精神科看護実習において「薬物療法」と呼ばれるものは主軸となってきます。
本来、これは医師が処方した薬剤を患者が内服しているだけであるため、看護師には関係ないように思えます。
しかし、医師の指示のもと、看護師は薬剤の与薬をしなくてはなりません。
ですから、与薬、副作用の観察、医師への報告がし業務となってきます。
残念ながら、現代医学のほとんどが、「薬物療法」が主流となっているため、急性期に対しては強いのですが、慢性期や慢性疾患に対しては何も変わらないという現状です。
精神科医療では、「刑法にひっかかるような犯罪はしないが、社会で生活するには迷惑な人」を「社会障害」として「脳、考え方の病気」として、治療、入院させます。
要するに、「社会の変わり者、厄介者を幽閉しておく治安施設」が精神科病院なのです。
例えば、「近所の人が悪口を言ってくる」と言って、恨みを持ち、殴り込みに行ってしまい、保健所通報されたり、警察通報されて入院してくる患者はいます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(精神保健及び精神障害者福祉に関する法律)
第5章 医療及び保護
第3節 指定医の診察及び措置入院
第24条(警察官の通報)
警察官は、職務を執行するに当たり、異常な挙動その他周囲の事情から判断して、精神障害のために自身を傷つけ又は他人に害を及ぼすおそれがあると認められる者を発見したときは、直ちに、その旨を、もよりの保健所長を経て都道府県知事に通報しなければならない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(転載ここまで)
措置入院の項目おいて「薬物療法」と呼ばれるものは主軸となってきます。
本来、これは医師が処方した薬剤を患者が内服しているだけであるため、看護師には関係ないように思えます。
しかし、医師の指示のもと、看護師は薬剤の与薬をしなくてはなりません。
ですから、与薬、副作用の観察、医師への報告がし業務となってきます。
残念ながら、現代医学のほとんどが、「薬物療法」が主流となっているため、急性期に対しては強いのですが、慢性期や慢性疾患に対しては何も変わらないという現状です。
精神科医療では、「刑法にひっかかるような犯罪はしないが、社会で生活するには迷惑な人」を「社会障害」として「脳、考え方の病気」として、治療、入院させます。
要するに、「社会の変わり者、厄介者を幽閉しておく治安施設」が精神科病院なのです。
例えば、「近所の人が悪口を言ってくる」と言って、恨みを持ち、金属バットを持って殴り込みに行ってしまい、保健所通報されたり、警察通報されて入院してくる患者はいます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(精神保健及び精神障害者福祉に関する法律)
第5章 医療及び保護
第3節 指定医の診察及び措置入院
第24条(警察官の通報)
警察官は、職務を執行するに当たり、異常な挙動その他周囲の事情から判断して、精神障害のために自身を傷つけ又は他人に害を及ぼすおそれがあると認められる者を発見したときは、直ちに、その旨を、もよりの保健所長を経て都道府県知事に通報しなければならない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(転載ここまで)
措置入院の項目に24条通報、つまり警察官通報によってく非自発的入院、要するに強制入院=逮捕監禁させることができます。
しかしここで冷静になると、この「隣の住民から悪口を言われた」といって金属バットを持って殴り込みに行った人は「本当に病気なのか?」ということです。
「言った、言わない」という水掛け論である可能性があるのです。
水掛け論とは一体何でしょうか?詳しく見ていきましょう。
そのルーツは狂言にあります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(水掛け論)
両方が互いに理屈を言いあって解決しない議論。
水掛聟(みずかけむこ)
聟(むこ)が田の見回りにくると、水が隣の舅(しゅう)の田に取られているのに気付きます。そこで、畦(あぜ)をきって水を自分の田に引き、よそを見回りにいきます。つぎに、同じように見回りにきた舅は自分の田に水がないのに気付き、聟の田から水を引き返すと、水を取られないよう番しているところ、再び見回りに戻ってきた聟があらわれて水を引こうとし、舅と口論になります。
互いに畦を切って水を引こうと争ううちに、聟が舅の顔に泥水をかけてしまいます。二人は水をかけあったり、泥を顔になすりあったりし、しまいにはとっ組みあいになります。その話しを聞いた妻が駆けつけ仲裁に入るのですが・・・。
青々と広がる田んぼの畦で、鋤や鍬をふりあげて水争いをする舅と聟。まるで幼児の喧嘩のようなおかしさと、舅・聟・妻の人間模様。稲と土の匂いのする懐かしい夏を思い出し、お楽しみいただきたく存じます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(転載ここまで)
我田引水をして、最後は、水の掛け合い、お互いが自分勝手な主張をし続けることが、水掛け論だということがわかります。
以下が日本人の対応方法です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(「言った言わない」の水掛け論の対処法は3つのポイントにあった!)
