定員割れで「看護学校」閉校の動き…超高齢化社会「2025年問題」目前に懸念も
2019年以降、看護専門学校の定員割れが続いています。
特にコロナが始まってから顕著になってきました。
「看護師として本気でやっていきたい!」と考えている人は、専門学校をお勧めします。
「とりあえず、学士資格を取りたい、看護師で働いてみて、嫌だったら転職するときに、専門卒だと博がつかないため、大学で免許取っておこう」
という人が看護大学に行くべきでしょう。
●免許の取りやすさ
自動車免許で例えると、大学は「合宿免許」、専門学校は「自動車学校」
に例えられます。
合宿免許の特徴は、「できなくても、できるまで補習をしてくれること」
自動車学校は「できなかったら、在籍期間オーバーとなり退学もある」
のです。
学費は私立大学が年間約120万円、4年で500万円
専門学校の学費は年間約60万円、3年で180万円
専門学校は格安です。(大都市駅前の専門学校は年間100万円します)
(ちなみに専門学校の教員と大学の教員の給料も授業料に比例します。)
「看護師になりたい!」という学生よりも、「大学卒業資格と看護師免許もとれるから、大学がいい」という傾向なのでしょう。
そして、資格の取りやすさは、断然「大学」です。
3年課程で終えられる授業時間であるはずなのに、大学は4年間あるため、1年間は国家試験勉強に充てられるのですから、国家試験合格率が高いに決まっています。
出席してレポート課題だけ出していれば、4年生まで進級できてしまいます。
その理由は
①1学年の人数が100人単位であるため、目が行き届かないこと
②学生全員が、「必ずしも看護師として就職する訳ではない」ため、教員が「適正がない」と判断しても進路変更させることをしないため
③経営上、留年や中退させるとSNSで拡散され大学自体の評判が下がるし、学費収入も下がるため、無理に進級や卒業難易度を上げるメリットがない
からです。
「医療従事者としての責任感が~」とか「人の命を預かる倫理観が~」という時代は終わったのです。
日本の教育は、「全て金と名誉のために動いている」といっても過言ではないでしょう。
「綺麗ごとばかり言って、中身がない」
と考えると、なんだか虚しいですね。
病院や福祉施設で虐待が絶えないのも、働く動機そもそものが間違っているからです。
自衛隊や警察、消防と同等に医療と福祉も国有化、インフラ化して、働く人の生活保障や職場環境改善をしなくてはいけません。
進路選択で悩んでいる人は、「手に職」なんて言葉に騙されないようにしましょう。
潜在看護師という言葉をご存知でしょうか?
資格だけとっても、役に立たない資格が看護師だと思います。
何故その友人が潜在看護師になったのか
— アラさん((=゚Д゚=)) ゴールドEA『Bravoure』💹 (@arasan2021) October 7, 2024
ズバリそれは過酷な労働と女社会の人間関係によるパワハラです‼️
サービス残業は当たり前
パワハラも上司が見ていない時にされてしまう、悪質な現実
鬱になり傷病手当金を1年半受け、その後失業保険をもらい、2年半ぐらい仕事から離れていました!…
正しい進路選択について、ラプトブログの著者、RAPTさんが語ってくれています。
是非、動画をご覧になって「自分の進む道」について答えをみつけてください!
〈成功の鍵〉自分に何が向いているかを探すより、今すぐやりたいと思うことを探せ!! 【RAPTが人生と芸術と学問とこの世の諸々について語るラジオ Vol.4】
<「取り敢えず手に職」というノリで看護の道を勧める、進路指導の先生に読んでもらいたい参考記事を転載しておきます>
全国で、看護学校の入学者数が減少傾向にあります。少子化の影響などで定員割れが続き、閉校を決めた学校も相次いでいます。
超高齢化社会に突入するとされる「2025年問題」を控えるなか、医療体制を維持できるのか…。
仕事に追われ続ける現場の看護師が日々感じること、それは、「きょうも医療ミスや医療事故が起きなくて良かった」。
鳥取県米子市にある米子医療センター附属看護学校が、2026年度末で閉校することがわかりました。
米子医療センター附属看護学校は、1954年に開校した3年課程の専門学校です。
米子医療センターによりますと、4月の入学生を最後に、2026年度末で閉校することが決まったということです。
1学年の定員は40人ですが、新年度の生徒数は30人。
閉校を決めた背景には、少子化の影響などで定員割れが続いていることに加え、近年は専門学校ではなく、大学進学を志望する人が増えている傾向もあり、今後、生徒数が増える見込みがないためとしています。
鳥取県看護協会は、全国でも看護学校の閉校の動きがあると話します。
鳥取県看護協会 松本美智子 会長
「全国的に、そういう閉校の動きがあって、定員が確保できない状況があるので、経営的にも非常に苦しいというようなところなのではないかと思います」
厚生労働省のまとめによりますと、看護が学べる大学はこの10年で、全国で88校増えた一方で、短期大学や専門学校は、あわせて58校減少しています。
また、看護を学べる学校への入学者数の推移をみると、5年連続で減少傾向となっています。
2018年度に比べて、2023年度は7000人近く減り、6万171人となりました。
鳥取県看護協会 松本美智子 会長
「少子化の影響も出ているのかと思います。今は大学志向が非常に強くなっていて、看護の専門性をより極めたいという思いもあって、3年制の看護師の養成課程の受験者数がだんだんと減ってきているというのがあると思います。なので、結果的に定員が確保できないというような状況になるのではないかと思います」
2025年には、国内の約5人に1人が75歳以上の後期高齢者となる「超高齢化社会」になるとされていて、雇用や医療、福祉など社会にもたらす諸問題、いわゆる「2025年問題」も目前に控えています。
こうした中、医療現場で働く看護師は「2025年問題」をどう捉えているのでしょうか。
病棟勤務の看護師の女性(20代)
「今でさえ、現場は疲弊しているので、『超高齢社会』という言葉を聞くとやはり不安です。あくまでも私が勤務している三次救急病院での場合ですが、24時間救急患者さんを受け入れる三次救急病院では、緊急性の高い患者さんを受け入れるためにも、状態の安定した患者さんを少しでも早く自宅で過ごせるような早期退院調整・転院調整をしたり、在宅看護で過ごせるように地域と連携したりしています。そんななか、最近は満床状態が続いていて大変な状況です。『きょうも医療ミスや医療事故が起きなくてよかった』。いつも仕事終わりにそう感じます」
・・・・・・・・・・・・(転載ここまで)
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