説全集/第十三巻/新潮社』です。
ルビ、脚注が豊富です。
煩わしいのか、分かりやすいのか、言葉の解説があるのは、重宝しましたが。
例えば、こんな言葉です。

 「あのときはあんなふうに消えてしまうし、それっきり鼬の道で、いくら逢いたくっても逢うてだてはなし、罪なひとだ、おりうさんというひとは」
 (鼬の道 鼬の道切り。 往来や交際が途絶えるたとえ。鼬(いたち)はその通路を遮断されると、同じ通路を二度と通らないという俗信から。)

 「そういうのをかったいのかさ恨みって云うらしいぜ」
 (今日の観点からみると差別的表現ないし........)


 第四話で、町方与力の青木千之助が登場して、やっとミステリらしくなってきます。
いよいよ探偵登場ですね。

あなたにも読んでいただきたくて、いつものごとく、このミステリの雰囲気をつかんでみましょう。

 喜兵衛は話した。
 家のうしろに小さな丘があり、その丘を越したところに、竹藪に囲まれて小さな池があった。藪の中にも山椿の若木が幾本か伸びていたが、池畔にある古木はその太い根の一部を池に浸し、枝も池の上まで伸ばしてい、花期になると、落ちた花で、池の水が見えなくなるくらいであった。
 「眼をつむると、いまでもそのけしきがありありと見える」と喜兵衛は云った、「私は子供のじぶん、親に叱られるとか、友達と喧嘩をしたあととか、悲しい、たよりないような気持になるとかすると、よく独りでその池の側へいって、ぼんやりと時をすごしたものだ」
 ほかの季節は知らない、記憶に残っているのは椿の咲いているときのことだけである。

 あんたの云うとおり、あの人は道楽も知らず朝から晩まで雇い人といっしょに働いたわ、まじめで、正直で、むさし屋を先代より繁昌させたし、油屋の店も出すようになったわ、それはそのとおりだけれど、良人としては味もそっけもない、退屈でつ まらない人だった、女の気持もわからないし、これっぽっちも面白味のない人だったわ」
 「もうちょっと云わせて」とおそのは頭をぐらぐらさせながら続けた、「----女というものはね、おしのちゃん、自分のためにはなにもかも捨てて、夢中になって可愛がってくれる人が欲しいものよ、あたしのためならむさし屋の店も、財産もくそもないというほどうちこんでくれたら、あたしだってもう少しはあの人に愛情を持てたと思う」

 おしのは静かに眼をあいて、父のほうを見た、「小さな池の側に、椿が咲いていたのね、お父つぁん、その池の側へいっていて下さいな、あたしもすぐにゆくわ、あたし道がわからないから、迎えに来てちょうだいね」

 この世には御定法で罰することのできない罪がある。

 世間はこんなものなのだろうか、とおしのは思った。
 幸福でたのしそうで、いかにも満ち足りたようにみえていても、裏へまわると不幸で、貧しくて、泣くにも泣けないようなおもいをしている。世間とは、本当はそういうものなのかもしれない。----そうだとすれば、おっ母さんのような人はいっそう赦すことができない。心では救いを求めて泣き叫びたいようなおもいをしながら、それを隠してまじめに世渡りをしている人たち。そういう人たちの汗や涙の上で、自分だけの欲やたのしみに溺れているということは、人殺しをするよりもはるかに赦しがたい悪事だ。


 「その人の罪は、御定法で罰せられないとすれば、その人自身でつぐなうべきものだ

読みやすく、分かりやすい文章。深い人間洞察。市井の人々への温かな眼差し。
久しぶりの山本周五郎作品でした。読んで良かった。
ずっと昔、夢中で読み耽った作品は

    『樅ノ木は残った』
    『赤ひげ診療譚』
    『さぶ』

これらの作品から、人としていかに生きるべきかを学びました。

 人が生きていくためには、お互いに守らなければならない掟がある。その掟が守られなければ世の中は成り立ってゆかないだろうし、人間の人間らしさも失われてしまうであろう。

   『 五辨の椿/山本周五郎/新潮文庫 』

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