言った言わないの水掛け論は立場の弱い人が責任を負わされやすい
冒頭の内容は、AさんとAさんの上司との間で起こった「言った」「言わない」のトラブルの後、
仕事帰りの電車の中でAさんが考えた内容ですね。
上司から「おい、〇〇の件、▲▲さんにはもう連絡したの?」と言われて、
Aさんが「いえ、〇〇の件なんて聞いてませんけど。」と返答したところ、
今度は上司から「何言ってるんだ!この間、言ったじゃないか!」と返ってきました。
結局、AさんとAさんの上司との間で、「言った」「言わない」のトラブルに発展し、
最後は、Aさんの責任にされてしまったという話です。
上司と部下(あるいは取引先とあなた)の間では、しばしば「言った」
「言ってない(聞いてない)」の水掛け論が起こります。
そうなったときは、立場の弱い人が往々にして理不尽な扱いを受けることがよくありますよね。
あなたもそんな経験をしたことがあると思います。
こんなときは、どうすればいいのでしょうか?
「言った」「言わない」の水掛け論になってしまったら3つのポイントを実行する
結論から言うと、「言った」「言わない」の水掛け論になってしまった場合は、
次の3つのポイントを実行するのがお勧めです。
1つ目は、「自分を被害者にしない」こと。
2つ目は、「現実を客観的に観る」こと。
3つ目は、「目的を確認する」こと。
これから1つずつ説明していきますね。
1. 自分を被害者にしない
「言った」「言わない」の水掛け論で、「悪くもないのに何で謝らないといけないの!?」
と怒りで相手が許せない気持ちがあるかもしれません。
あるいは、「あぁ、何でこんな目に合わないといけないんだろう」
と気持ちが沈んでいるかもしれません。
そう思いたくなる気持ちは、よくわかります。
私も何度も同じ目に遭いましたから。。。
実は、私たちは、自分が間違っていないのに悪者扱いされると、
ついつい自分を被害者のように思いたくなってしまうので、
その気持ちに気づいて、自分を被害者にしないようにしましょう。
なぜなら、自分を被害者にすると、自分の身を守ろうとしますから、
相手(上司や取引先)に対して、反発するような態度になり、
物事がより悪い方向へ行ってしまうんですね。
相手と対等に話を進めるコツは、自分を被害者しない(相手を加害者にしない)で
いることなんです。
「でも、やっぱり私は悪くない。相手が許せないし、こんなことは理不尽だ。」
と思ってしまうかもしれません。
なかなか自分を被害者の立場から降ろすことができなければ、
こちらの記事『理不尽な人との付き合い方は「現実との付き合い方」にある』が
お勧めですので、合わせて読んでみてください。
2. 現実を客観的に観る
次は、起こった現実に対して、落ち着き、客観的な視点で観ることが大切です。
「上司(取引先)が私に責任を負わせた。私は悪くない。」ではなくて、
「一体、何が起こったんだろう?」という視点を持つことです。
どっちが悪いかという感情的な反応はしないで、「上司は『言った』と言ってる。
私は『聞いてない』。じゃあ、具体的にどんな行き違いがあったんだろうか?」
と事実をひとつずつ確認していくんですね。
事実ベースで確認していけば、どこかで解釈のズレが起きているはずです。
大切なのは、どっちが悪いかではなくて、何が問題になっていたのか?
ということですよね。
ちなみに、Aさんの場合は、上司が「〇〇の件は、▲▲さんに連絡しとかないといけないな。」
と言いましたが、Aさんは、「まさか自分に向かって言われているとは思わなかった。
だから、自分の仕事だとは思わずに忘れていた。」という認識のズレが原因だったんです。
よくあるのが、「伝えた側の言葉の意味が、相手にちゃんと伝わっていなかった」
というケースです。
専門用語を使われたのでわからなかった、具体的に支持されていないので受け取れていない、
ということがトラブルの種になっているんですね。
意外と知られていないのが、コミュニケーション・スタイルの違いによる
情報の伝え方や受け止め方です。
こちらの記事『仕事(ビジネス)で「言った・言わない」クレームになってしまう理由はコミュニケーション・スタイルの違いにあった』に
事例を書きましたので、そちらも参考にしてみるのもお勧めです。
仕事(ビジネス)で「言った・言わない」クレームになってしまう理由はコミュニケーション・スタイルの違いにあった
2018.02.12
仕事(ビジネス)で「言った・言わない」クレームになってしまう理由はコミュニケーション・スタイルの違いにあった
「言った!言わない!」といった水掛け論になってしまう理由は何でしょうか? 仕事(ビジネス)でクレームになりやすい要因ですが、 もしかしたら、無意識のうちに話が噛み合っていない お互いのコミュニケーション・スタイルが理由かもしれません。 今回...
