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「その人らしい生き方=幸せな生き方」なのでしょうか?

2019年11月10日 | raptブログ

「その人らしい生き方」

これほど抽象的な言葉はありません。

その人らしい生き方とは、「その程度でしか生きてこれなかった」という価値観のことではないでしょうか?

むしろ、私にはマイナスなイメージしかありません。

「晩年は農作業をして穏やかに余生を過ごしていた。」

一見達観したような生き方をしている人でも、「本当は世界一周したかった」とか「日本一周したかった」と本音を漏らすこともあります。

ましてや、若い女性に欲情したり、若い俳優にときめいたり、世俗的な部分があったりします。

結局、欲望を満たすだけの、財力と体力がないため、消去法で暇つぶしで生きているだけなのが「その人らしい生き方」の実態なのです。

 

本当は、現役引退なく、講演会をしたり、後輩の育成にあたりたいと思うはずです。

もっと、人間は死ぬまで世間から必要とされて生きていたいと思うはずです。

 

しかし現実は家族から疎まれ、社会からも疎まれ、最後はあの世への不安を抱えながら肉体の終わりを迎えるのが

「その人らしい生き方」だと思います。

 

なぜ、多くの日本人はこのようになってしまうのでしょうか?

「正しい生き方」

を知らないからです。

そして、正しい生き方とは「正しい目的、目標を持って日々生きること」を実践することです。

 

実は、日本人の多くは、「正しい生き方」を誰からも教えてもらうことなく大人、成人を迎えることになるシステムで生きています。

なぜなら、各家庭で、学校で、会社で、「正しい生き方=幸せに生きる方法」について、ぶれる事なく教えて貰うことができたでしょうか?

また、本当に「あぁこの人は幸せな生き方しているな」と羨むくらい、幸せに毎日生き生きと生活している実際の人(親や教師)から学んだ事があるでしょうか?

ないと思います。

プロスポーツ選手や、芸能人など、一時的に有名になって富や名誉を手に入れます。

しかし、それらを維持し続けることが実際できていない人ばかりです。

泥沼不倫の上、離婚したり、麻薬や覚せい剤、その他の犯罪に加担して人生の転落していく有名人は枚挙にいとまがありません。

 

なぜならば、プロスポーツ選手や、芸能人や政治家などは、「自分の実力だけで輝いているわけではないから」なのです。

もっと詳しく説明すると、輝く場所を提供してもらい、そこで宣伝してもらったり、スポンサーから派手に特集してもらうことで、スター的存在となって、大金を手にしたり名誉を手にしているだけに過ぎないのです。

 

その人がもつ、才能が金になると判断されて、広告塔として使われているだけなのです。

サッカーやバスケットボールの選手も、靴やウエア、そのほか関連道具を購入してもらうために、メーカーは有名選手のスポンサーにつきます。

結局、スポーツ選手ですら、その努力や才能をメーカーに利用されているのです。

原価1,000円の靴が20,000円に化けるのです。

(イチローが使用し、大流行となったエアマックス95)

(実際にあった、エアマックス狩り。)

実はスポーツ選手や芸能人も、こういったメーカーやスポンサーの後ろ盾がないと、一生食べていくことはできないのです。

まして、浮き沈みの激しい業界ですから、次々とスター選手が生み出され、いつしか「いらない人」になってしまうということも往々にしてあるのです。

このような芸能人やプロスポーツ選手のように華々しい生き方は、メーカー、スポンサーが意図的に作り出している、演出しているだけで、これらのものはいつまでも維持できるわけではありません。

「プロスポーツ選手になれば、巨万の富を得る事ができ、芸能人と結婚できる」

 

 

しかし、これが人生において本当に幸せなことなのでしょうか?

マスコミがこういった情報をバンバン垂れ流し、話題にして礼賛するから「これが理想なんだ」と信じてしまうだけではないでしょうか?

 

しかも、このようなスターを目指しても選ばれるのはほんの一握りの選手だけです。

むしろ、競争で負けたり、あと一歩というところで、ケガや事故などでチャンスを逃してしまった人たちはどうなるでしょうか?

スポーツしかしてこなかった「アタキン(頭も筋肉)」となってみじめな人生を送ることもありうるのです。

 

引退した元プロ野球選手が人生に苦しむ理由 | from VICTORY 

プロ野球選手の引退後の生活は?悲惨な収入での生活だった

これは何も、スポーツ選手に限ったことではありません。

サラリーマンであっても起こり得ることです。

 

明日、大地震が来たり、台風が来て、家が流されたり、家族が災害に巻き込まれるかもしれません。

外出中、交通事故に巻き込まれ、あなた以外死んでしまうかもしれません。

また、あなたが交通事故の被害者となり、脊損などで体に障害を負ってしまうかもしれません。

 

そんな時でも希望を持って、夢を持って生きることができますか?

そうなったとき、「あぁ私の人生、こんなもんなのかなぁ」

と絶望して終わりですか?

「こんな風になるとわかっていたら、もっとやりたい事をやっておくべきだった」

「もっと素直に生きるべきだった」

(海外の看護師が調査した死ぬ前に語られる後悔)

 

私なりに解釈すると

1、自分自身に忠実に生きれば良かった

→給料、生活のために、自分の感情に嘘をついて、生きてきた

2、あんなに一生懸命働かなくてもよかった

→やりたくもない仕事を生活のためだけに長時間働き続けてきた

3、もっと自分の気持ちを表す勇気を持てばよかった

→相手の肩書や立場に圧倒され、不利になるのを恐れ本音を隠して生きてきた

4、友人関係を続けていればよかった

→損得で生きてきた

5、自分をもっと幸せにしてあげればよかった

→幸せな生き方とは?について答えがみつからなかった

 

という感じになります。

つまり、このような生き方は「奴隷」と全く同じ生き方だと思います。

「どうやって生きていけばいいのかわからない」からとりあえず、食べさせてくれる仕事につき、労働力と人生の時間を無条件に提供して月給をもらう「奴隷生活を選択しているだけ」ではないでしょうか?

このような主体性のない生き方、目的、目標が「とりあえず食べていければいい」では犬や猫と同じではないでしょうか?

 

そして、突然訪れる死に直面して泣き言をいうのが、「その人らしい生き方」だとすれば、「人生は後悔以外何ものもない」ものになってしまいます。

どうしたら有意義な人生を送る事ができるのか?

考えてみるのもいいと思います。

もし答えがみつからないなら、こちらのサイトを読んでみてください。

RAPT有料記事246(2018年1月29日)正しいゴールを設定した上で努力してこそ、後悔のない人生を生きられる。

RAPT有料記事391(2019年7月22日)人間の一生はあっという間に過ぎ去るから、常に価値ある人生を生きて、たった一度の人生を無駄にしないようにしなさい。

 

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