遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

悪夢は米国タイム

2012-04-25 22:15:47 | たわごと
早朝、目が覚めた。寝る前に遮光カーテンを閉めたんだが・・・6時頃だったと思う。内容は覚えてないけど変な夢見て再び眠れなかった。昨日同様、テレビをつけてチャンネルをBSNHKに。ちょっと早口の同時通訳が海の向こうのニュースを解説してくれてる。アメリカでエライことになってるらしい。

カリフォルニア州でBSE感染牛確認 米で4頭目(朝日新聞) - goo ニュース
米国農務省のスポークスマンが肉牛ではなく乳牛なので問題となる牛の肉は市場には出ておらず安全だと落ち着いた声でステートメントを出していました。冷静っぽいけど、必死だ。
とにかく一頭でも出ると、国単位で食肉の輸出を断たれ大損害を被ります。6年前の米国でのBSE騒動では30億ドルの損害が出たそうです。人為的に感染するBSEは世界的に対策がとられ、ほとんど発生しなくなっているはずだったのに。感染経路は分かっているし、対処の仕方も簡単。脳や骨髄という危険部位を与えなければいい。
感染牛が乳牛だったので、日本での例と同じく『代用乳』が原因だったのかと想像していましたが、夕方に出たこの記事によると、ウェスタンブロットの結果、飼料を通じて感染する従来の型ではなく稀に自然発生する『非定型』のBSEだったそうです。極めて珍しいですが、牛のプリオン脳症は自然発生のケースもあります。これは・・・運が悪かった。TPPの下交渉に悪い影響が出なければいいと思うのですが、頭な弱そうな人はきっと騒ぐでしょうね。アメリカ牛は危険だとかなんとかいって。
コロラドとテキサスという牛肉天国(?!)に住んでたんで、少々僕の経験は偏ってるかもしれませんが、ほんとに危険だったらアメリカは死屍累々になっとります。アメリカ人がアメリカ産の牛肉をどんだけのペースで消費してると思ってんだよ。むしろ、極めて珍しい自然発生のBSE発症牛をきちんと見つけて処理し、報道で流すのですからアメリカ農務省の牛に対する管理はしっかりしていると思う。

ダルビッシュ3勝目=黒田との先発対決制す―米大リーグ(時事通信) - goo ニュース
素晴らしいピッチングだったみたいですね。今年のヤンキースはさっぱり調子が出てなくてヨワヨワなんですが、それでもゼロ封とはたいしたもんです。ロイターの記事でも"Darvish baffled his opponents with pinpoint control of an impressive array of pitches, from a lively fastball to a diving curve and deceptive change-up, continually changing speeds to keep the Yankees off-balance and improve to 3-0 on the season."と、べた褒めです。前回のタイガース戦は日本時間で朝8時からだったので1イニングだけ見れたんですが、捕手が正捕手じゃなくて控えのトレアルバだったので、ストレート中心のリード。強打のタイガース打線(今期はこっちの方がヤンキースよりもすごい)は変化球を待ってたようで、完全に外されてました。今日のピッチングはNHKのスポーツニュースだったので三振をとった決め球だけが見れました。だいたいどれも縦の変化球。後半の回では左打者には外角いっぱいからボールになるシュートも使ってたようです。捕手は正捕手のナポリ。まだテキサスの気候は穏やかなはずなので、今のうちにしっかり稼いでおくれ♪ 夏になれば、ナイトゲームなのに気温37℃以上で湿度5%以下という環境でマウンドに立たなあきませんから。
黒田投手も素晴らしかったはずです。今期絶好調のレンジャーズをビジターで2失点でこなしたんですから。彼ももっと誉めてほしいなぁ。
テキサスは昔独立国だったプライドがありまして、ニューヨークやワシントンのチームとの試合はお客さんが燃えるんですよ。野球でもフットボールでもバスケットボールでもなんでもそう。東海岸のすかした連中をやっつけてやらないといかんのです。(笑) この日のテキサス人はさぞ気分良かったことでしょう。
コメント
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