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旧精神科医療は思想警察なのか?

オナニー、自慰行為はしてはいけない2

2017年09月03日 | 精神科看護
前回の記事も同様なタイトルで書きました。
マズローは人間の基本的欲求を、生存欲として、その中の構成を
食欲、性欲、睡眠欲としました。
しかし、性欲でなく、正しくは排泄欲が妥当であり、フロイトの発達理論も、唇、肛門、生殖器、男根期という、性欲をベースにした理屈で組み立てられており、違和感だらけです。
精神科医療において、発達理論は何かと取り入れられます。
例えば、小児科医のマーラーの分離固体化理論とフロイトをくっつけて、精神病理を説明するのは、有名です。
しかし、これらは結果的に問題解決の糸口までは結びつかないのですが…。
例えば、精神分裂病、所謂、統合失調症になる人は、フロイトでいえば、口唇期に問題がある、マーラー女史で言えば、母親と一体となっている時期、1歳児くらいまでに問題があるため発症すると言われてたりします。
『誰かから世話してもらわないと、死んでしまう』という時期ですね。
ここで、排泄、食事、睡眠がとれないと、これらの欲望が満たされないと、生命維持が困難となるため、自己絶滅不安という葛藤を脳に刻み込みます。
そして、その病理が分裂病となるという考え方です。
分裂病の人は、すぐそこに死をいつも感じていると言われてます。
殺される、世界が破滅する、自分が消えて無くなる…などなどの世界観を持ってます。
この辺りは、ボーダーライン、境界例、つまり人格障害圏とかなり近いです。
『白か黒しかない』という考え方です。

聖書的な観点からすれば、世の中は白か黒しかありません。
つまり、善か悪しかない。

ただ、この世の中があまりにも混沌として、口だけで、綺麗事ばかりで中身がない、建前ばかりの世の中なので、白か黒、清廉潔白な生き方ができない、し辛いだけなのです。
結果が全て、罪や悪い考えも必要悪と割り切ってしまう体質は、特に現代の先進国では往々に見られる風潮ではないでしょうか?
楽しければ良い、今が良ければ良いという風潮、、、そんな世の中で生きていくには、純潔で素直な人はとても生きづらいことでしょう。
世の中で言行一致している人に出会ったことがありません。
当然、どの様な仕事をするにしても、現代社会では本音と建前しかありませんから、結局嘘ばかり、偽善ばかりで経済活動が回っているのです。
嘘をついたり、偽善をすることが当たり前の世の中で、素朴で素直な人は、いじめや攻撃対象となってしまいます。
これは、許される行為ではないのですが、それが子どもだけの社会でなく、大人、年寄りの社会でも連綿と続いている現実があります。
病理を学ぶと、世の中の矛盾についていけない人達が精神病になることがわかります。
彼らの中には、単に我慢する力がない、自分勝手なだけという人もいますから、精神障害者全般が暗黒の世の中の被害者だとは言い切れません。
ただ、自堕落に生きる、我儘に生きる、麻薬やタバコ、お酒、セックスに溺れ、金欲しさに暴れる、、、こんなものは動物以下であり、精神病でなく、刑務所に行くべきでしょう。
そのような輩も行為障害も精神病カテゴリーで一定数います。
しかし、世の中の悪なる親や会社、学校に毒され、壊されてしまい、絶望、自信喪失し世の中に怖くて出られない人も一定数いるのは確かです。
そして、日本には福祉制度はありますが、残念ながら、それらの人達が全員世の中に出る仕組みはありません。
世の中に出るには、経済力が必要だからです。
話しが逸れましたが、仮に精神病理を解き明かした所で、その人を救える訳ではありません。
世の中が狂っており、その中で逞しく生きて行くしかない、ただその現実を突きつけるしかないのです。


野獣だらけの世の中に出て行くか?
精神病院という塀の中で一生暮らすか?

どちらが幸せなのでしょうか?

『あなたなんか、必要ない、要らない存在だ』と否定され続ければ、そのうち精神崩壊します。
現代社会はそんな社会です。
人間の価値を全てお金に換算するような貧しい世の中なのです。

現代社会の悪の構図を知り、日々多く悟り、欲を断ち切り、沢山のお金が無くても日々充実して生きられる生き方に精神病の治療ヒントがあるかもしれないと、生理的欲求を再考して感じました。
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