3. 目的を確認する
大切なのは、「私は何のためにやっているんだろうか?何を解決したいんだろうか?」
という視点を持つことです。
「ここで自分の正当性を相手に認めさせることが目的なんだろうか?」
と自分に問いかけることですね。
あなたは、自分の潔白を証明したいのでしょうか?
あるいは、仕事がうまくいってほしいのでしょうか?
ここで自分の潔白を証明することで、あなたは上司からマイナスな評価を受けて
仕事がうまくいかなくなるかもしれません。
もし、あなたが仕事をうまく進めたいと思っているなら、
「今回の問題で、自分が至らなかった部分や、足りない部分は何だったのだろうか?」
とプロフェッショナルな姿勢で考えることです。
例えば、「私の聞き違いで、上司の指示を受け取ることができなかった。」
と気づくかもしれません。気づいたら、自分の非を認め、素直に謝ります。
繰り返しますが、自分を被害者にしないことです。
「確かに私も悪いところがあったかもしれないけど、やっぱり相手の方が悪い!」
などと考えてしまうと、頭の中で水掛け論が再燃してしまいますからね。
部下は上司(取引先)をサポートするのが役目
仕事に関して言えば、部下の役割は上司(取引先)をサポートすることです。
そして実は、上司(取引先)は完璧な人間ではありません。
ということは、いかに上司(取引先)の不足している部分を上手に補うかが
部下には求められています。
したがって、ちゃんとサポートできていなければ部下のミスになります。
私も以前は、「仕事のできない上司が悪い」と思い込んでいましたが、
今では「それは違うな」と思っています。
仕事のできる人間というのは、上司(取引先)を上手にサポートできる人のことです。
そして、会社があなたに求めているのは、上司(取引先)を上手にサポートすること
なんですね。
サポートできなかったんだから、私に至らない点があったということなんです。
3つのポイントを忘れないでくださいね。
自分が至らないからと言って、自分を被害者にしないことです。
まとめと今後の防止対策について
いかがでしたか?「言った」「言わない」の水掛け論で、理不尽だと思える扱いを受けたら、
3つのポイント、「自分を被害者にしない」「現実を客観的に観る」「目的を確認する」
を思い出してください。
さらには、「言った」「言わない」の水掛け論が、今後起こらないように対策しましょう。
こちらの記事『上司や取引先との間で「言った!言わない!」の水掛け論になるのを未然に防ぐために効果的な3つの基本』で
紹介していますので、合わせて読んでみてください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(転載ここまで)
意味わかりましたか?
