「オーバードリブル」のルールを学ぼう
バスケットボールにおいて12歳以下の競技を日本では「ミニバス」
「ミニバスケットボール」などと呼びます。
12歳以下をアンダー12、U12(ユージュウニ)などと呼びます。
私は、小学校3年以下、9歳以下のカテゴリーの子供たちのコーチをしていました。
小学校1,2年生を教えるので、まずはボールの扱い方から始めます。
コーンを使ってのドリブルも始まるため、難易度が上がります。
そこでいつも感じたことがありました。
ドリブルの技術の差が大きいことです。
「ドリブルが下手な子と上手い子の差は何なのだろう?」
と思い、ドリブルが下手な子の動きを見ていて気付くことがありました。
それは、①姿勢(パワースタンス)②クロールドリブルできない ③強くついていない ④キャリーボールを恐れている
でした。
以上の4つは重要ですが、特に指導して改善したのは、
「④キャリーボールを恐れるな」
ということです。
キャリーボール、正式名称では「キャリングザボール」「オーバードリブル」と呼ばれます。
①ボールを持って、2歩以上歩いてはいけない、
②ドリブル時、ボールを下から持ってはいけない
(ボールを下から持った時点で、キャッチしたことになるため、次のドリブルはダブルドリブルになるという考え)というものです。
バスケットボールの最高峰と言われるNBA(ナショナルバスケットボールアソシエーション)でも、試合中、普通にキャリングザボールをします。
しかし、スピードが速いし、2歩以上キャリーしないため、ボールの下から手が入っていてもバイオレーションを吹かれないのです。
またゼロステップというルールが導入され、ハンドボールのステップも認められるようになりました。
HANDBALLの超基本:ステップ練習法
バスケットボールで、ドリブル時にキャリングザボールして良いわけではありませんが、初心者には上達の順序があります。
ドリブルを強くつくことも大切ですが
まず、キャリングを覚えさせ、ボールが手のひらにくっついている時間をできる限り長くして、ドリブル移動できるようにします。
次に、ポケットドリブルを練習し、ダブルドリブルにならないよう修正します。
そして、ボールを引く習慣を身につけたり、クロスオーバーのフローティングドリブルを練習することで、ドリブルが出来ない子も上手になります。
ポケット | バスケ初心者はすぐに身につけたいハンドリング・ドリブルスキル
フローティング(2ステップ)&アタック
実際、私は中学からバスケを始めました。
その時、ミニバス出身の先輩のドリブルを見て学び、
キャリングザボール→ポケットドリブル→ハングドリブル
という順番で練習してドリブルができるようになりました。
当時はポケットという概念がなく、うまい選手はみんな自然にやっている感じでした。
細かいスキル、技術は人伝で教えてもらう口伝でしか上達できませんでした。
せっかくバスケットボールを習っているなら、身体の前でしかボールをつけない「毬つきドリブル」だけにはならなければ良いと思います。
ドリブルは上手くなる方法が決まっています。
近道はなく、沢山練習した人が上手くなるため、ドリブルをみると、真面目に家で練習しているかどうかよくわかります。
今回は、いつもの記事と趣旨が違いますが、小学校低学年で、ドリブルの技術に差がでるのか?という部分についての考察をしてみました。
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