遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

逸話の多さでは圧倒的

2020-02-11 23:52:59 | たわごと

天気は良かったんですが、足元は雪。バイクは諦めて、今日も車で出勤。職場が山のほうにあるんでしょうがないっす。
gooニュース
全国的な晴れは束の間あすは西から雨雲気温は上昇

まあ、仕事は午前中だけ。昼からは用事があって街に出ました。ひさしぶりに1000円以上するカレー(上の写真)を食べたよ。

野村克也氏が亡くなりました。
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野村氏の急逝 各キャンプ地で半旗、黙とう 野球界にショックが広がる

長嶋茂雄さん「ノムさん、底知れぬ野球愛は永遠に」(朝日新聞)
ノムさん考案の福本足封じ投法が世界の野球変えた(日刊スポーツ)
先日、金田正一氏が亡くなられましたが、逸話の多さでは圧倒的です。
長嶋さんが語った1963年に王さん、ノムさん、稲尾さんとでいった欧州旅行は、野球ファンからするとすごく贅沢な旅行ですね。
日刊スポーツの記者さんが語るエピソードは、ピッチャーのクイックモーションの話です。これは野村南海が阪急の福本を封じるために講じた対策で、今は野球の常識になってます。これで阪急とのプレーオフを制して日本シリーズに出場したわけですが、もう一つ大事な新しい策を講じてました。それはエース江本孟紀投手を短期決戦の抑えに起用することでした。この後、江本投手と交換トレードで阪神からとった江夏豊投手を抑えに転向させます。ただ、このコンバートは南海ホークスでは花開きませんでした。フロントと揉めた彼はロッテにトレードされてしまいます。江夏投手も南海を見限って広島に移りました。これで広島カープの最初の黄金時代がきます。当時の広島の監督は野村南海で正二塁手だった古葉氏でした。彼はアメリカから強肩の外野手をとり、内外野の連携を固め、攻撃は走る野球、投手陣は徹底した分業制。阪急と南海の強さをミックスしたようなチームを作りました。
いろいろと記事を探しましたが、是非とも江本氏と江夏氏のコメントを読みたかったです。

wikipediaによると打者としての記録は、通算本塁打数歴代2位、通算安打数歴代2位、通算打点数歴代2位、通算打席数1位(11970打席)、通算打数1位(10472打数)、通算犠飛数歴代1位(113犠打)、通算併殺打1位(378打)とめちゃめちゃ凄いです。この中で「通算犠飛数歴代1位」は、チームの得点のためにホームランを捨てて確実な外野フライによる得点を選んだ結果です。彼によると、ホームランできそうな球に対してわざとタイミングを少しずらすと簡単に外野フライが打てるんだそうでして、もしノムさんが自分のためだけにバット振ってたら、いったいどんな記録が打ち出せたんだろうかと思うとワクワクします。スポーツに「たられば」はないですけどね。

本日のお酒:YEBISU プレミアムエール + 天狗舞 山廃純米 + SANGIOVESE DI ROMAGNA RISERVA

コメント
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