水掛け論は目的を明確にしなければなりません。
もう少し発展して考えてみます。
社会生活において、水掛け論が起こるのは「揉めた相手とコミュニケーションがうまくいっていない」つまり「相手の考えていることが理解できず、相手へのイメージだけで接してしまい、相手に対して不信感があたり、マイナス感情がある時に生じる現象」であると思います。
日本人の水掛け論の対策の仕方を紹介します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(「言った言わない」の水掛け論になったら 2016年08月03日 06:00
ビジネスの場における、「言った言わない」の水掛け論は極めて不毛です。水掛け論の相手が上司や取引先であれば、なおさら水掛け論の争いから降りなくてはいけません。貴方が正しく証拠があったとしても争いを終了させたほうが賢明です。
マイナビがニュース会員500名(男性233名 女性267名)に対して実施した調査によれば、仕事相手とのトラブルの原因で多いのは「言った言わない」に起因する感情的しこりであるとの結果もあります。
●よくある仕事上の「言った言わない」
対外的なトラブルで多いものの一つに「踏み倒し」があります。ビジネスの初取引は別にして、それなりの実績がついてくれば、阿吽の呼吸で進めるのが常套です。契約書締結の前であっても契約書締結に時間がかかる可能性がある場合は、担当者レベルで先に進めることはあると思います。
ところが、内々では稟議がおりていて進めることに問題が無かったものが、突然の赤字で方針が転換される、また当該部門の担当者(責任者)の異動、会社の倒産、合併などによって回収できなくなることがあります。
未入金がある場合、回収は担当営業の役割になります。ところが、このような嫌な知らせは先方も百も承知。アポイントすらままならないことがあります。このような時のトラブルは、「言った言わない」になることが多いように思います。
「あの時、発注するって言ったじゃないですか」「そんなことは言った覚えが無い」「急いでいるから。契約書は後で、先に納品してくれと言ったじゃないですか」「それは君が勝手にやったことだ。どちらにしても発注した覚えは無いし言ったこともない」。こうなると収拾することが難しくなります。
●「言った言わない」になったら撤収
16世紀末のシェークスピアの『ヘンリー4世』では、「代弁者を撃つべからず」と書かれています。古代ギリシャ時代に書かれたソポクレスの『アンティゴネ』では、「悪い知らせをもたらす使者は生かさない」と書かれています。それだけ、悪い知らせを伝えることは大変難しく、いつの時代も悩みの種だったとも言えます。
「言った言わない」になった場合、問題を解決することは既に困難な状態です。強気に出れば「営業妨害」を主張される危険性が高まります。この場合は、対処を上司に依頼するか、手を引くことが何よりも賢明な方法といえます。
しかし、トラブルの発生はあなた自身の評価に関わってきます。そのため、火を噴く前に上司を上手く巻き込んでおく必要があります。このケースであれば事前に回収が難しいことをインプットしておけば、策を講じるなど計算ができるからです。いずれにしても、精神衛生上好ましくないトラブルは早期解決が鉄則です。
尾藤克之
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(転載ここまで)
日本人はそもそも、水掛け論はしない国民性です。
ある程度、ご近所づきあいということで我慢します。
しかし、その限度を超えると、民生委員や保健所、警察官に通報するという結果が待っています。
では、水掛け論の発端を作る人の特徴とは一体なんでしょうか?
もうお判りだと思いますが、「自分勝手な人、自己中心的な人」ですね。
他人への迷惑を気にしない人です。
具体的にどんな人でしょうか?
子供のことです。
子供は「ダメ」と叱られても平気で自分勝手な行動をとったり、自分の欲望をかなえようとします。
しかし、「こどもだから」という理由で許されますよね?
この「子供じみた行動」を大人、成人がしたらどうなるのでしょうか?
そうです。
自己主張ばかりをぶつける、相手への「言い掛かり」が始まります。
相手も理不尽な事を言われて、カチンと来て、水掛け論が始まってしまいますね。
そして、実際に激昂して、「実際に行動を起こしてしまう」「金属バットを持って殴り込みにいく」「ガラスを割ってしまう」人が証拠の残る行動をしてしまい、御用となります。
しかし、日本文化はご近所付き合いがありますから、「警察に被害届までは出さない」のです。
ですから、「器物損壊罪」「暴行罪」にはならない。
どうするのでしょうか?
精神病院の登場です。
「精神病によって、奇行、反社会的な行動、逸脱行動をした」ということにして、社会から隔離するのです。
つまり、「思想を取り締まるのが、精神科医療」ということになります。
皆さんは「ゴミ屋敷」とうい言葉をご存知でしょうか?
酷いと思いませんか?
