アニマルカム通信

ヒト(まつやま)とイヌ(ぐり子)の日常

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ウラナミシジミ

2019-12-22 09:55:34 | 日常
先月、お惣菜屋さんにて菊の花などお野菜を諸々いただいたと書きましたが、
その時の絹さやのひとつに、小さな青虫がくっついていました。
すでにその絹さやには穴が空いていて、中身を少し食べられているようだったので、
そのまま青虫に譲り、その間この青虫の正体を調べていました。

マメ科を好むところと、外見から判断したところ
『ウラナミシジミ』の幼虫のよう。
少しずつ北上してくる蝶らしいんですが
こちら南関東では越冬できずに死滅するようで、
このまま外に出しても春は迎えられそうにないんです。
それにマメ科につくため、幼虫は害虫扱い。
いろいろ考えた末、とりあえず成虫になるまで面倒みることにしました。

ちゃんと成虫になるかわからなかったので、その間の写真は一枚も撮っておりません。
幼虫時代はとても可愛かったです♪
ものすごい色合いのものとか、毒々しい毛虫は苦手なのですが
うちのウラナミシジミの幼虫は薄いウグイス色で、
のそのそ歩く姿がなかなか愛らしい。
虫かごはないので、お味噌の空きパックに空気穴を空けたラップをかぶせ、
絹さや(や、インゲン)を取り替えつつ、
身を隠せるように緩く丸めた紙を入れておきました。

しばらくすると姿がみえず、インゲンか?丸めた紙か?
どちらに潜んでいるのかわからなくなりました。
そのうち、インゲンにカビが生えてきたので、
まずい!と思い、祈る気持ちで丸めた紙をそっと開いてみると
ちゃんと紙の中でサナギになっているではありませんか〜〜〜♪
インゲンを処分して空きパックを掃除し、
丸めた紙を戻して待つこと数日。

無事羽化しました〜!


このまま家で飼えないこともないけれど
狭い容器で一生を終えるくらいなら
一日でも外の世界でのびのび飛んだほうがいいんじゃないかと
私の勝手ではありますが、外へ放すことにしました。
暖かくて日差しのある日に、
お花をたくさん育てているお家が集まっている界隈に放しました。
成虫は花の蜜を吸うだけですから、お邪魔にはならないでしょう。
なかなか空きパックから出てこなかったので、
指で誘導して、草むらに移すと
少しずつ翅を開き始めました。

ずっと見ていたかったけれど、人様のお家の前でじっとしてるのもアレですから
早めに退散いたしました。
次の日は曇りで寒かったけれど、あの日一日くらいは満喫できたかな?
久しぶりに幼虫のお世話ができて、とても楽しかったです♪