心のハンドル操作方法 幸せに生きるための教習所

旧精神科医療は思想警察なのか?

隔離室、保護室について

2016年04月01日 | 精神科看護
精神科に入院すると、スタートは隔離室からと言われてます。
通称、保護室なんかと言われており、内側にはドアノブがない、吹きっ晒しの部屋にトイレと鉄格子で仕切られた殺風景な部屋をイメージしてもらえば良い。
完全な独房なのですが、これを個室なんて呼び方してる人もいます。

患者を隔離室に入れる場合、精神科医による、隔離診察と呼ばれるものが必要となります。
通常、この手続きをしないと、流石の精神科病院でも、逮捕・監禁罪になってしまいます。
かなりしっかりした病院は、隔離診察する前に、入院形態を強制入院に切り替えてから、隔離入室させます。

任意入院の患者が、暴れたり不穏になったりした時、まずは医療保護入院に切り替えます。
そして、隔離診察も行い、処遇を変えるのです。
隔離診察は1日2回ですが、これは取り決めがありません。
頻回にしなさいとの指示だとドクターから聞きました。
隔離室は、冬寒く、夏暑い、そして一年中監視カメラで撮影されてます。
隔離室に入ると、小窓でやり取りする程度で、人間として扱っては貰えないような状況も目の当たりにしてきました。

概ね1週間くらいで、隔離室と一般室を行ったり来たりできる『開放観察』という様子見期間が始まり、職員の多い平日日勤帯は、一般室で過ごす事ができるようになるのです。

一般室でできるようになると、晴れて隔離解除の診察が行われ一般室の処遇になります。

これが、代表的な隔離室の使い方かなぁと思います。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« このブログも、新展開を迎え... | トップ | 精神科イコール終身刑と言わ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

精神科看護」カテゴリの最新記事