片付けられないのでしょうね。
(本人曰く“アートを作ろうと…” 強制撤去された「名古屋ごみ屋敷」ショット集
(これを資源と呼ぶらしい)
逮捕されたニュース記事は以下の通りです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(<名古屋>ゴミ屋敷の住民が暴行容疑で逮捕、本人も家に入れない哀れな生活 週刊女性PRIME2017年12月6日 05:00 2)
<名古屋>ゴミ屋敷の住民が暴行容疑で逮捕、本人も家に入れない哀れな生活
ガレージのゴミは敷地外の歩道にもいまだにはみ出し、通行の妨げになっている
「あの人がいなくても、あの家は変わらんでしょ。だから逮捕されたからってどうってことはないの。あの家があのままあることが問題なの」
ゴミ屋敷の近隣住民は、ゴミ屋敷の主が暴行容疑で逮捕されたことを受けても問題解決にならない現状をそう嘆く。
■「自分は芸術家だ」と15年前から空き缶集め
11月21日昼ごろ、ゴミ屋敷のゴミを片づけようとした女性に暴力をふるったとして、愛知県警中署は、無職・相澤秀行容疑者(61)を暴行容疑の現行犯で逮捕した。
相澤容疑者が路上に放置していたゴミを、女性が容疑者宅の敷地内に移動したことに激高し、女性の衣服の右肩部分をつかんで、引っ張る暴行を加えたという。現場にいた警官が犯行現場を目撃し、現行犯逮捕した。
古参の住民によれば、
「あの家は40年前に建てられました。しゃれたきれいな家でしょう。ベランダがあって窓に柵まであって、当時としては最先端。タイル張りの壁とか、ピカピカ光っていましたよ」
周囲の羨望を集めるような3階建てのお屋敷だった。
「最初はね、今から15年前に、空き缶を集め始めたんですよ。それから」
近所の男性が、おしゃれな屋敷がゴミ屋敷に変貌し始める経緯を話す。
「自分は芸術家だって言ってた。空き缶で芸術をやっていると。最初はそう言っていたよ。そうしたら“空き缶をあいつのところに持っていけば、処理してくれる”といろんな人が持って来るようになった。そうこうしているうちに、どんどんたまっていくわけよ」
空き缶からやがて衣類、食器、大型家具など集められるゴミは無秩序に増えだした。
困った周辺住民は、何とかしてくれと行政に相談する。名古屋市役所の担当者の話。
「最初の相談は、2008年ごろだったと記憶しています。当時はまだ、道路まで出ていなかったと思いますけど、敷地内にかなりの物品が堆積しているという情報はいただきました」
町内会でも当初、相澤容疑者に何度も改善を申し入れたことがあった。
■ゴミを「資源」と主張
「以前は、積極的に声をかけていたんだけど、何をしても無駄でね。町内会で総会をするんですが、基本的には関わらないでおこうと。見捨てるというのではなく、あきらめですよ、こちらとしては」
と町内会関係者がため息まじりに明かす。
「家からはみ出たもの、われわれにはゴミだとしか見えないものを資源と主張する。見解の相違ですよ。それが延々と続くんです。話してもわかってもらえない人に言うのは、ストレスがたまるだけ。周辺の環境価値も下がるし、もう大迷惑をかけているわけです。
道も通りにくくなって、もともと通学路だったのに、わざわざそれを変更したんですよ。危険ですからね。でも本人は、迷惑をかけているなんて思っていない。勝手に変更したと思っているだけだから」
今やあふれるゴミは屋敷内を占領し、隣地を侵食し、当の本人は家の外で暮らすという事態になっている。
「ひどいときは歩道にゴミがはみ出して、そこに座っていますからね。家の中に入れないから。寝るときも外、ガレージで寝ているらしいですよ。
家の表で鍋を炊くなんて誰が想像できますか。以前は寒いときに段ボールで囲ってガスボンベで鍋をやっていたよ。消防署の人にも言うんだけど、これでもし火事が起きたらどうするんだって。火事が起きる前に消防車は来ないわけだから火事があってからじゃ遅いんです。以前一度、ボヤ騒ぎを起こしているんだよ」
と前出・町内会関係者。住民の不安とフラストレーションはたまる一方だ。
周辺住民の訴えもあり、名古屋市は、11月の市議会にゴミ屋敷問題に関する条例案を提出した。
市役所担当者が再び話す。
「ゴミばかりではなく、資源、財産といった物品の堆積によって周辺に悪影響を与えている場合があります。例えば道路にはみ出ているとか、道路際に可燃物があり放火のおそれがあるとかですね。そういう状態を不良な状態と定義いたしまして行政で指導勧告命令、最終的には行政代執行ができるという議案です」
条例の審議について、前出・町内会関係者は、
「進んだといえば進んだ。でも行政代執行が行われたとして、私有地内は何もできないと思うよ。財産権もあるわけだから。家の中は山積みのまんまで、前の道路がきれいになるくらいじゃない」
と成り行きに過度の期待はしない。
そもそもどうやって生計を立てているのか?
