Dr. WAKASAGI at HEI-RIVER(閉伊川ワカサギ博士)

森川海をつなぐ学び合いの活動を紹介します

国際オーシャンリテラシー調査

2019-02-08 | 水圏環境教育

https://berkeleylha.az1.qualtrics.com/jfe/form/SV_3E0yKhTg81eflpb

スタンフォード大学ジェラルディン・フォビル博士からの依頼。

世界のオーシャンリテラシーの意識調査をまとめたいと。

16カ国に翻訳されている。

質問項目は,海の基本知識について。

国際比較はあまり意味をなさないという議論もある。

私も、同感だ。しかし、今まで存在していた海の壁を「海洋リテラシー」という情報の共有化で取り払ってくれるところに

大きな意義があると感じる。

 

もちろん、身近な自然の探究以上の効果のある学びは他には存在しない。 調査の対象は高校生。日常の調査活動は、海洋リテラシーの観点からどのような意義や意味があるのか、そして世界中の高校生とつながり、認識を共有しよう。ぜひ、ご協力をお願いしたい。

本日は、港南中2年生の運河学習最終回でした。

2019-02-07 | 水圏環境教育


1年間、カニ護岸を観察し、グループ毎に議論し続けた成果を各クラス5班、合わせて15班が手際よく発表しました。大学生が各班をファシリテートします。生徒たちの意見は、環境と生物は密殺な関係がある、運河をきれいにするために鉄炭団子をたくさん使う、それだけでなく一人ひとりが生活排水に気をつける、そのための情報提供に取り組んでいくこと、でした。本当に素晴らしい発表、そして生徒たちでした。1年生から取り組んできた運河学習も今日が最後です。2年間ご苦労さまでした。中学の先生はじめ、区の方々、地域の方々、関係各位の皆様に感謝いたします。学生の皆さんも中学生との運河学習を忘れず、港南地域を第2の故郷として、社会で羽ばたいて下さい。

日本台湾森川海国際体験交流会が無事終了しました。

2019-02-02 | 水圏環境教育

この度は,皆様にお世話になり,無事終えることができました。 

反省点は、バス停から目的地までの移動手段,活動場所や見学場所での休憩所の有無,防寒対策など数多くありますが,森川海の探究活動によって森川海のつながりを理解する良い機会になったかと思います。

日常性と非日常性をどのように組み合わせるかについても考える機会となりました。日常性と非日常性はつながっており,日常性のための非日常性,非日常性のための日常性それらの相互的な関わりを考えることができるようになればと思っております。

江戸時代の自然哲学者安藤昌益も何事も自然界は「互性」によって成立していると訴えています。この体験交流会では,互性を実感できると思います。科学的思考力育成も必要ですが,まずこの互性の考え方は重要です。

互性・・・自然界は2つのモノが1つとなってはじめて意味をなすという考え。例えば、生物は雌雄があって次の世代を生み出すことができる,昼があれば夜がある。苦があれば楽がある。・・・すべてが当てはまるわけではありませんが,物事には二面性があるという事を意識することは大事ですね。

各小学校で解説したサクラマスの産卵ですが,岩手日報,毎日新聞でも取り上げていただきました。

毎日新聞岩手版トップ記事 2月1日
https://mainichi.jp/articles/20190201/ddl/k03/040/102000c

毎日新聞デジタル 1月31日
https://mainichi.jp/articles/20190131/k00/00m/040/248000c

 

日本と台湾の森川海国際交流をさらに深めて参りたいと思いますので,
今後ともどうぞよろしくお願い致します。