「無職なのに生活ができているのは、お母さんから仕送りをもらっているから。もとは材木屋の息子なんですよ。異母兄がいるんだけど、その子は賢くてね。お父さんが亡くなったあとはその長男が跡を継いだんですよ。でも働かない弟がいる。要は邪魔なわけでしょ。それで財産分けをして、あの立派な家が建ったんですよ」(同)
と家族内でも居場所はなかったようだ。
■根底には寂しさがあるのでは
関西大学社会学部で社会心理学を研究している池内裕美教授は、ゴミ屋敷の住人について、
「ホーディング・ディスオーダーという病気です」
<森永卓郎とトミカ>
<なべやかんと怪獣フィギュア>
大量に物を収集することをやめられなくなると指摘。
「コレクションと違いホーディングは無秩序で、目の前にあるもの全部、自分のものになりそうなものは、手っ取り早く持って帰ってしまう。本人にしかわからないポリシーがあるかもしれませんが、他人にはそれは一切わからない。なかなか治らない病気です」
発症のきっかけとしては、幼少期に欲しいものが手に入らない経験をした、大事な人を失った、地域から孤立しているなどが考えられる。
「唯一、コントロールできるものが物。だから自分にとっては宝なのかもしれないですね。空虚感がちょっと満たされることを学習すれば、やめられなくなる一種の依存ととらえられなくはない。おそらく、複数の要因があると思いますが、根底には寂しさがあると思いますね」(同・池内教授)
市役所も、そういった点のケアを目指しており、
「行政代執行だけで片づけても解決にはならないと思っています。条例には、福祉の関係につなぐとか、本人に対する支援対策も入れております」
来年4月の施行を目指すがゴミ屋敷が一掃される魔法の法律になるのか、周辺住民は注視している。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(転載ここまで)
後半の「関西大学社会学部で社会心理学を研究している池内裕美教授」の分析が滑稽ですね。(笑)
「コレクションと違いホーディングは無秩序で、目の前にあるもの全部、自分のものになりそうなものは、手っ取り早く持って帰ってしまう。本人にしかわからないポリシーがあるかもしれませんが、他人にはそれは一切わからない。なかなか治らない病気です」
発症のきっかけとしては、幼少期に欲しいものが手に入らない経験をした、大事な人を失った、地域から孤立しているなどが考えられる。
幼児期に欲しいものが手に入らなかったら「ボーディング障害」になるそうです。
適当に言ってるだけですね。それが心理学の正体。
私には、子供のコレクションにしか思えません。
そして、片付けられない子供がそのまま大人になってしまったのではないか?ということです。
つまり、「幼少時にしつけがしっかりできていない子供が大人になると、みんなボーディング障害になるのかな?」というのが妥当だと思います。
つまり「やりっぱなし」怠惰な性格に育てられてしまった人の末路なのです。
ある意味において、好奇心に従い、純粋な部分があるのが「子供らしさ」
しかし、社会に出る、価値観の違う他人と生活するとなると、「自分の価値観や考え方の出し方、表出の割合はもコントロールする必要がある」つまり「公共の福祉」を守ることで「社会秩序が保たれる」のです。
その部分を子供の時に親から躾られていないと、ボーディング障害になってしまう、つまり「しつけ不十分症候群」です。
こういったしつけ不十分症候群を「思考能力のまとまりのなさ」として「精神疾患」として診断します。
要するに精神疾患とは「しつけ」「社会性:人間らしさ」を育成していない人たちを「精神病」として幽閉する矯正施設です。
しかし、矯正しせず、向精神薬という脳に作動する薬を与薬して、脳を機能しなくして、薬漬けにするだけの収容所なのです。
麻薬、覚せい剤を精神薬として飲ませ、廃人、心の寝たきりを作るのが精神病院だとしても、以前はこういった「しつけ不十分症候群」を矯正する施設を担っていたのは各家庭でした。
ですから、精神病者監護法は人権侵害ではなく、正当な法律なのです。
薬漬けにされて廃人にされるよりはマシだと思いませんか?
覚醒剤より恐ろしい精神薬
それが薬物ビジネスの発展により、人間を破壊するために、医療費をジャブジャブ投入して作られたのが精神医療の現実なのです。
「考え方がおかしい」「頭がおかしい」と考えるのは、まともな文化でない日本に生活しているためであり、まともな考え方とは何かを知って、子育て、育児をしていけば、解決してしまいます。
ある意味において、日本は正義が存在せず、人生をどのように生きていけばよいか誰も教えてくれません。
「利他の心」と口先だけでいいながら、実際は「他人に認められたい、好き勝手に生きる、自分勝手に生きることが幸せだ」
と考える日本人。
正しい生き方が広がれば、精神病はなくなります。
正しい生き方、精神病の治療方法は考え方を変えることしかありません。
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